気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

肩当て微調整、インヴォルヴするという動詞

 今日は朝8時からのレッスン、前日に先生からキャンセル入りました。明日(=今日)レッスンの振り替え相談しましょう、と言われ、私も今週はちょっといろいろ病院の予約とか複数入っているので、どうなるかなあと思ってたんですが、今朝9時前に先生から、今日の11時半どうですか、と。急すぎるかな?と言われましたが、もともと私のほうは今日レッスンのつもりしてたし、大丈夫です!!

 てことで、今日はまた先生宅でレッスンでした。朝8時だと、まだ起きてからの肩凝りとかほぐれてないけど、11時半ならもうだいぶ楽になってます。先週以来、肩凝りが問題ってことにも気付いて、ストレッチとかマッサージでほぐすよう頑張ってもいるんですけどね。

 先週教わった、顎で楽器をがっちりホールドせず、顎や肩の力を抜く、というのを練習してみてはいたんですが、気を付けているあいだはできていても、他のことに気を取られるとすぐまた力入っちゃう……。

 そんな私の内心の悩みを察知したYoutubeさんが(嘘)、お勧めに出してくれたバヨ解説動画をふと見ていたら、肩当ての話だったんですが、足をどちら寄りにするか、と。え、そんなん考えたことなかったわ!😲 スズちゃんからリンさんに替えたとき、楽器の幅がぜんぜん違っていて、リンさんでは穴二つ分小さくしたんですが、そのときどっちの足替えたっけ?

 

 これ、私が使ってる肩当てですが、両端の足、これを楽器にはめ込むわけです。その幅は、両方の根もとのネジで何段階かずらすことができます。写真は、すでに動画で言われていたように変更したあとです。

 ちょっと見えにくいので、ネジ部分の拡大写真。

 で、楽器につけた肩当ては、こう👇なってます。

 上の写真と、肩当ては左右逆になってます。そして、この向かって右側の端が肩に載るわけですが、つまり、そちらの端の足をできるだけ内側に設定したほうが、肩当てがしっかり肩に載るわけです。

 リンさんに合うように調整したときは、そんなこと考えてもいなくて、見てみたらやはり反対側の穴を詰めてました。そこで、肩に載るほうの足をいちばん奥になるように付け直し、反対側はリンさんの幅に合わせた穴に。わずか2センチくらいの違いなんですが、これで楽器を構えてみると……違う! 持ちやすいです。いやあ、すごい。

 まあだからってビブラートが劇的に上手になるとかってわけではないですけどねw 

 

 そしてレッスンでは、コレッリソナタ、プレリュードはだいたい弾けてるけど、ポジチェンのところで硬くなってる、アレマンダは速いうえに移弦が鬼かッ!ってくらいあるのと、特に前半はほぼ全部スタッカートなので、音と音のあいだに力が入ってる、と注意されました。む~ん、そんなの意識できないから、直すのも難しい……。たぶん、スタッカートのために弓を止めようとして力入っちゃってるんだと思いますが。

 他にももちろんいろいろ言われましたが、やはり無駄な力が入ってるところがまだまだあるんだなあ……。

 

 もう一つ面白いと思ったのが、今読んでる本、これ👇なんですが、

 先日亡くなった小澤征爾の追悼読書、2冊目。これの41ページ目で、小澤が「サイトウ・キネン・オーケストラというのは、どんな後ろのほうに座ってる人でも、もうまったくインヴォルヴメントね。日本語で言うと……。なんだっけ?」と言い、大江が答えて「引き込まれている、参加しているというか、個で責任をとりつつ、仲間になっている。一緒にやってる」と。で、そこから何度も小澤が「インヴォルヴメントでやってる」「インヴォルヴして」と言うんですよね。

 で、今日のレッスンで、先生が、コレッリは(ハチャトゥリアンノクターンに比べて)技術的な曲だから、いや、ノクターンももちろん技術的なことをいっぱいマスターしないと弾けない曲なんだけど、コレッリのほうは技術が前面に出ていて、というようなことを説明してくれてて、そのときに、Involucrarって単語を使ったんです。あ、小澤のインヴォルヴだ!😆 って思っちゃって、そっちに気を取られて先生の言ってること半分くらいしか聞いてませんでした……😜 たぶん、その技術的な部分を音楽に内包させて、みたいな意味で使ってた気がする……。けど、やっぱ音楽家はこの単語、使うんだなあ、と変なところで納得。

 

 そんなこんなで、昼過ぎに帰宅して、レッスンメモを書いて、お昼ご飯食べて、そのあとレッスンでやったことを復習する間もなく、オケの練習です。バッハのコンチェルト、好きな曲だけど、てこずってます。似たようなメロディが繰り返し出てくるんだけど、同じじゃないので、これは厄介。とにかく譜読みが遅い私は、いちいち頭と体で覚えていかねばならない。ざっと曲を聴いてA~Gに分割して、AとBはだいたい弾けるように、Cも何とかなるかな、Dは短いしそんなに難しくない、Eは……よちよちとなら弾ける、くらいのところまで何とか行きました。今日はこれで間に合うかなあ?

 と思いながらオケに行きました。6時半からだけど、6時20分くらいに到着したら、先生ひとりだった。入って、楽器や譜面台の用意しながら、先生に、コンサートでは去年練習した曲のどれやるんですか、って訊いたら、たぶんほとんどどれもやらない、との返事。えええ~😓 いや、いいですけどね、どうせもうほとんど忘れてるし。

 で、コンサートは6月13日と7月9日(たぶん、8日がどうとか言ってたけど)で、まだ曲目全部決まってないけど、今やってるバッハと狩人の合唱と、去年やったなかからどれか選んで、あと何か(未定)。でもねえ、もうすぐ2週間の休暇があるし、と先生。え、そうなの? と訊いたら、3月下旬のセマナサンタで2週間だそうです。4回も練習抜けちゃうのよ~!と先生嘆いてました。

 そしてオケのメンバーもだいぶ減っちゃったらしくて、ケイラちゃんはお母さんがこんな遅くまで女の子を外に出してるなんてダメ!ってことで参加できなくなったんだそうです。ファーストの女の子もひとり同じ理由で、って言ってたの、お化粧さんかなあ? そりゃ8時には外真っ暗だけど、みんなお迎えに来てるし、大学構内なら問題ないと思うんだがなあ。セカンドのユリディアさんも、もう来ないって言ってたっけなあ?

 

 というわけで、今日はファーストバヨが久し振りのA子さんと、アナイーちゃんとメリッサちゃんの3人、セカンドは私と眼鏡男子(先生はマックスと呼ぶ)、そしてビオラのケリーさんの6人でした。

 眼鏡男子、何しろセカンドが決定的にふたり? イツェルちゃんも入れたら3人か……、だから、今日も私の隣に座って私の楽譜で演奏。いちばん最後に来たので、おしゃべりする暇ないなーと思ってたら、先生が今日は狩人の合唱やりましょう、総譜どこ行ったかしら~~~~、と部屋中探して回ってなかなか見つからずw そのあいだに隣の男子とちょっとひそひそおしゃべりしました。

 君、楽譜読むの得意だよねえ、と言ったら、うん、とあっさり答える男子w もしかしてピアノ弾けるの?と訊いたら、いや弾けない、と。あれ、そうなの、でもバヨの前にフルートやってたんだよね、と去年聞いた話を思い出して言ったら、え?って顔する男子? え? 違うの? あのとき聞いた話はなんだったんだw 私の記憶違いかと思ったが、ちゃんと過去記事に書いてるぞ。まあいいけど。

 で、プロフェッショナルな楽器ってどういうの?と訊いてみました。でも向こうも大した意味で言ったわけではなかったみたいw 学生用の楽器とかあるよね~、というと、そうそう、って感じで、それくらいの区別だった様子。まあその意味ではリンさんは量産品じゃなくて職人さんが作った楽器だから、と言うと、眼鏡男子、ほお~!と驚いてました。まあこのオケだとたぶん(みんな若いってのもあって)誰もそんな楽器使ってないよね……。これは年寄りの特権w

 

 で、先生は無事総譜を発掘してきて、狩人の合唱やりました。メロディは知ってるし、音としてはめちゃ簡単なんですが、先生、これはホントはもっと速いのよね、もう少し速くやってみましょうか、もう少し速く、もっと速く、とどんどん加速するw しかも合間に、ここはスラーつけて、とかボウイングの変更も入る。ひええええええ。これは家でもっと速く弾く練習しておかないとな……。

 最後の20分くらいでバッハをやりましたが、冒頭のAパートのみで終了。何とかついていくことができました。うん、これなら木曜もまだ貯金あるから、余裕持っていけそう。

 帰宅してから、狩人の合唱をMusescore に打ち込んで、保存しようとしたら、「同じ名前のアーカイブがあります。上書きしますか?」って出た……。え? 私、前にもう打ち込んでたっけ???って、ほんの10日ほど前のことなのに、きれいに忘れてる自分の頭が怖い……😱

 

 明日はレッスンで習ったことも練習しなきゃなー。というわけで、木曜のオケまでまた怒涛の練習が続きます。おやすみなさい。

 

 どうせ目指すなら、このくらいの高みよね!とミミ(大した高さではないw)。ちょっと、カメラレンズの関係か、ミミが書割みたいになってますがw 本物です。