気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

友人の新バヨと、どうなる私のバヨ人生……

 今日はジェットコースターみたいな日でした……。

 朝目が覚めたら、友人D子が新バヨゲットしてた~! ドイツの2023年生まれの新作だそうです。許可もらったので、写真と、選定の経緯をざっと転載させてもらいます。

 

 私のときに9挺も選択肢があって、めっちゃ時間かかったのに凝りて(?)、今回は5挺くらいにしてくださいとお願いしていたらしい。それでも6挺あるけど😆

 

 D子の嬉しそうな顔、でもさすがにここに出すにはアレなんで、お面付きで。懐かしいなあ、このお部屋で私もリンさん選びました。

 選定についても、D子が書いてくれたので、載せます(本名とか具体的なお値段はちょっと修正、他のところで書いてくれた情報も追加してます)。

14時到着ですぐ選定始まる(16時半までかかったそうです)

先生が1台1台弾いていく。私のリクエストは、キンキンしない、室内楽的な響き、弾きやすいもの。

どれも結構似た個性らしい。私も1台ずつ弾いていく。
良く響く!
柔らかい。
スルスル音が出る。
なんか耳に水が入ったような聞こえかた?
木の空洞にこだまするような音?
自分で弾くと、聴いてるよりは個性を感じるが、よい悪いが分からない。

先生が「じゃあ個性が反対のこれとこれ、弾いてみよう!」

弾くが、かろうじてこっちが好きとかいうくらい。

後で先生が言うには「(D子)さんはG線の音がちゃんと出てない。あれなんかは完全に弦にはじかれてたね!」(そうなんか!?やはり自分ではわからん😅)

先生が、鼻にかかった方と抜ける方と、と分けたけど、自分では反対に感じてたり。

で、やはりこれか、これかやねー、となり、先生が本気の演奏。いやもう圧倒的。で、スルスル出やすいまとまりのある楽器より、少し個性感じるこっちがいいね(「玄人の音が出る」そうです)、となった。価格は前者が後者より3万ほど上、大きくは変わらない。

 

弓は三本候補になり、二本はパウルス一本はサルード。パウルスの片方だけ高めで、他はほぼ同額。既に金銭感覚麻痺してるので、やっぱここは高い方ですか?

弾き比べたが分からないので、先生に選定任せる。意外にもサルードに軍配。パウルスいいんだけど、竿の反りがいっぱいいっぱいなので、まだしっかり反りがある方が良いと。

これで決定、しばし放心する。ベルナルドの松脂も購入。

 という感じだった様子。これ、帰路の電車内でLINEに書いてくれたので、これでもかなり長文で頑張ってくれたと思う。ありがとう~!

 ドイツの、ハインリヒ・ギルという人の作品だそうで、検索したらウェブサイトありました。ニュールンベルクの少し北にあるブーベンロイトという小さな町で、1952年からやってる工房さんだそうで、開いたのはハインリヒ・ギルさんだけど、彼ですでに5世代目の職人さんだとか。へえ~~~。

 私もできればドイツの楽器がよかったんですが、出会いというか運命というか、不思議なものですね😊 ちなみにD子の弓はブラジル?だそうで(コメントで訂正もらいました、チェコだそうです)*1、それもへえ~! 弓に使う木材は、たいていフェルナンブーコという種類で、ブラジルのものだそうですが、弓自体をブラジルで作っているというのはあまり聞かない。でも、同じラテンアメリカでご近所さんという感覚だから、こっちから日本まで行って、私の友人の手に入ったというのは、なんか嬉しい🥰

 D子は、選定のあと先生とお茶飲んで一休みしてから、レッスンを受けて帰ってきたそうです。レッスンもものすごく充実してたみたいで、しかもおニューバヨで!! 実り多い一日だったようです😊

 私が次に日本に行くときは、また合奏したいですねえ~。いやもうめっちゃ楽しみ!! とウキウキして、今日のレッスンに行きました。

 

 今日は大学お休みなので、先生の自宅で。時間も9時半から。ドアをノックすると、中で娘ちゃんが私の名前を言ってるのが聞こえる😆 旦那さんもいて、挨拶して、元気~?とかって少し話して……実はお話があるんだよね、と先生と旦那さん。はい? 私たちカンペチェに行くことになって……。

 最初は、休暇中に旅行でって話かと思ったんですが、え……なんか違う? え、引っ越しってことですか???

(いらすとやさん)

 

 旦那さん、アーティストなんですが、カンペチェ(ここから車で3時間のところ)で仕事が決まったんだそうで……。来週引っ越しなんだそうです。そんなぁぁぁぁぁぁぁ……orz

 で……でも、大学に他にもバヨの先生いますよね、替わりたくはないけど、替わるしかないのかな、と思ったけど、グレーテル先生が言うには、大学の他の先生はお勧めしない、ポジチェンできないレベルだから、とのこと。え……それじゃ私のほうがまだマシってことですか……。スズキの一巻今さら習ってもしょうがないでしょ、と先生。

(イラストいただいたそざい屋ベリィさんにリンクしてます)

 

 じゃあ……カンペチェまで習いに行く? ダンナが何と言うかわかんないけど(いや、だいたい想像はつくけどw)、幸い退職して時間は自由が利くし、月一回とか? 先生も、こっちの大学は退職するけど、カンペチェのほうではどうなるかまだわからないそうで、まあここよりは都会だから(と言ってもたかが知れてますが、貧乏州なので)オケもあるし、学校もあるだろうし、何なりとできることはあるでしょうが、当面は無職だそうです。

 オンラインレッスンはやっぱりいろいろと難しいしねえ、と先生。そうですよね。まあ正直、今まででもレッスンが一回抜けちゃうと、練習してても本当にこれでいいんか?と不安になったり、ちょっとモチベーション下がっちゃったりしてたんですよねえ。月一回とかになると……けっこう厳しいかも。でもそれはそれで、ルーティーンになれば、レッスン内容も一ヶ月かけて練習すべきくらいのことを盛り込んでもらって、それでも途中で疑問とかあればオンラインで臨時レッスンとか?

 ダンナは、レッスン終わって迎えに来てくれた車のなかで、先生引っ越しちゃうんだって、と言ったら、速攻で「じゃあ行けばいい、月2回で、一回につき2時間やってもらえば?」と言いましたw まあ、そう言うとは思ってましたけどねw ただねえ、往復6時間で、レッスンは今1時間でもけっこうヘロヘロになるのに、2時間……😨 月一回なら何とかなるかもだけど、二回は私が体力的に無理かも? 

 でも月に一回行って、一回はオンラインとかなら何とかなるかなあ。まあとにかくやってみるしかないですね。

 にしても、マジでこの町にはバヨの先生おらんのか……。ていうか、大学の子たちも、これからどうするんだろ? その、ポジチェンもできない先生に習うのか? マックスもアナイーちゃんも、私の次に火曜の9時からレッスン受けてた新しい女の子も……。うんと初心者ならそれでもいいんだろうけどねえ。

 

 とにかくレッスン前にそんなショッキングな話をされてしまって、ちゃんと弾けるんか私、と思いましたが、まあ楽器取り出して弾き始めたら平常心(に近い)。最初、娘ちゃんが、パパのところに行ってなさいと言われても、いや~! おとなしくしてる!と言ってそばにいたんですが、スケール弾いてる私に、「ほら!」とかおもちゃ見せてくれたりして、笑っちゃうわ😆 いや、おかげでちょっと元気出ましたけど。

 基礎練をかなりみっちりやって、これも一通り教えて、あとやってないのはリコシェくらいかな、と先生。それ、どんなんですか、と訊いたら実演してみせてくれました。弓を跳ねさせるという点ではスピッカートやソティエと似た感じですが、ダウンダウンアップ、の三つでワンセット? ネットで見てると、そうとも限らないみたいですが……。

 それと、近いうちにやりましょうって言ってた重音、これもまだ課題として残ってます。というわけで、今日はざっと三度の重音スケールを習いました。私が日本で買った小野アンナのスケール教本にも載ってたよね、と先生。そうでしたっけ??? 家に帰って確認したら、確かに! 先生、ぱらぱらっと見ただけだったのによく覚えてんな~! でも先生が教えてくれたのはガラミアン グレゴリアンの教本*2にあるそうで、ネットで探しましたが、見つからず。先生があとで写真送ってくれるそうです。→送ってもらいました! これの上の指遣いだそうです。

 隣り合った弦の、3の指と1の指、4の指と2の指、のセットでポジチェンしながらスケールを弾いていく。これ、小指(4の指)で弦をまたがなきゃいけないので、私にはめっちゃ難しいです。でもやるしかないのね……。

 

 あとは、ノクターンコレッリソナタのふたつ。ノクターンとプレリュードは音をきれいに出す練習かなりしました(+ビブラートも)が、アレマンダはその分おろそかになってたのと、レッスンでも最後だったのでもうよれよれで(60分なんですけどね……)、ピアノ伴奏に合わせて弾いたけど、かなりボロボロで、先生にも「これはあんまり練習しなかったのね」と言われてしまいました。はい、すみません……。

 

 レッスンでは話題になりませんでしたが(それどころじゃなかったw)、この前、スズちゃんの呪い、とか書いて以来、ちょっと気を付けてリンさんでガーガー弾きしないよう気を付けて、きれいな音出す努力を続けていたら、マシになった気がします。でも、その分音量がどうなんかな? 弾いてる自分の耳元ではうるさく聞こえなくなった分、遠くまで響いている、と信じたいところですが、それは弾いてる私にはわからないので……。

 ただ、このごろ弾き終わったあと、松脂の落ちてる量が前より多いんです。いつもと同じくらいしか塗ってないと思うので、弾き方が変わったせいか? でもなんか逆ならわかるんだけど……不思議🙄 これも先生に訊いてみようかと思ってましたが、それどころではなく。それにまあグレーテル先生はそういう細かいことは質問してもあんまりピシッと答えてくれるタイプではないのでw、日本の先生に訊いたほうがいいかも?

 大量に落ちた松脂の粉、掃除してて初めて気付きましたが、松脂って細かい粉でもけっこう重量あるみたいで、ふっふっと息を吹きかけたくらいじゃ散らないんですね……。専用のクロスで拭きとっても、きっちり拭かないと、ただ掻き寄せただけになってしまうし。これからいっそう気を付けてお手入れしないと、と思ってます。

 

 グレーテル先生は、来週の予定がまだわからないけど、月曜に最後のレッスンできるかもだから、また連絡する、とのことでした。よろしくお願いします🙇‍♀️

 レッスンが月一回になっても、まあ考えたら今まで忙しすぎて勝手に練習しようにも時間がなかったあれやこれやもあるし、オケも(やめてなくてラッキーだったかも?)あるし、まあ何なりとやりたいことは見つかるかなあ。ただ、正しい方法でやってるかどうかわからないというのは問題ではありますが、それも定期的にレッスン受けられるなら、何とかなるか……たぶん。

 このブログも考えたら、先生が産休だったころ(21年4月)に書き始めたので、もう3年になるのかな。オケも、最近は練習内容書いてもしょうがないし、メンバーとのやり取りも新鮮味なくなってきたし、何か面白いことがあれば書きますが、レッスンも回数減っちゃうとなると、ブログ更新も激減するかもです。ま、長々書いてる暇あったら練習しろや?ってのは、このごろ自分でもちょっと思ってましたw だからちょうどいいのかもしれません。レッスンやオケ以外で書きたいネタもまだいくつかはあります。文章書くより、自分の演奏動画をもっと積極的にアップするとか、まあいろいろ方法はあるし。

 

 いやあ、話聞いたときはマジで泣きそうでしたが、こうして書いていたらだいぶ落ち着いてきました。ブログ万歳!? でもやっぱショックだわ……。

 今朝起きたとき、たいてい夜のうちにケージから抜け出してるキキ、靴箱の中かキャットタワーのてっぺんにいるんですが、今日はいなくて、あれ? どこ? キキ? と探し回ったら、棚のてっぺんにいました。なぜか(ナナにイジメられたかな)涙目。いじけてるようなこの格好。つい、かわいそかわいくて写真撮りましたが、私もこんな心境かもですw

*1:私もちゃんと調べたらすぐにわかったのに、サイトありました、こちら。最近はどこもちゃんとサイト作って宣伝してるのね~。なんかオシャレな弓がいっぱい!!

*2:レッスンでは実演のみだったので、家に帰ってから楽譜に書き起こし、先生にこれでいいですかと送って、でも音階どこまで到達すれば……?と訊いたら、写真を送ってくれました。が、ガラミアンじゃなくてグレゴリアンだったってw グレゴリアンなら私も持ってます。ロシア語だから読めないけど、音符は読めるw

二週間の休暇に向けての課題いろいろ

 来週はセマナサンタ(聖週間)で、大学は二週間のお休みになります。先生がなんでこんな長期の休みになるの、と嘆いてたけど、まあそうですよね、聖週間は厳密には来週の木曜から日曜まで(日曜が復活祭)で、その次の週は関係ないw 練習が4回も抜けるのは先生には痛いんでしょうが、私はちょっと一息つけるかな。

「オーソレミオ」の楽譜も配るから、休暇中に練習しておいてね!と先生、火曜日に言ってたんですが、木曜日にはその話はまったく出ずw まあいいけど。

 そして、今週金曜(今日)、子供たちのリコーダーの発表会?コンサート?があるので、そっちの練習しなきゃいけないから、オケ練習は8時までじゃなくて7時45分まで、とのこと。実は木曜は晩8時15分からメキシコ代表のサッカー試合があったので(コンカカフネーションズリーグの準決勝、勝ちました!)、ラッキー!😁 しかしオケの先生はいろいろと指揮しなくちゃいけなくて、忙しいなあ。

 

 火曜日は獣医さんに預けた猫を迎えに行った関係で、6時くらいに大学に行っちゃって、それでもちゃっかり部屋に入れてもらったので、木曜は5分前くらいだったんだけど、ちょっと遠慮して部屋の前で待ちました。6時半まで、同じ廊下の奥の方の部屋で授業受けてる子たちが終わってぞろぞろと出てきて、A子ちゃん、アナイーちゃん、マックスとケリーさん。合唱の授業だそうです。

 A子ちゃんは手ぶらだったので、楽器どうしたの、と訊くと、合唱の前にオケの先生の授業を受けたので、そのまま楽器は置かせてもらってるんだそうな。あーなるほどね! A子ちゃんも最近は私と話すの前より打ち解けた感じになってて、ちょっと嬉しい。

 で、木曜はこの5人でした。ソロバヨのメリッサちゃんは、ユカタンの子供選抜オケのほうでなんかあるらしくてそっちに参加してて、来られないみたい。フルート男子も(狩人はほぼ仕上がってるからもういいよって言われたのかな)来てなくて、ファーストバヨふたり、セカンドバヨふたり、ビオラひとりという構成でした。メインメロディのソロがいないと、休符のあとの入るタイミングが難しかったり……。

 それでもバッハのコンチェルト、一通り合わせて、だいたい弾けるようにはなって(ゆっくりだけど)、あとはスピードアップですかね。私は家で、Musescoreの他のパートに合わせて練習してるんですが、今弾けるテンポが53くらいで、60でも何とか、って感じ。でもオケの練習ではそれよりゆっくりだったので、最初、特に16分音符が続くところはつい走ってしまいました。私が走るとマックスも一緒に走るw すみません。先生に注意されて、自分でも気付いてたので、そのあとは気を付けてちゃんとテンポ合わせるようにしましたが。

 

 マックスの楽器(カールくん)を練習前に先生が調弦したんですが、そのときに、A線のここ、ほどけかけてるねえ、と。

  (前にも載せた写真です)

 そうなんです、もうだいぶ前からで、でも切れないからそのままにしてたんですけど……。席に戻ったマックスに、替えの弦(使い古しのだけど)あげたでしょ、あれに交換したらいいよ、で、交換するときに、この弦の当たるところをちょっとヤスリでこすって滑らかにしたほうがいいと思う、と言ったんですが、マックスはぶんぶんと首を振るw いや、そんな怖がらなくてもw

 でもたぶん、調弦も先生にやってもらっているので、弦の交換も自分じゃやらないんだろうなあ、先生にやってもらうんかな。だったら、グレーテル先生に言っておけばいいかな。目の細かい紙ヤスリもうちにあるから、一かけら持ってって渡しておこう。とはいえ、先生とマックスが会うのは休暇明けだろうから、今渡すと忘れたりなくしたりしちゃうかなあ? 

 ちなみに、来週のレッスンはできるみたいで(時間は変更してもらうかも、と先生言ってましたが)、でも先生の自宅になります。その次の週はまだわからないそうで、もしかしたらレッスンも抜けちゃうかも。

 

 前回書いた、リンさんでスズちゃんの音出しちゃってるかも、の件ですが、そこを気を付けて音出しするのと、レッスンで先生に言われた音を出す練習も方向性が同じだったので、ここ数日頑張ってます。弾いてる自分には、そんなに大きな違いには聞こえないんだけど、たぶん、響き方が変わってきてる気がする……。気がするだけで、本当のところはわかりませんがw

 自分の耳元で鳴ってる音と、これもよく先生に注意されるんですが、遠くまで響かせる音、というのはやっぱり違うはずなので、その辺の区別がつくようになるといいんだがなあ。

 とにかく、音の隅から隅まで気を配って、そのときの運任せで出る音を出すのではなくて、目指す音を確実に出せるようにしなければなりません。これが目下最大の課題です。

 

 あと、オケの「狩人の合唱」、メインメロディのフルートが入ると、よく知ってる曲だけに、そっちに耳を引っ張られてしまって、自分の弾くべき音がわからなくなる問題がありました。

 落ちないで弾いてるうちはいいんですが、火曜日は、これ、歌が1番と2番とあるから、ラストの一音を変更して、そのあと冒頭に戻ってもう一度最後までね、と言われたんですよね。その、2番に入るために冒頭に戻るところで、どうしても入れなかった私。マックスが途中で楽譜を指して教えてくれるので、そこからは入れるんですが、3回連続で落ちましたorz

 これはまずい、と思って、フルート男子に、楽譜の写真撮らせてもらえる?と頼んでパチリ。それを見た先生が、どうしたの、と寄ってきたので、いやあ戻るところでどうしてもうまく入れないので(フルートの楽譜をもらってMusescoreに打ち込んで練習すれば何とかなるはず!)、と言うと、ふむふむ、と私の楽譜に書き込み。え、冒頭に戻るって第1小節じゃなくて第3小節だったの!? どーりで、合わないわけだw マックスはちゃんと出来てたので、たぶん私が先生の言ったことを聞き落としたんだと思いますが。

 でもとにかく、もらったフルートの楽譜を打ち込んで伴奏音源にして、練習しました。テンポもほぼ(たぶん)本番と同じくらいの♩=160です。で、音程はめっちゃ簡単なんですよ、この曲。レミファソラの5音しかないんじゃないかな。途中ピチカートとアルコ(弓で普通に弾く)を交互にするところがちょっと慣れないくらいで。

 ところが、このテンポで弾いてると、8分音符4つのところがね、指がちゃんと動かないんです……。その4つ(もしくはそれに続く次の音を含めて5つ)だけを練習すれば、問題なく弾けるんだけど、その前の、たーたた たーたた、とゆっくりのところから、らーりらたら たー、になる「りらたら」が……。なんで!?って自分でも不思議なくらい弾けない。ゆっくりなら弾けるんだけど、速くなるとダメ。

 これもひたすら練習あるのみ、なんでしょうけど、なんかね、どうして指が動かそうとしているとおりに動かないのか? やっぱ歳のせい??? と言いたくなってしまう。でも弾けるようになるしかないので、休みのあいだに根気よく頑張ります(課題その2)。もしどーーーーーーしてもダメだったら、そこは弾いてる真似だけして、飛ばすことにしようw

 

 バッハも、今のテンポなら何とか弾けますが、たぶん1.5倍か2倍近い速さで弾かなきゃいけないと思うので、これもとにかく指が覚えてしまうまで弾いて練習しなければ、です(課題その3)。まあ、あんまり速く練習しすぎたら、またオケで合わせるときに暴走してもいけないので、そこはちゃんとコントロールできる範囲でw

 そしてもちろん、レッスンのほうの曲も、せっかくのオケ2週間休みですから、そのあいだにしっかりやっておきたいし(暗譜してしまいたい、課題その4)。

 

 ところで(書いてもいいと許可もらいました!)、私のリンさん購入に付き合ってくれた友人Dが、やっぱり自分ももうちょっといい楽器ほしいな~、と前から言ってたんですが、とうとう決心して、来週、私がお世話になった先生と工房さんへ行って、選定するそうです! うわ~~、私も行きたい!!😆 けどさすがにメキシコからは遠すぎw いい楽器に出会えますように! 

 それから、メキシコシティに住んでる日本人男性で、ネットで知ってるだけの人なんですが、けっこう長い付き合いで、その人がバイオリンを習い始めたとか!! すごい読書家で、本の話はあれこれしたことあっても、音楽に関しては大して興味ないのかと思ってたんですけど、まあ私があちこちでバヨのこと書き散らしているのはその人もいつも読んでくれてました。日本のバヨ先生とも共通のつながりです。

 その人が言うには、生まれて初めてバイオリンを触って音を出して、難しいけど、耳元でホンモノのバイオリンの音が響くというだけで至福を味わっているとか。うんうんうん、わかる、わかりますよ、その気持ち!🥰 やっぱいいですよねえ、初心って。まさしく、忘るべからず、ですね。

 

 というわけで、私も初心を思い出しつつ、二週間のあいだの課題、頑張ろうと思います。

 前の記事で載せた大学のモモタマナの半分紅葉、実は写真撮ったのはちょっと前だったんですが、気が付いたら今は、もうすっかり緑になってました。春だねえ~???

リンさんの本来の音が出せてない?

 先日、日本のバヨ先生とピアノ先生のやり取りのなかで、こんなお言葉が。

せっかく楽器が良いものに変わっても、前の楽器の音を無意識で再現するように弾いちゃう って、よくあるのです。。。

 う……! ドキッとしました。リンさんでスズちゃんの音出してないか、私? でも、まさかね~という気持ちが正直最初は強くて、まあ気をつけます、くらいの感じでいたんですが。私もそのやり取りに参加して、あれこれ話してたら、バヨ先生が、

まさに今日レッスンした子、直前の3/4の6万セットの音に戻ってしまっていて…200越えの楽器なのに…(泣)

 という恐ろしいお話を😱😱😱 200万の楽器で6万(セットだからバヨ本体はもっと安いはず)の音!? いや、そんなんありえんでしょ、そもそも楽器の作りが違うから、音色だって違うでしょ!?と思う素人の浅はかさよ!? まあその子(今度中学生だそうです)の楽器の場合、駒が傾いてたってのもあったらしいですが、共鳴音にピシッと合わせられないためにモワモワした音になって、とか……。あ、それ私も絶対やってる。このごろレッスンで先生が音程に前よりうるさいのは、ぜったいリンさんだと共鳴音が顕著に出る(私の場合出ない)からだ😭

 

 というか本当に私、リンさんでスズちゃんの音出してない? と心配になり、その日の練習で、じっくり自分の(リンさんの)音を聞いてみました。う~~~む……わからんw

 こないだカールくん出してきて弾いたときは、あまりの違いに愕然としたけど。スズちゃん、今だとどうなんだろ、と思い、久し振りに出してきて調弦し、弾いてみました。いや、そりゃあ音色は違うけど……でもカールくんほどの差は感じない。てことはリンさんがスズちゃん化してる!?

 ついでなので、スズちゃんでスケールも弾いてみたんですが、小指、わりと普通に届くねえ🙄 レディースサイズのリンさんを買った意味は……? まあレディースサイズだからというだけで買ったわけじゃありませんし、曲のなかで特に速いフレーズだと指が伸び切らず届かないことはよくあるので、まったく違わないわけではないと思いますが。

 

 あと、メトロノームの話になって、私が

メトロノームとして使うにはこちらの出す音にかき消されては使い物にならないわけで。ウェブメトロノームもそれが理由で、使えるのは(私の知る限り)一個しかないです。ただ、スズちゃんよりはリンさんのほうがその意味で伴奏やなんかも聞き取りやすい気はしてます。ガーガー言わないからかな🦆

 と書いたのに対し、先生が、

ああ、それは絶対ありますね、スズちゃんランクの楽器は無意識のうちにガーガー弾きになりやすいし、その音に慣れてしまうと 合奏とかのアンサンブルで、傍迷惑を起こし勝ち… ところが初心者のうちは合奏はなかなかする場も無いから そのまま行ってしまうし、多少耳が出来た場合でも 今度は合奏の場で音を出さないように弾く傾向(存在意義を消してしまう結果になる)が起きることも日本ではよくあって… 悩ましいです…。

 オケで音を押さえて出すことを、カスミッシモというらしいw でもわかる、間違えたときにでかい音出してたらヤバいと思うから、できるだけ目立たない音で弾こうとしちゃうよね……。私もそれ、なってるかも。でもリンさんだと、それでもなお目立っちゃってるような気もするけど。

 

 で、朝のレッスンでも、スケールとかアルペジオなどの基礎練やってて、先生に、一つずつの音をちゃんと聞いて、きれいに出して、と(また)言われました。スケールのスピッカートのときでしたね、確かに跳ね方が一定でなく、音によって、特にハイポジの高音になると、かすれちゃったりちゃんと出てなかったり。

 そのとき先生に言われたんですが、打楽器なんかでも、雑音(楽音の対語としての)だけど、それでもきれいな音を出そうとするでしょ、ましてやバヨは……と。はい、すいません、重々わかってるはずなんですけど。

 私、高校のころ打楽器やってました。まあやってたなんて豪語できるレベルじゃないけど、とにかく一通りの打楽器はやりました。打楽器っていちばん原始的な楽器だと思うんですが、音の出る原理が単純だから、いい音を出すのも、そのイメージは単純です。音は当たったときに出るのじゃなく、跳ね返るときに出るんです。だから、例えば太鼓を撥で鳴らす場合、振り下ろした撥が跳ね上がるときに音を打面から引っ張り上げる、すくいあげ空に飛ばすようなイメージですかね。

 でもバヨの場合は、弦を弓の毛で引っかいて音を出すという、かなり高度な(不自然な)音出し方法で、きれいな音を出すために気をつけなきゃいけないことが山ほどあるわけです*1。姿勢、肩、肘、手首、指、腕の動き、圧力のかけ方、弓の角度、左指の動き、腕の位置、脱力etc. etc.……。その一つ一つが無意識にできるようになって、考えなくてもできれば難しいことではないんでしょうけど。

 ひたすら練習あるのみ、ですね。

 

 基礎練だけじゃなく、コレッリのプレリュードも、出だしの一音を徹底的に指導されました。いきなりガーッと出すんじゃなく、そうっと、ふわ~っと出して、滑らかに次の音につないで。先生も自分の楽器を出してきて一緒に弾いたんですが、もう、音がぜんぜん違う。

 家に帰ってからも、何度も何度も練習して、少しはマシになったかとは思いますが、これもガーガー弾きの悪癖の後遺症か? あと思ったのは、オケの練習してると、正確な音程やきれいな音よりも、周りに合わせてとにかく弾く!ということを目指してしまう、それがやっぱりよくないのでは……?😖 

 でも今の人数のオケをやめるってわけには、さすがになあ……。いや、オケの曲だってきれいに丁寧に弾けるよう頑張ればいいんじゃ!? それができるかどうか(時間的にも体力的にも能力的にも……)はわかんないけど……。

 

 などと悩みながら、オケにも行きました。先週木曜は病院の面談があって行けなかったので、今日の練習始まる前に先生に訊いたら、バッハを最後までと狩人やっただけ、とのことで、それならまあ何とかなるかな。そこへマックスや他の子たちも来たので、マックスにも木曜どうだった?と訊いたら、サボった、てw おいおいおい。で、反対隣のイツェルちゃんに訊いたら、三人だった、とw マジかw 

 でも今日は、久し振りのA子ちゃんと、アナイーちゃんとメリッサちゃん、セカンドはマックスと私、イツェルちゃんはバッハも狩人もサードバヨパート作ってもらったみたいで、それとフルート男子の7人でした(珍しくビオラのケリーさんがお休み)。そして今日も狩人と、バッハのラスト部分の練習。

 イツェルちゃんがサードバヨひとりで弾かされてるのを聞く時間もけっこうあったんですが、ボロボロのバヨでも、なんかね、音程がはまっていて、自信喪失してないときには、とってもきれいな優しい音が出るんですよね。ものすごく遠慮がちに弾くから、それでかえって脱力できてるんかも? 自信なさすぎると、今度は音がかすれちゃうんだけど。うん、若いってすごいなー、こんな短期間でも上手になるんだなー、と感心しました。

 オケ終わって帰るとき、私はちょっと急いでたので(でも楽器と譜面台の片付けに手間取るので、部屋を出るのは最後w)、先を歩いてるみんなを追い越していったんですが、イツェルちゃんを追い越しながら、またねー、と言ってから、やっぱこれは言っておこうと思って、きれいな音出すね!と伝えました。イツェルちゃんは、いやいや、と苦笑いであんまり信じてない顔つきだったけど、そんなことないよ、ホントだよ! 

 

 うん、私も負けて(?)いられない、頑張って、きれいないい音出すよう練習しよう!! スズちゃんの呪いから抜け出さなくては!w と思った一日でした。

 

 大学の、モモタマナの木。葉っぱが部分的に紅葉するんですよね、面白い。

*1:いや、もちろん打楽器だって、打面のどこに当てるかとか、手首のスナップ利かせて、とか、リズム自体の難しさとか、いろいろありますが