気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

セカンドポジの謎解明と、何歳まで演奏できるか

 今日はレッスンの日でしたが、先週アホなことに賞味期限切れの豆腐(しかも去年の8月w でも真空パックだったし、見た目も匂いも普通で、味も普通だったんだけどなあ)を食べてお腹壊しまして、その日は練習できず。でもすぐに治ったと思ったんですが、そこから膀胱炎に移行してしまい(飲んでる薬の関係でなりやすい)、これまた対症頓服薬で治ったと思ったら次の日再発、と繰り返し、週末にとうとう抗生剤を飲み始めました。そんなこんなで、寝込むほどの病気ではないとはいえ、落ち着いて練習できるというわけでもない日が何日かあって、ハチャトゥリアンノクターン、苦戦。

 まあそれでもとにかくできるとこまでやるしかない、とやれるだけやって、今朝はダンナ、そろそろ仕事が忙しくなるとかでたぶん私のレッスンのことケロッと忘れてさっさと行っちゃって、まあタクシーで行けばいいし、そろそろ着替えて出かけようかなあ、と思ってたところへ先生からメッセ。娘ちゃんが熱出しちゃったので今日のレッスンはキャンセルで、とのこと。おおお、出かける前でよかった! 練習時間も増えてよかった!?

 先生は、明日か明後日、レッスンできそうなら連絡しますとのことなので、来週までというわけではないですが、いつになるかはわからないし、ちょうど書きたい他のこともあったので、今日はそれを書いておこうと思います。

 

 まず、セカンドポジションについて、前に疑問に思って先生に質問したこと。

ensayomx.hatenablog.com  これですね。ファーストポジから半音ズレるのか全音ズレるのか? 当時の先生の解答としては、「基本としては全音ずらした位置。でも弾いてる流れで半音の位置でも問題はなし」でした。

 全音ずらした位置で指が自然な高さに来るのはG線のみ。そしてハイポジ使うのは(少なくとも今の私のレベルでは)高音弦のほうが多い、つまりE線A線が圧倒的なので、半音ずらす方が自然。

 というわけで、いちおう納得してそのときに弾きやすいポジションに合わせて弾いてたわけですが。

 こないだYouTubeのお薦めに、こんなのが出てきました。


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 このチャンネル、英語ですが比較的聞き取りやすいのと、スペイン語字幕が出るのもけっこうあって、かつ内容も興味深いので、いくつか見たことはありました。でもこれは見てなかった!

 さっそく見てみると、セカンドポジは特に難しい、とのこと。ファーストはネックのてっぺんのカーブに触れることで(私は触れないけど……)、サードはボディに触れることで、正しい位置に手があることがわかるけど、セカンドはちょうど真ん中で、そういう手がかりがない、というのが難しい理由のひとつ。そしてもうひとつは、ハイなセカンドポジとローなセカンドポジがあるってこと*1。そう! そこなのよ! 私が気になってたのは!

 実践して見せてくれるシーンになると、この人のネックの持ち方は親指をかなり縦に寝かせてる感じ? だからファーストポジでネックのカーブに触れるんですね。

 

 でもまあ、移動する距離はそれに関係なく(ある程度)誰でも一定なので、いいことにして。この先生の手とバヨでは、半音ずらしたセカンドのポジションはファーストから1インチだそうです。全音ずらす場合は、1インチと4分の1くらい? ということなので、ミリで言うと、その差は6ミリか7ミリくらいか。しかしこれ、バヨではかなりの差として感じます。

 動画では、この二つのセカンドポジがあることをしっかり念頭に置いて、両方練習すべし、ということで、

      

 これがまずはローポジのセカンドの人差し指の音(各弦)。

 ファーストの人差し指の音と並べて、ポジチェンの練習です。半音の移動です。

    

 それから、こちらがハイポジセカンド。

      

 ファーストの人差し指から全音の移動です。

   

 というわけで、セカンドポジションは二種類ある、ということをしっかり覚えておく必要があります。

 まあ実際には、曲のなかで移動するのは人差し指だけではなく、ファーストポジの中指からセカンドの薬指、とかになってくるので、これまたややこしい話なんですがね……。とにかくひたすら練習するしかない、ということですね。

 

 

 

 さて、YouTubeのお薦めでもうひとつ、こんなのが出てきました!


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 96歳で現役バイオリニスト!!! しかも趣味でぼっちで弾いてるとかじゃなくて、ちゃんとオケで弾いてる(最後列ではあるようですが)って、すごい!!!

 さすがに関節のこわばりとかはあるようですが、それでもそれなりの音を出してるところ、やはり若いころからやってきたかただからでしょうか。にしても、若いころからやってきて無理なく弾けていたからこそ、こんなふうに体の制限で昔ほど弾けなくなったらイヤになる人がほとんどじゃないかと思うんですが、未だに練習もしてオケで演奏してるって、相当に音楽がお好きなんだろうなあ😍 

 前にもどこかに書いたと思いますが、私の祖母は50から始めた三味線を90歳でピタッとやめて、あとは死ぬまで読書三昧の暮らしをしたらしいですが、亡くなったとき高価な楽器がいくつも残ってたようですから、教えるのはやめたけど、自分の楽しみとしては弾いてたんかしらん? それとも単に、愛着あって手放せないから置いてただけかなあ? わかりませんが(マルさんなら知ってるかな?)、ともかく祖母が90まで弾いてたというのは励みになってました。

 しかし96歳でも弾けるんか!(そりゃ人によるだろうけど) というところで、さらに励みがw 私も、そんな歳まで生きるかどうかがまず問題ではありますがw、生きていられるなら、バヨも弾けてたらいいなと思います。それならまだ40年近くあるしw

 

 ハチャトゥリアンノクターンについてもいろいろ書きたいことありますが、今週中にレッスンあるかもしれないので、そのときまで取っておこうと思います。

 それから明日(火)の晩に、先生が言ってた大学でのコンサート(入場無料)があるので、それにも行く予定! 幸い、抗生剤はしっかり効いているようで、体調にも問題はないので、楽しみです。コンサート行くなんて、何年ぶり? 何十年ぶり? いや、ドイツに一時帰国したときに行ったっけな。メキシコで行くのは20年以上ぶりですかねw もしかすると前世紀だったかもしれない……。

 コンサートのプログラムを貼り付けて、今日は終わりとします。

 グレーテルというのが、私の先生です♡

*1:紛らわしいですが、バヨでハイポジはネックの下のほう(高音)、ローポジはネックの上のほう(低音)を意味します。でも弦を押さえる話でないときは、渦巻きのほうを上と言ったりするのでややこしいw