気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

うまく弾けない箇所は暗譜するしかない

 いやあ、レッスンがお休みでもブログ書くことはいくらでもあるでしょ! そもそもこのブログ始めたきっかけもレッスンの長期休み(先生の産休)だったし、と思ってたんですがね。

 先生のスペイン演奏旅行(+旦那さんの展覧会)で一ヶ月お休みになったら、ぜんぜん書いてません……。もう3週間だよ!?

 でも練習してないわけではなくて、ちゃんと毎日やってます。クロイツェル2番と4番と、ジェンキンソン「エルフの踊り」の三つ。それとG線上のアリアもまだ納得のいく(今の自分のレベルで)録画が撮れてないので、休みのあいだに……と思いつつもなかなか手が回らなくて、弾かずにいるうちに忘れてしまいそう😅

 

 三つもいっぺんにやってると、ある程度弾ける曲のほうが楽しくてそっち重点的に練習してしまい、なかなか弾けないのは楽しくないので少ししかやらない→上達しないので楽しくないまま、の悪循環で、どんどん差が開いてしまいます。今の私の場合、クロイツェル2番とエルフはそんなに苦労しなくても弾けるけど、クロイツェル4番と、エルフのラストのピチカートはやる気になれなくてまだぜんぜん弾けない、という状態。困ったもんです。

 

 クロイツェル2番は、短いデタシェで弓の使う位置を変えてテンポ速め(80が今のところ限度)で弾いたり、2音スラー&4音スラーやったり、シュポアもちょっとやったり、バリエーションで楽しんでます。

 エルフは、指はもうほぼ覚えたので(暗譜じゃないけど)メトロノームに合わせて少しずつ速くしていって、最初♪=120だったのが、今は180でもゆっくりと感じて、昨日は200にしてみたんですが、もうちょい速くても行けるかも? でも速く弾けても音がずれてたり汚なかったりでは意味がないので、そこらのバランスが難しい。ちなみに♪=200でもまだまだこの曲としては遅いです。マウラー氏の模範演奏だと、最終的な速さは♩=160ですから、♪だと320😱 でもたぶん私の先生は、そこまで速く弾かなくてもいいって言ってくれそう。それに速く弾けても汚なかったら意味ないですしね。

 クロイツェル4番は、けっこう難しくて、特に三連符のとこのボウイング。最初の一音だけダウンで、あと全部ワンボウでアップ、となると、どうしてもダウンの一音が長くなってしまうんですよね……。自分で作った楽譜の音源に合わせて練習したいんだけど、まだすらすら弾けるところまで行ってないので、テンポ50でもどうしても途中で落ちてしまって……。とにかくちゃんと指がスムーズに動くようにならないことには、ボウイングなんて練習できない。そこがまずは課題。先生帰ってくるまでに間に合うんかなあ?🙄

 エルフの最後のピチカートですが、楽器に傷をつけてしまったのがちょっとトラウマで、またやるかもと思うと思い切った練習ができないので、まずはフロッグの角部分にチリ紙を貼り付けました。ちゃんと練習して、ぶつからないようにすればいいんだけど、まあ当面はってことで。

  こんな感じ

 で、いちおうちょこっと練習はしてるんですが、まず指を押さえるのが大変(特に二つめ、指がそんなふうに開かないのでめちゃ時間かかってしまう)、そして、それをつま弾いても変な音しか出ない。開放弦だとまあまあなんだけど、押さえてると、ビョン、と汚なく短く鳴っておしまい、てのははじき方より押さえ方が悪いんだろうなあ……。

 

 

 できてないところはもうひたすら練習するしかないわけですが、そこそこ弾けるクロイツェル2番とエルフの踊り、どちらもテンポの速い曲で、どうしてもスピードアップ+音の安定ばかりを気にしてしまいます。でもよく考えたら、どこも均等に弾けるわけではなくて、それぞれ一ヶ所(+α)よく間違えるところがあるんですよね。うまく行ったときはちゃんと弾けるんだけど、何割か(それもけっこうな割合、ひどいときだと5割くらい)の率で弾けないところ。エルフはまだメトロノームなので、いったん止まってやり直せるんですが、クロイツェル2番はたいていピアノ伴奏に合わせてるので、間違えても次の小節から入り直して、間違えたところはすっ飛ばしてしまう。

 そういえば基礎練でやってるテトラコルドも、最初のソシ♭ド♯ミの下りが難しくて、特に最後のD線でサードポジからファーストに戻ってG線に移弦するところ、よく間違える……。けど、すぐに次のソシレファが来るので、そこもいつも飛ばしてました。

 でも飛ばしてたらいつまでも弾けないままやん! と大変に遅まきながら気付いたので、しっかり部分練習することにしました。

 テトラはごく小さい部分なので、まあたぶんもう覚えた。

 クロイツェル2番は、最後のセカンドポジに行ってまたすぐサードに行くところですね。ちょっと指遣いが複雑で、わたわたしてる間に過ぎちゃう。

 

 エルフの踊りでは、中盤頭のG線からA線に跳ぶところ、これはちょっと前に集中練習してだいぶマシになりましたが、指が回らないのがそこから少し先に行ったところで、E線のシから2オクターブ下のシまで飛び飛びに下りていって、さらにE線のラまで飛び飛びに戻るところ。ゆっくりめなら弾けるんですが、速くなると次の指どこだっけ?となってしまう。これもしっかり覚えないと、速く弾けません。

 

 もう、こういうところは考えなくても指が勝手に動くくらい覚えてしまわないと、弾けない部分だなあ。そんなん当たり前か? というかそもそもさっさと全部暗譜しろや!と自分でも思いますが、歳のせいか、ちょっと長いと暗譜できないんですよねえ……。いや、やろうとしてないだけか? キュヒラーのコンチェルティーノはそこそこ暗譜できてたし。もう忘れたけどw 今やってるのも、長いったってクロイツェルはどちらも1ページ(ぎっしりだけど)、エルフも元の楽譜は1ページで、私が自分で作ったのは1ページ半です。

 まあ今でも、弾いててちょっと楽譜見失ったりしてもある程度は指が覚えてて弾き続けられるんですが、どこかでわからなくなる、というのはつまりきちんと暗譜してないからなんですけどね。

 

 あと、曲数が増えて、練習のときも譜面台で紙をバサバサ入れ替えたりするのがけっこう面倒で、何かいい方法ないかなあと思案してました。日本だと、楽譜専用?に、上下だけ押さえてくれるクリアファイルがあって、そのまま楽譜に書き込みもできたりするんだそうで、あ、それいいなあ、と思ったんですが、メキシコの用紙はA4じゃないので(レターサイズというのが標準)、日本から送ってもらってもたぶんちゃんと収まらない。

 オフィスデポに行って、何かないかと物色した結果、普通のクリアファイル買ってきました。書き込みするときは引っ張り出さないといけないのが面倒だけど、今やってるのはもうだいたい必要なところ書き込み終えてるし、レッスン始まったらまた増えるかもだけど、そのくらいはやるしかない! それより毎日の練習でバサバサあっち~こっち~がなくなるだけでもけっこうストレス減だし。

 というわけで、こんな感じに。これまでの分もちゃんと入れて、過去曲(特にアリア!)やるときもすぐ楽譜出てくるし(あ、スズキの教本でやったのは入れられませんが)。薄いのを買ったので、レッスンに持っていくときも重くならない(はず)。

 このファイル、買ってから商品シールをよく見たら、Made in Tunisiaって書いてあってびっくりしましたけどねw

 使ってみて、どうしても書き込みのための出し入れが面倒だったら、真ん中だけくり抜いちゃうって手もあるかな? 切りすぎると、不安定になって使いにくくなるかもだけど。紙がかなりぴっちりに入ってるから、意外といけるかもです。

 

 そんな感じで、日々練習はしてます、いちおう。次のレッスンまで、早かったら二週間弱、それまでにできてないとこしっかり仕上げないと! とは言っても試験があるわけでもなくプロになるわけでもないので、のんびり楽しく、できることだけやってますけどね。

 

 猫って、ただ寝てるだけでもかわいいの、なんでかねえ?🤔