気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

変ロ長調と、今回はゆるくなかったオケ

 オケのコンサートが来月(日本はもう6月か? じゃあ今月)13日はキャンセルになって、やるとしてもまだ少し先、となったので、気持ちも時間も余裕ができました。ただし、オケの4曲を、まあまあに弾ける今の状態であと一ヶ月か?二ヶ月か?維持しておかねばならない、というのはちょっときついっちゃあきついかも……? バッハはまだまだ練習必要としても、他のは毎日一回弾く(+週に二回のオケ練習)だけでいいかなあ?

 でもとにかく、そんなに必死になる必要はなくなったので、こないだのレッスンでやることにした変ロ長調(こうやって一個ずつ名前を覚えていけば日本語名も何とかなるかも? スペイン語ではSi♭Mayor、ドイツ語ではB-Dur*1です)、フラット2個のやつ、指とポジチェンを何とか解読したけど、まずはスケールちゃんと弾けるようになってから、アルペジオとテトラコルドやろう、と思いました。

 1音ずつは、まあ何とかなる。2音スラーもどうにか。4音スラーになると、ポジチェンと弓をどこで返すかの両方考えないといけないので、ややこしい。それでも何とかできるようになって、8音スラー。これがね、だいぶ覚えましたが、まだ弓の配分がうまく行きません。特に戻り。最後の最後で弓が大量に余ったり、途中で足りなくなって、あれ? まだ1音あったっけ?ってなったり……。

 それでも、こんなスケールでも少しずつ弾けるようになっていくのは楽しいですね。スケールをいろんな本で見てきて気付きましたが、小野アンナの3オクターブスケールは、グレゴリアンと同じです。やっぱロシア人だから? あと、指遣いの練習もしたいな、なんかなかったかな、とアウアーの教本を引っ張り出してきて見てたら、2巻の最後に「最もシンプルなスケール練習」というのがあって、すべての調の長調短調2種(ハーモニック(和声短音階)とメロディック(旋律短音階))がまとめてありました。あああ、これもっと早くに気付いていればよかった!

 疑問なんですが、バイオリンってフラットよりシャープのほうが合う楽器だと思うんですよね。でもほとんどのスケール教本では、ハ長調から始まって、フラットが一個ずつ増えていき、シャープ大量調に移行して、シャープが一個ずつ減っていく。別に、その順番でやらなくてもいいんだろうとは思いますが、どうなんだろ? やってみたらフラットから行くほうが学習に効率的なんだろうか? アウアーのは、そこが私好みで、ハ長調から始まってシャープが増えていき、フラットに移行して、ファ長調ヘ長調)で終わるんです。

 でもとりあえず私の脳みそメモリには、今はオケの曲と、レッスンの曲と、スケール(アルペジオテトラ含む)は二つ入れたらもういっぱいいっぱい、あふれるかも、って感じなので、欲張らずに行こうと思います。

 

 さて、木曜の晩のオケですが、行くとまだ中庭のフィエスタは続いてましたw 先生の部屋では、女の子とお母さん?くらいの年齢の人がふたりほど、歌のレッスンかな? やってたので、廊下で待ちます。ビオラのケリーさんが、今日は楽器ちゃんと持ってきました。先生のレッスンが終わって部屋に入り、今日はデュオですか~、と先生w まあコンサートキャンセルになったらみんな気が抜けるよね……。でもそれからメリッサちゃんが来て、練習始めて少ししてから久し振りのイツェルちゃんが! これで、ファースト・セカンド・サードバヨとビオラが一人ずつ揃いました。

 まずはオーソレミオから。私はまだ総譜をもらってなかったので、ざっとは練習したけど、いまいち。グリッサンドは家でやるとだいたい上のミに合うようにはなりましたが、オケでやるとうまく行かない……。それにリズムも合わせないといけないので、なお難しい。ひぃぃぃ~、という感じで、何とか必死に合わせていきました。

 それから、バッハやりましょう、と先生。うお~、久し振り! メリッサちゃんはソロを弾くので(さすが、かなりのレベルに仕上げてきてました)、ファーストバヨが誰もいなかったんですが、そこは先生が口でw補ってくれました。箇所によっては私の入るところ、ファーストを聞いて合わせるところがあるので、助かります。だいぶ練習したとはいえ、やっぱり実際にみんなと合わせるのは、いつも一定の音源に合わせるのとはまた違うので、けっこう神経使う。

 特に、ビオラのケリーさんはまだそんなにマスターしてなくて、イツェルちゃんに至っては、楽譜はもらったけどぜんぜんやってない、という感じ(サードバヨの楽譜でした、先生が作ったみたい、ほぼビオラと同じで音程が違うだけかな?)。 先生に、やってきた? と訊かれて、無言で首ぶんぶん。それで、先生ももう何も言わず、弾けるとこだけ弾けばいいよ、という感じで、ほぼケリーさんのみに指示を出し、音程を修正し、で、イツェルちゃんは楽譜眺めて座ってるだけ……。でもまあしょうがないよね、やっぱこれは家で練習してこないと、パッと見て弾けるもんではないし……。

 私は、じゃあみんなで合わせて、と言われると、たまに部分的に落ちますが、次のフレーズで何とか復帰して、という感じ。メリッサちゃんがかなりしっかり弾いてくれて、それを聞いて合わせればいいので助かります。

 そんな感じで、みんなで全体合わせて、最後は先生が、じゃあ冒頭からね、と指示し、そのまま最後まで突っ走りました。ダメダメなところもあったけど、何とか到達。それでもまだゆっくりめです。私は家ではもっと速いテンポでやってるので、つい走りがち……。自由自在なテンポに合わせて弾けるようにならなきゃいけないんだろうなあ……。

 

 そんな感じで90分、休憩時間もけっこうありましたが(ケリーさんが指導受けてるあいだとか)、それでもかなり疲れました。つい2日前、ゆるいとかぬるいとか書いてたけどw まあこのくらいのほうがいいかも?

 終わってから、持っていったUSBメモリに先生のMusescoreファイル(オーソレミオ)をコピーしてもらいました。えらい手間取ったけど、何とか。これで他の楽器や声部も入ってる音源が作れるので、それ聞きながら練習して、入るところ覚えたりできます。しかしこの総譜、フルート、クラリネット、サックス、リュートクラシックギター、ピアノ、打楽器、バヨ1,2,3,ビオラ、チェロ、コントラバス、エレキバス(?)と合唱があるんですが……こんなに揃うの!? まあこれまでに見たコンサートではギターやリュートは確かにいたし、打楽器もピアノも合唱団もいるけど……。バヨやビオラの人数、チェロやコントラバスも、何人くらいになるんだろうか? まあ弦楽器はベースの伴奏だから少なくてもいいんかな……。

 何にしてもオーソレミオ、懐かしいですね。日本の学校で、中学かなあ高校かなあ?で習いましたね。日本語の歌詞で、今でも歌えます。その歌詞をバヨの楽譜に書き込んで、合わせていこうと思います。

 

 オーソレミオの動画ってまだ貼ってませんでしたっけね? イタリア歌曲だからか、パヴァロッティのものが圧倒的に多いようだけど、ここはあえてフランココレッリなど貼ってみる。

www.youtube.com

 今どきはこんな歌い方、あんまり受けないんだろうけど、声の張りと響きと輝きはやっぱ普通にすごいと思います。

*1:日本語音名のイロハもめんどくさいが、ドイツ語音名もな……シがHで、シ♭がBってのはドイツにしては非論理的だと思う……。まあ音楽史的に見て理由があるんだろうけど???