気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

5週間と2日ぶりのレッスン

 2月末のレッスンから、先生が旅行に出ちゃって一ヶ月お留守。やっと昨日、連絡があって、明日レッスンできるけどどう?と。ちょうどうちでは裏庭にカメたちの池を作ってもらう工事を始める予定で、そろそろレッスンの予定も入りそうだし、ぶつかるかなあと心配してたら、ドンピシャ。でも工事終わるの待ってたら来週になりそうだし、先生は学校がお休み(セマナサンタ(聖週間))なので時間は融通が利くので、無理言って申し訳ないけど、朝の8時とかどうでしょう? 水曜は家政婦さん来る日だから、私が一時間半留守しても何とかなるし。

 というわけで、朝早くからレッスン行ってきました~! このところものすごく暑いので*1、朝早くのほうが涼しくていいってのもあるし。

 

 数えてみたら、5週間と2日ぶりでしたね。いやはや。でもこれだけ時間があると、今まで気になってたけどあんまりじっくり練習できなかったことがいくつか、腰据えて練習できました。

 スケール3オクターブで2音スラーから24音スラーのあいだで16音スラーだけ、上りから下りに切り替わるところでボウイングが切り替わらないんですが、それが私なぜか苦手で、いつもそこでぐじゃぐじゃになってました。それで思いついて、メトロノームに合わせて練習してみたら、だいぶマシになった(はず)。

 アルペジオも、最後のソドミが小指たくさん使うので、特に6ポジのところが苦手でした。そこを練習して、6ポジはアルペジオだけじゃなくてスケール練習なんかもして、そこはだいぶマシになったんだけど、もうひとつの問題は下りの6ポジのソ(人差し指)からサードのミ(中指)に戻るところ、と気付きました。指を弦の上に滑らせるようにしてから前よりはマシになったんだけど、それでももたつくのか、スムーズにいかない。手の形が変わるからなのかなあ? という課題が残ってます。

 テトラコルドは、指をしっかり覚えてからはまあまあ弾けるようになったかな。

 以上が基礎練で問題だったところ。

 

 ところがね、今日のレッスン、先生が私のバヨを取って調弦してから*2エチュードと曲、と言われました。まさかの基礎練なし!? まあ3曲もあるから基礎練やってる時間ないけどね……。

 で、クロイツェル2番が基礎練みたいな感じで、いきなり弾くと最初ちょっと音程がよろよろでしたが、すぐに安定して。これは休暇前からそこそこには弾けてて、いろんなバリエーションで練習してたので、シュポアとかはまだうまく行かないことも多いけど、普通にデタシェならそんなに難しくはないです。

 でも注意点として、右手首をもっと柔らかく使うことと、G線のときに右肘をしっかり持ち上げること。後者はね、自分でも思ってました。なぜかと言うと、肘をあげると手首も持ち上がって、目の前に来るので楽譜が見えなくなるんですよw それで、手を下げたまま弾いてるなっての、わかってたんですけどね。

 前に、楽譜はバヨの渦巻きの向こうに来る角度に立って見るべし、というのを教えてもらったことあったんですが、私としては楽譜に向けてまっすぐに立つ(楽器は左斜め前に)角度のほうが距離が少し短くなって、老眼にもちょうどいいんです。先生の言う角度に立つと、楽器が譜面台にぶつからないようにするには少し距離を取らなくちゃいけなくて、そうすると微妙に遠い……。G線弾くときだけちょっと体ひねるとかw もしくは老眼鏡かけて弾くか!?っていう距離でもないんですよねえ🤔 工夫してみるしかないか。

 

 クロイツェル4番は、先週ブログ記事書いた時点で、まだぜんっぜん弾けてませんでした。よたよた、よろよろ、次の音何だっけ? あれ、ここシャープついてるんか、うわ指間違えた、て感じで。前のブログ記事書いてて、これヤバいんじゃ!?と気付いたので、それからちょっと頑張って毎日練習して、ピアノ伴奏もテンポ50だとぜんぜんついていけないので、40のを作って、それに合わせて弾いていたら、そのテンポならどうにか弾けるかな、というところまでは行ってました。

 先生に、難しかったです~、ここ数日でやっとこさのレベルまで、と訴え。先生のピアノに合わせて弾きました。何とかそれっぽいメロディになってるくらいでしたが、先生はもっとひどいのを予想してたのか、弾けてる弾けてる、と(メキシコ人は、できなくてもできるって言う人がほとんどなので、その基準で予想してたのかもw)。

 ポジチェンごまかしてたとことか、スタッカートの指示があるのに無意識に普通に弾いちゃってたとことか、注意も受けましたが、あと自分ではスラーでアップボウのいっぱい音符入ってるところ、最後の二分音符に弓が足りなくて、残り3センチくらいを二分音符に使わなきゃいけないことになり……という苦境がけっこうたびたびあるので、弓の配分をもう少し考えないと、と思ってました。それを先生に言ったら、うんまあそうだけど、そのおかげでアップボウの最後のところでちゃんと右手首がしっかりと、でも自然に持ち上がってるよ~、と褒められました。あ、そうなんですよね、それこれまでにも何度も注意されて、意識したらできるんだけど、他のことに気を取られるとすぐ忘れて。でもこれだとホントに自然に、考えなくてもできるの。ただし、できてるのは余裕がある前半だけで、ポジチェンとか臨時記号とかで難しくなってくる後半ではあんまり出来てないけど、とダメ出しもw

 

 それからエルフの踊り。これは休暇前に超スピードで仕上げて最後のレッスンに持っていったやつだけど、そのあとは速度を上げたくらいであまり進展はしてなかった。で、今日弾いたところでは、アクセントしっかりつけること(これ休暇前にも言われてたけど、簡単なところでしかつけてなかったw)、弓をできるだけ飛ばしてソティエっぽく弾くこと、などなど。

 で、先生のピアノ(すべて2音セットなので、それを1音で)聞きながら弾いてて気が付いたんだけど、ララソ♯ソ♯ララファファミミドドララドド、と脳内で歌いながら弾くより(ホントはこんなにちゃんとドレミで歌ってなくて、タラリラティラララ、みたいな感じだけど)、先生のピアノみたいにラーソーラーファーミード―ラードー、と歌ったほうが楽。で、たぶんこのほうが将来的にスピードもアップできるw 今後の練習でやってみます。

 そして最後のピチカートは……未だにちゃんと出来ずw あ、そういえば先生に「弓、どうしたの?」と訊かれましたw

   これねw 

 もう一ヶ月以上もこうしてたので、私は忘れてましたがw ピチカートのときの事故防止と説明したら、先生笑ってた。でもまあダメとは言われませんでした。

 ダメと言われたのは、ピチカートの指を置く順番。

 

 最初のが小指(ソ♯)薬指(レ)開放弦(ミ)で、これは何とかなるんですが、その次の上のラ(薬指)がね、私の手の構造上すんなりとは届かないんですよ。それで、最初のレ(A線)を押さえてる薬指をそのままE線に移動すればラになるので、それをまず動かしてから、中指(ド)と人差し指(ミと下のラ)を押さえる、というふうにしてたんですが。

 先生曰く、和音を押さえるときは、全部同時に押さえるか、下の音から押さえるか、なんだそうで。上の音から押さえるのはまかりならん、らしい。だって、弾くのは押さえてからだし……🙄 どれから押さえても出る音は同じなんでは? と思うんですけどね? ダメらしい。しょうがないので、先生の言う方法で練習するしかないです。

 

 みっちり一時間3曲のレッスンでした。

 来週は?と訊いたら、まだ先生の学校はお休みだそうで、月曜にする?と言われましたが、工事のあいだは、二階の部屋締め切ってクーラーかけてバヨをガーガー弾いてると、工事のおじさんたちが用事あって叫んでも聞こえなかったりするし、練習できるかどうか(昨日は昼ごろから来ると言われてたので午前中に練習しました。今日はレッスン行ったから、練習サボってもいいことにするw)、木曜金曜はあんまり練習できないかもだし、だいたい今日水曜なのに、次が月曜だとさらに日数少ないし、できれば次も水曜か木曜で、とお願いしておきました。

 

 帰ってきたら、久し振りのお出かけで、しかも工事の人が庭でがんがんやってるからか、猫たちが甘えてきて、特にミミ。私がレッスンのメモを書くために向かった机で寝始めて、楽譜入れたクリアファイル*3をベッドにして爆睡。

 工事の様子を見たり、お昼ご飯作って食べたり、してるあいだもずーーーーっとここで寝てて、ブログ書いてるあいだもここで寝てて、今もまだ寝てますw

 

*1:メキシコはセマナサンタのころがいちばん暑いと言われてて、明け方ごろはそれでも涼しくなるんだけど、日中は35度軽く超えるくらい。工事のおじさんたち大変だよ……

*2:いつもは私が弾いて合ってるか確認するだけなんだけど、今日は久し振りだから狂ってるかもって思われたんかな? 毎日ちゃんと合わせてますよ~!

*3:そういえばレッスンのあとで片付けてるとき、先生がこのファイルをめくって眺めてました。先生に習った曲のしか入れてませんけどね