気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

Impulsoは腕の動き!

 今日もレッスンです。先週のレッスンで3オクターブアルペジオをやって、家で練習してると、今度は左小指が短い問題が再発。え?

 ギターのネックとか見るとわかるように、指板の下のほうになるほどフレットの間隔は短くなるので、ハイポジになれば小指の問題はなくなる……はずだったのに。アルペジオでは6ポジを使うんですが、まずは3ポジから6ポジへの移動の練習をして、そこから、6ポジでのスケールをやってたところ、人差し指、中指、薬指、と順に押さえていって、次、小指を押さえようとすると届かない……。この場合、幅じゃなくて高さが。

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 練習し始めた日の録画です。音はあまりにもひどかったので、消音でw 左手の指の動き、わかるでしょうか? 小指のときだけ、がくっと手の形を変えないと届かないの。

 練習を重ねて、少しはマシになりましたが、それでも動きが不自然というか。こんなものなのか、それとも何か間違ってるのか、今日のレッスンで先生に訊いてみたところ、ポジションが高くなればなるほどわずかな違いで音程が変わるし、バヨによって弦の間隔も違ってたりするから、ひたすら試行錯誤で具合のいい手の位置・手の形を探ってやっていくしかない! とのこと。そっか……。

 スケール3オクターブの4音スラーは割としっかり練習して、間違えずに右手も左手もできるようにはなりました。まだ音がたまに汚なくなったりするけど。じゃあ試しに今日は8音スラーやってみようか、と言われて、ちゃんとそれも楽譜は用意してたので、それを見ながら、それでも弓を切り返すところと左手のポジチェンするところが、今どこ!?ってなってワタワタと混乱する……。今後の課題。

 それから問題のアルペジオ。まあスケールじゃなくて音が跳び跳びなので、指がうまく収まらなくてもとりあえず何となく弾ける。じゃあ3音スラーでやってみようか、と先生。そう来ると思って昨日試しにやってみたけど、ボロボロでしたけどねw 今日も同じく。でもまあこれも、今後の課題。

 

 そして、マッケイ6番のピアノ伴奏、先週忘れてたことに気付いた先生、今日も録音してくるの忘れた~!(いいですいいです、私も大して練習できなかったしw) てことで、今日はアリアから(というかマッケイまでたどり着けず)。

 通してファースト弾いて、全体にはもう弾けてる、音もきれいだしリズムも合ってるし、と先生。そうですか、日本に行ける日(いつよ?)までこの状態を維持できればいいんですけどね~w

 ところで、冒頭のファ♯~~~~~~~~~~~~~~~~ソ(ファ)ミレドレド~(シ)ラ~~~~、のとこ。2音目のシに、だいぶ前に先生に「そこImpulsoかけてね」と言われて、楽譜にもちゃんと書き込んではいました。Impulsoってのはスペイン語ですけど、英語にするとインパルスですね。

 このインパルスっての、レッスンを受け始めたかな~り初期のころから何度も何度も言われてて、最初のころはそれどころじゃなく他にもいっぱい言われてたので、ほぼ聞き流してました。が、オンラインレッスンになって3ヶ月くらい経ったおととしの6月(2年以上前!)に、一度改めて質問したことがあります。Impulsoとは何ぞや? 

 辞書を引くと、Impulso は

  1. 衝動、推進力
  2. はずみ、勢い

 などの訳語があって、先生の説明と照らし合わせると、まあ推進力とか勢いってところかと。当時のオンライン、先生の声が途切れたりすることも多くて、全部完璧に聞こえたわけでもなく、何となくの理解でしたけど。

 さて、アリアですが、第一音のファ♯を途中で弓を返して弾くことにしたので、次のシソはダウンボウで弾きます。そのせいか、前より音が汚なくなったと気になってました。それで、汚ない音が出る原因をいろいろ探って、ボウイングが乱暴なせいかと思い、気を付けて弾く練習を。それでも、いざ通して弾くと、つい前の癖が出てしまうことが多くて、なかなか思うようには弾けてませんでした。

 ところが今日のレッスンで、またそこ、Impulsoと言われてしまい、う~ん、やっぱりか……。で、先生にそこ相談して、そもそもImpulsoとは何ぞや???

 先生がいっしょうけんめい説明してくれることを聞いて、え~と、アクセントとは違うん? と訊いたら、違う違う!と。で、私のバヨを渡して、弾いてください、と要求しましたw

 まずはアクセントのついた音符は、こう。弓を弦にしっかり引っかけて、ガッと弾く感じ。うん、そうか、それはぜんぜん違うのはわかる。

 Impulsoをかけて弾いたら、こんな感じ。ふわぁぁぁあああん。ん~、じゃあImpulsoかかってない場合は?(←さりげなく難題を出す鬼生徒) ぶおーーーーーー。なるほど、音がぜんぜん違うのはわかる。じゃ、Impulsoってのは、音がこう、ふわっと真ん中で大きくなるように弾くこと? と質問したら、それは強弱の問題でしょ、そうじゃなくて、腕の動き、手首の動きの問題なの、と先生おっしゃる。だけど、強く弾くとか速く弾くとかでもなく、「勢い」つまりImpulsoね。特に元弓に行くとき、肘も動きますが、その肘の動きも含めて、こう動く。と、先生何度も模範を見せてくれました。ふむふむ、つまり大きく滑らかに動かして、筋肉にブレーキかけないってことかな。

 特にアップボウで弓の根もとのほうに行くとき、私は、弓のこの(↓)部分が弦に当たるのが怖いです。

(「はじめての弦楽器メンテナンスブック」より)

 へえ~、フェルルっていうんか。もしくは半月?(断面が半月形してるな、確かに) 弓の毛の付け根に当たるところで、金属製です。ここがガツン!と弦に当たると、切ってしまいそうじゃないですか? そのときは切れなくても、弦に傷がついて繰り返すうちに、とか。で、弓がそこまで行かないよう、無意識にブレーキかけてる気がする。それがいかんのか……。

 先生のお手本をじっくり見てから、バヨを返してもらって、やってみました。開放弦で、右手だけ意識してやると、まあまあできる、かな? んで、右手小指もその「勢い」でちゃんと曲げるべきとこで曲がってる気がする。

 しかしそれを、曲弾きながらできるかどうかはわからん。先生も同じに思ったようで、じゃあもう一度アリア弾いてみようか。と、通しでまた弾きました。さっきよりはよくなった、とのこと。そのあとセカンドも弾いて、Impulso頑張ってみました。

 

 できるかどうかは別として、ようやくImpulsoという単語の意味がしっかり理解できた気がします。これができると、音がもっと響いて広がる、楽器の音がよくなる、音同士がつながる、と、これまで私が何度言われてもできてなかったことが改善される模様(まあImpulsoもずーっと言われてできて(わかって)なかったんだから当然か)。頑張ります。

 

 今日は先生のとこに到着したのが11時12分w さすがにちょっと早いなあと思って、先週もきれいに咲いてるなーと思ってたお庭から道に飛び出している斑入りハイビスカスの写真を撮ったりしました。それでも1分もかからないけどw