気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

ソラソラスケールと、スピッカートは弓の問題?

 先週のレッスンで、3オクターブスケールの8音スラーをやったと書きましたが、家に帰ってから自分の楽譜(3オクターブ始めたとき自分で勝手に作った)をよく見ると、真ん中が8音じゃなくなってる!?

 ソからソまで3オクターブで、22音です。往復して(最高音のソは繰り返さない方法(ミファソファミ……)もあるけど、私は繰り返す方法(ミファソソファミ……)でやってるので)44音。4音スラーなら11回で、まあ最後がダウンで終わるけど、まだしもきれいに割り切れますが、8では割れない。う~ん、レッスンのとき先生何も言わなかったけど、これはやっぱダメなんじゃない? 弓を8等分しましょうって練習なんだしね。

 で、最初の3オクターブやったレッスンのとき、先生がそのことについてチラッと、だから数合わせるために、出だし部分をソラソラシドレミ……とするんだけど、と言ってたのを思い出したので、それで楽譜直してみました。出だしで2音増やして、終わりもラソラソかな、と2音増やし、48音に。うん、これなら8音スラーも16音スラーも24音スラーもできる!

 でももし違ってたらいかんので、先生に画像で送って、これで合ってますかとお伺いを立てたら、出だしはいいけど、終わりはラシラレソで、との返事? え? それだと1音増えるけど……。と訊いたら、最後のソは、冒頭のソで、永遠のループになる仕組みだそうで。

 つまり、こうなります👇

 

 というわけで、4音スラーまでは今まで通りストレートなスケールで練習して、8音スラーはこのソラソラバージョンで練習して今日のレッスンに臨んだわけですが。

 はい、じゃあスケールからね、ソラソラでね、と言われて、ええ~!? そ、そうなの? スケール練習の正式バージョンはこのソラソラなんだそうで、それをやるからには全部それで、と。ひえ~~~~。スラーなしと2音スラーまではボウイングに影響ないので何とかなりましたが、4音スラーだと弓を返すところがことごとく違ってくるので、今までの練習が水の泡~。ぶくぶくぶく……(沈没)。

 8音スラーはまあこれで練習したので少しマシでしたが、そのあとシュポアヴィオッティもこれで、と言われて、もう頭ごっちゃごちゃ。冒頭のソラソラ繰り返すの忘れるわ、ポジチェン忘れるわ、弓の向きがわからなくなるわ……。どうにか最後までたどり着けるか……と思ったらラストのラシラレソを忘れてそのままドシラソって行っちゃったりw。どうにかこうにかこなしましたが、家に帰って楽譜書き直そうとしたら、あれ? どうだっけ???と再び混乱。どうにか形に収めてみましたが、合ってるんかな……。

 マルテレとスピッカートはスラーがないのでまだしもですが、スピッカート、前は跳ねすぎ、弦から弓が離れすぎと言われていたので、小っちゃく小っちゃく跳ねるよう頑張ってたら、今日は、それほとんど跳ねてないって言われた~w 極小・極短デタシェみたいになってるらしいです。

 で、先生がお手本見せてくれたんだけど、ソティエというボウイングもあって、名前だけは聞いたことありましたが、スピッカートのすごく速く連続でやるみたいな?


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 スピッカートはこのソティエから派生したボウイングだけど、ソティエのほうが難しいから(私にはまーーだまだ手が届かないレベル)、スピッカートをまずはマスターすべし、とのこと。

 で、今日はマッケイの小曲集をやったんですが、この5番の「ピエロの踊り」ってのがスピッカート満載の曲。けっこう前から練習してますが、未だに弾きこなせない。スピッカートもですが、左の指がついていくの大変だし音程もまだ外すとこあるし。で、弾いてみると、先生が、なんかスピッカートの音色が「水っぽい」と言うんです。床が濡れてて足元が安定してない感じ、らしい。あ~、私のボウイングがいまいちでコントロールできてないからだろうなあと思ったんですが、先生がちょっと貸して、と私のバヨを取って弾いてみて、う~ん、弓のせいかも……とおっしゃる。え、そうなの?

 ここ2ヶ月くらい、ザイフェルト弓(ドイツ製)のほうを使ってます。チアパスの職人さんから英国製の弓を買って、それと入れ違いにザイフェルトを送って毛替えをしてもらった(ほとんど使ってなかったとはいえ、16年ぶりくらいw)のが去年の2月。9月まではそれを使ってましたが、そのあと英国弓に替えて、スピッカートもどちらがやりやすいかなと比べてみましたが、英国弓使ってました。今年の8月くらいにザイフェルト使ってみたら、毛がまだ摩耗してないのか、音がよく出る気がしたので、それからザイフェルト使ってるんですが。

 使った期間で言うと、英国製は1年ちょっと、ザイフェルトは9ヶ月ほどと、あまり変わらず。ただ、ザイフェルトは湿度で毛の張り具合が極端に変わるなあとは思ってました。

 とにかく先生が言うには、スピッカートがいまいちなのは弓のせいかも、松脂が足りないかと思ったけど、そうでもなさそうだし、と。う~ん、私の弓の角度が悪いとか、跳ね方が適切じゃないとか、そういうことではなくて? まあ先生が弾いてみてもよくないってんなら、それはないか……。

 というわけで次回は英国弓も持っていって(このごろ涼しいのと、無線タクシーもけっこうめんどいので、超軽量ケースに入れ替えて大通りまで歩いて行ってます。いつものケースなら弓両方入れたままなんだけど、入れ替えるときは弓も一本しか入れないので)、それでうまく行くか見てもらうことになりました。もう一本、カール君買ったときについてきた弓(新品で一度も使ってない)もあるんだけど、まあこれは論外だろうな。次回、どちらの弓に軍配が上がるか、楽しみです。

 

 5番の前に、忘れられてた6番もやったんですが(ピアノ伴奏録音は今日もなしだけど)、ここで意外な指摘が。小指のレがちょっと高すぎ。D線の3ポジのド(小指)もちょっと高い。おおお~! 実はこのところずっと、暇あらば左小指の付け根(というか薬指とのあいだ)のマッサージしてるんですよ。1ミリでも長くならないか、長くならなくても指が開くようになれば、と思って。その成果がもしかして!? そういえば、下降スケールのときの小指の音も、いつも低すぎたのが最近はわりと近い音出せてるような気がしてました!

 そういうことならば、と小指をあんまり必死に伸ばさず弾いてみたら、うん、音程それでよし、とのこと。ふぉぉぉぉ、やってみるもんだねえ。これからもマッサージは続けていきます。やめたらその時点からまた手が硬くなりそうだしね。

 

 今日はレッスンでアリア弾けなかったので、先週教わったインパルスの成果(できてるつもり)を先生にお見せできなかったのが残念ではありますが、それは来週に持ち越しで。弓のこともあるし、来週が早くも楽しみです。