気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

バヨの好みの曲も人さまざま

 今日もレッスンでした。

 

 昨日(おとといかな?)日本の友人とチャットしてました。高校時代の同級生で、40年来の付き合いなんですが、彼女はもう10数年前からフルートを習っています(高校ではブラバンでトランペットでした)。私がスズちゃんを手に入れることになったときも彼女はその場に居合わせたんですが、結局その後私は先生にも音楽仲間にも恵まれず、ずっと放置。なので、今回私がやっと先生に出会えてバヨを再開したことを喜んでくれてて、ことあるごとに、合奏しようよ~と誘ってくれるんですがね……。

 まずその1,腕前に差がありすぎてできる曲が限られてる。その2,バヨとフルートってデュエットありそうでけっこう難しい*1。そしてその3,今になって判明するw我々の好みの差

 高校のころはそうでもなかったんですよ。いや、彼女はモーツァルト好きで私はそうでもないとか、今思えば当時から違いもあったんだけど、でも私がオペラにハマったときは彼女もいっしょにハマってくれたし、私も彼女から教えてもらって好きになった音楽もいろいろあったしなー。でも、今回彼女が「これいい曲やん~」というのは、私には、う~~~ん😑 私がこれ好き~と言えば、彼女がええ~~~🙁 そう言えば昔から、彼女はわりと一般的な好みで、私はマイナーな好みだったなw

 そんな話をしていてだんだん気付いたんですが、私はそもそもバヨにハマったのがメニューイン(晩年の)で、それもバッハとかベートーベンとかヴィヴァルディとか、けっこう古めのクラシックだったので、最近多い気がするバイオリニストが演奏しながら踊ったり飛んだり跳ねたり、舞台演出もものすごく派手なやつ、ああいうのはすごいなーとは思うものの、自分で弾いてみたいとか思わないんですよね(念のため:友人が提案するのはそういうのではないですw 私に弾けないのはわかってるから)。

 


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 その手の動画で初めて見たのは、前に日本語教えてた生徒から聞いたこれ(👆)だったと思います。まあ演奏と映像は別々に収録してるんだろうけど、見ていてバヨがかわいそうで……。そりゃあ撮影には安物のを使ってるんだろうと思いますよ。でも、それでもバヨには違いないわけで、あんなにびしょぬれになったら間違いなくもう使い物にならないし、ばりっばりに乾燥したところでがんがん直射日光とか、炎にあぶられるような環境でとか……。映像が合成であることを祈るばかりです。

 演奏者のほうもね、いやあホントすごい。バヨ演奏するだけでも大変なのに、これだけ踊れるって、そのための鍛錬にも時間取られるだろうし。今はバイオリニストもこんなことまでしないと売れないのかなあ、なんて考えてしまいますね。

 そしてこういう動画を見て、上に書いたような意味ですごいなーとか大丈夫かなーとか思っても、演奏自体は結局記憶に残らないんですよね。バヨ演奏として記憶に残るのは、やっぱり普通に弾いて、そのなかで心にまで届く音を聞かせてくれるもの。

 もちろんリンジーさんを否定するわけではないですよ!? これはこれで本当にすごいと思うし、こういうバイオリニストがいることも世の中に必要だろうと思います。ただ私には、もう少し違うもののほうが興味あるってことです。

 

 前置きが長くなりましたが、そういうことがあって、今日のレッスンで最初に先生に、そんなことがあって~という話をして、友人は合奏したいって言うけど、私ゃレッスン毎週あってそれでやってることだけでいっぱいいっぱいで無理だよ~って話をしてました、と言ったら、先生は、どんな曲やりたいの?と。う~ん、彼女が挙げてくれたバヨ初心者(やや中級)向けのメジャー曲だと、バッハのアリア(G線上のアリアですが、スペイン語で何というのかわからなかったので、アリアとだけ)とか? と言ったら、それで通じたw あーあれね、オケとかで弾いてるとよくやらされて、またこれか~ってなるけど、と笑いながらも、まあやれるんじゃない?とおっしゃる。そうですかね。まあ頑張れば何とか? でも今はマッケイ終わらせたいですけどね。

 帰宅してから楽譜探したら、ありました、G線上のアリア。ファーストバヨとセカンドバヨで、音域も問題なさそうなので(私もフルートも)、まあそのうち頑張ります。


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 で、ようやくレッスンです。ポジションチェンジでスケール。今日は全弓じゃなくて、弓の元と中ほどと先っちょと、三ヵ所でそれぞれ、短く速くスケールを弾くってのをやり、中弓でもう少し速く、もっと速く、もうちょっと速く……とやらされました。いやいやいや、サードポジに行くと指が自動的に動かないので、そんな速度で無理!! 基礎練に課題がまた増えてしまいました……orz

 

 マッケイは、どう?と訊かれ、4番もやってみたけどまだ難しいです、あ、3番もまだいまいちです、と言ったんですけどね。

 3番は、人差し指での移動で、G線なので多少やりにくいってのはありますが、音程はそこそこかなと自分では思ってました。ただ、曲想が掴めないというか、歌うと普通にちゃんと歌えて、かなり好きなメロディなんですが、バヨで弾くと平板になるというか、ただ音鳴らしてるだけって感じで。そりゃーそもそもそんなに感情込めてとか情緒たっぷりにとか、大それたことは期待してませんけど、それでもね。

 4番のメヌエットは、中指の移動が出てきて、しかもそこからサードポジションでの移弦とかけっこう難しくて、まずは間違えずに弾けて、音程もそんなにひどく外してはいないかな、というレベルにどうにか一週間で到達した、つもりでした。こちらは3番の曲よりも曲想がわかりやすくて、最初はなんじゃこりゃ~?って感じでしたが、弾けるようになってきたら、わりといい感じに弾けてたと思うんです。

 が、先生は私の報告をどう受け止めたのか、今日のレッスンでは1番から3番までしかやってもらえませんでした……。いいけどね、それでも課題はいっぱいあるし。

 ポジションを移動するとき、指を指板に強く押し付けたまま滑らせないで、ちょっと力抜いて、というのが今日の課題でした。そして、もう少しだけ速く移動させて、あんまりあからさまなグリッサンドにならないように、とのこと。

 先生がお手本でやってくれるのを見て・聞いてたんですが、左の指も力抜いて移動してるけど、右手の弓も力抜いて音落としてますよね? と言ったら、そうだけど、それは別の課題だから、と言われてしもうた……😂 確かにな、両方いっぺんにやろうとしたら、私ならぐちゃぐちゃになるなw とはいえ、両方がふわっと力抜くんだから、逆をやれって言われるよりはできるかも??? 明日からの練習で、頑張ってみます。

 で、1番から3番を一通りやって、じゃあ三曲通してやってみようか、と先生。ひぇぇ~~、できるんかなw でもまあやってみたら意外と何とかなりました。

 

 そのあと、モーツァルトやりましょうと言われ。こちらはこの一週間、忘れない程度にはやってましたが、一日に1,2回通して弾いて、いまいちだなと思うところがあればちょっとだけ部分練習して、くらいだったので、今日も、弾けるけど可も不可もなくって感じ? 相変わらず出だしとか速くなるところの音がきれいに出てないので、速くてもちゃんと音が出るように、と注意され、弓の使う分量をもっと少なくしていいからとのこと。

 あと、音程ももっとよく聞いて、と言われましたが、チューナー禁止令(出てないけど)で使わなくなってから、どうなんだろ、自分で、あーずれてるずれてるまずいまずい、と思うこともありますが、でもそれが高すぎるのか低すぎるのかよくわかんなかったり、わかってもどの程度なのかわからず直そうとして更なる泥沼に、ということも……。

 そう言えば私、まだファーストポジの手の位置も自信がないので、弾き始める前にまずD線でソの音を出して、G線と共鳴してるのを確認するんですが、モーツァルトに取りかかるときそれやってたら、先生が、ソは♯でしょ、と。違うんです、これは……と説明したら笑われましたが。絶対音感なかったら、そんなん意味ないやん……😅

 

 あと、妙なことに今日はずっと、バヨが肩の上で安定しなくて、何度か肩当てをチェックしたりしたんですが、別にいつもどおりだよな??? 安定しないので、左手でバヨを持ってる感が強く、一度なんか弾いてる最中にバヨががたっとずれたし……。何だったんでしょ?

 

 しかしなー、レッスンが午後だと、その日の練習はなしってことになるので、みっちり一時間とはいえ、以前より練習量が7分の1減っちゃってるんだよなあ……。まあそのうちまたレッスンの日が変わるかもしれないし、そしたら午前になるかもだし。

 やっぱり午前にレッスンだと、同じ日の午後に練習できるので、そのほうがいいんかなあ。とはいえ、先生の都合もあるからそう我がままは言えません。時間きちきちで先生も疲れて……てな状態でのレッスンよりは、この時間ならと先生が言ってくれる時間帯のほうがいいよね。

 というわけで、そのうち挑戦します、G線上のアリア。バッハは大好き♡ 遠大な目標を一つ、と言われたら、バッハのバヨ曲全部制覇、とか言うかもw 生きてるうちに達成できるとは思えないけど、ま、気持ちだけねw

*1:音域がほぼかぶってて、どっちもメロディ楽器だしね。で、音域「ほぼ」一緒なんだけど、バヨのほうが3,4度低音が出るので、バヨの楽譜をフルートで吹こうとすると無理なことも多いのです