先週のレッスンの最後に先生が、この本のPDFを見つけて教えてくれました。
表紙はなかったので、こんなかわいい絵がついてるとはびっくりw 作者のネイル・マッケイはスコットランド人らしく、そして子供用なのか、12ページを使ってまずは人差し指の移動を、D線とA線で、それからE線で、そしてG線で、次に中指の移動、というふうに少しずつ少しずつポジションチェンジを取り入れて練習していく方式。
そして、ごく短い練習曲がその都度ついてます。一曲目はHebridean Lullabyというタイトルで、ヘブライの子守歌かと思ったら、ヘブリディーズ諸島だった……! どこよそれ、と思いましたが、スコットランドらしいです。そして2曲目のタイトルは「フェア島」でこれもスコットランドの島らしい。3曲目はDeeside、Deeという川のことをこういうそうで、これもスコットランドの川。
最初のをヘブライだと思ったのも、曲の感じがなんかそれっぽくて、でもスコットランドと言われたら、あーそうなんかな、とも。でも今日のレッスンで、先生が最後に、なんかこの曲、日本っぽいかな?と言ってて、あー、短調だからそういう感じあるかもです、と答えたけど、要するにエキゾチックってことかw
一曲目はこんなんです。これ、今検索して見つけたんだけど、他にも原曲? でもなんか違うのがいろいろ出てきました。
これ、ヘブリディーズの子守歌としてはいちばん人口に膾炙してるっぽい? Gwyneth Walker という人のアレンジだそうです。
もうひとつ違う感じのもありました。
どっちもメロディは別物、ですかねえ。
ま、それはともかくとして。
今日はレッスンに行ったら、先生が赤ちゃん抱っこしてドアを開けてくれて。あれ、旦那さんいないのかなと思ったんですが、そうじゃなくて、なんかコケて泣いちゃって、ようやく落ち着いたところだとか。でももうすっかりご機嫌は直ってて、私が話しかけたらキャッキャと笑ってくれました。
でもレッスンしようとすると、もうどんどん歩き回る年齢なので(一歳と半月)先生もそれを追いかけて落ち着けず、無理に抱きかかえようとすると泣いちゃうので、やっぱり旦那さんに。でもそこまででも私のスケール練習で踊ってくれてましたw
スケールもポジションチェンジでやるんだけど、一度狂いだすと元に戻れなくなっちゃって、いかんいかんともう一度最初から。先生が落ち着いてピアノに座ってからは、ピアノに合わせられましたが(家ではチューナー使ってます)。
それからすぐに、こないだのマッケイやった? と訊かれて子守歌を。これはそこそこ練習したので、まあまあ弾けて、ビブラートかけると手の力が抜けるからポジチェンもしやすくなるよ~、と言われ、家でもすでにビブラートかけてたので、特に問題なし。
先生が即興でピアノ伴奏を弾いてくれました。最初は先生、考え考え弾いてたので途中で失敗したりして、私もえっ?となったりしましたがw、何度かやり直して、最後のほうはすごくきれいな曲に仕上がりました。録音すればよかったかなー。
次の曲もやった? とすでに私をよくご存じの先生w やりました。これは弦をまたいでのサードポジションが出てきて、最初戸惑いました。でも、わかると、ああそういうことか、となって、自力で何とかなるレベル。これもまあまあ弾けて、オッケー。
三曲目はおとといくらいからやってみたんですが、まだ音符読むのに時間かかるし、ボウイングもちょっとややこしくて間違えます。メロディが頭にちゃんと入ってない感じ。指遣いも少し変更してもらって、でもこれも短いので、もう少し練習したら何とかなりそう。
三つともゆっくりで短調の曲なので、ビブラートかけたいんですが、三曲目だったかな、最後のほうちょっとだけかけたら、先生が、そんなにびくびくビブラートしないで、とw いやだって、うっかりビブラートに意識向けすぎるとボウイングがその瞬間ぐちゃぐちゃになりますもんw
で、ビブラート、かけようと思ってかけてる、それとも左手が勝手にかけてる?と訊かれ……。うーん、そりゃやっぱりかけようと思って、ですかね~。でも先生は、手が勝手にかけるときだけでいいのよ、とおっしゃいます。そんなん私だったら一生かけませんわ……。
この三つ目の曲はG線を使うんですが、先生、E線よりもG線の音が好きなんだそうです。うーん、それだったらバヨよりビオラとかチェロやった方がよかったかも……? でもちょっとわかるかな、私もチェロ好きだし、こないだ聞いてたアザラシヴィリのノクターンなんかもバヨもいいけどビオラの響きが似合うなあと思ったりしたし。
私、レッスン受け始めた最初のころ、G線だけ不快なびりつきというか雑音があり、自分のバヨがどこかおかしいんじゃないかと思って、先生にも質問したことあったんですが、最近はすっかりなくなりました。やっぱ私の弾き方が問題だったのか……。まあそれは、最初のレッスンで先生が私のバヨを弾いてくれたときにすでにわかってたけどなw
という話をして、ついでに馬頭琴の話もしました。あれの弦のぶっとさに驚いて、そりゃー弓で押さえつけたらいい音出なくなるわ、って納得したって話。先生も、うんうんと頷いて、弓を押さえつけるのではなくて、腕の重さを人差し指でかける、というのをもう一度説明してくれましたが、それがね~理屈ではわかっても体ができるかどうかは別なんですけどね。
でも私のバヨの響きもずっとマシになってる、というのは言ってもらえました。まあ、2年前と比べたらそりゃね~!
とか何とかで、今日のレッスンは終わり、モーツァルトもコンチェも今日はなし!
最後に、指と音が一致しない問題(サードポジで)、まずは人差し指の音を覚えること、と言われました。そこから、ブロックで覚えていく。G線のサードポジの人差し指はド。で、G線ではそこからドレミファ。D線に移って、人差し指はソ。ブロックはソラシド。というふうに。
これの下半分ですね。いや、上半分もマスターしてるとは言い難いんだが……。とりあえず、これを頭に入れていこうと思います。
レッスン終わってから先生が話してくれたんだけど、ロシア式のバヨレッスンでは、ポジションチェンジっていきなりの詰め込み方式なんだそうです。セカンドもサードも一気に、全部の指で全部の弦で、けっこうな大曲を弾かせちゃう。でもメキシコに来たら、それでは生徒たちがついてこられないので(うんうん、だろうねえw 私も含め)、適当な教本を探して探して、このマッケイのを見つけたんだとか。うん、これ、本当に一歩ずつって感じでわかりやすいし、曲もすごく好みだし、いい本だと思う! 子供がやるには、ちょっと曲が地味なような気もしますけどね……w
来週のレッスンまでには、今度は中指の移動をやっていけるかな?