気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

コンチェルティーノ全曲制覇

 今日もレッスン。先生宅の居間には、ベビーサークルが。うわあ、もしかしてもう歩くようになりました? と訊いたら、歩くのはまだだけど、つかまり立ちとかするし、念のためにね、とのこと。そうだよねえ、低めのテーブルには細かいきれいな置物がいっぱい並んでるし、ピアノの横には縦置きにされたバヨケースが二つ。私のケースは縦には置けないけど、置けるとしてもぜったい無理。猫が飛び乗ろうとして倒す事故が起こることは確実。赤ちゃんだってそのうちやらかすだろうしね~。子供の成長って早いねえ(他人事だからかもだけどw)。

 

 さて、スズちゃん入院を告げて、カール君のA線を見てもらう。不良品だったのかしらねえ、と先生は言ってたけど、それはないんじゃないかな。単品でA線だけ買おうか考えたけど、先生に相談してからと思ってるうちに売り切れちゃって……。でも先生は、まあ別にいいよ、このままで、とおっしゃるので、このままで乗り切ります。少なくとも11月3日(スズちゃん退院予定日)まで耐えてくれよ……。

 

 スケール一通りやって、最初のト長調ゆっくりでもなんか音程が合わなくて、先生は、楽器変わるとそういうところも微妙に違ってくるから、と言ってくれたけど、もう三日もカール君で練習してるのに……。始める前に左手のストレッチしないといかんかも? 指がちゃんと開いてなかった感じ。その次はちゃんと音程取れました。

 さて、先週、新曲やりましょうと言われて、その前にコンチェ*1の第3楽章見てもらっていいですか、とお願いしておいたので、第3からやることに。先生、譜読みができてる程度と思ってたらしく、最初はピアノ伴奏なしで、ゆっくりからね、とおっしゃる。うう~、ゆっくりだとよけい弾けなかったりするんだよな、というこれまでの経験から、もうちょっと速く、これくらいの速さでお願いしますとこちらから指定してしまうw

 でもざっと弾いたら、いちおう通して弾ける程度にはなってるんで、じゃあピアノ伴奏つけて、と。コンチェはYoutubeのマウラー先生の動画がありがたくて、ずっと活用してるんですが、それで第3楽章のテンポ88から144まである中の、今私が弾けるのは120なので、それをかけて弾きました。

 一か所指遣い変更と、最後のほうの小指(E線のシ)の音程がちょっと低い、という注意を受けた以外は、まあいいんじゃない?って感じで、おおお、一発合格? まあね、先生には言わなかったけど、これ、内緒で(?)6月末くらいからぼちぼち練習してましたからねw 4ヶ月もやればそりゃこれくらいは弾けるようになるわな?

 

 じゃあ第1楽章から、と言われて、第2楽章、そしてもっぺん第3楽章と弾いて、もちろんミスもしたけど、全部弾けるようになった~! この楽譜もらったの、今年の1月頭で、そのときは、並ぶ音符の群れにくらくらして、こんなの弾けるんかなーとか思ってましたねw それから一ヶ月で先生が産休に入ったから、その三ヶ月は自分のペースでじっくり練習もしたし、マウラー先生の動画も大いなる助けになって、気が付いたらそこそこ弾けてる。10ヶ月かかってるけどw ささやかな達成感w

 ただし、第3楽章はホントはもっと速く弾くんだけど、と先生が言ってたので、午後練で120の次の128のピアノ伴奏で弾いてみたら……速っ! 112から120はそんなに差を感じなかったのに……。1回目はついていくのがやっと、2回目はちょっとマシに弾けてるかと思ってたら最後のとこでコケてボロボロ、3回目でどうにか弾けたかな、という感じ。128の次は136,そして144です。まあそこまで行かなくても、もう少し速く弾けるよう、引き続き練習します。

 

 レッスンでこの3つを弾いてるあいだに先生がスマホで何やらぽちぽちとやってるなあと思ってたら、次の曲の楽譜を探してくれてたみたいで、じゃあ次はこれやりましょう、とiPad*2に送られてきたのが、モーツァルトのK.487、元は「12のホルン二重奏曲 ハ長調」らしいんだけど、それの4つめ、ポロネーズをバヨ2挺にしたもの。シャープ三つのイ長調

 演奏動画を探したけど、バヨとクラリネットとか、バヨとピアノ、ビオラ2挺、そしてもちろんオリジナルのホルンやなんかの演奏もあるんだけど、バヨ2挺ってのはなかなかない……。あっても、演奏画像じゃなくて静止画像だったり(それでもいいけど)。とりあえずピアノとの二重奏のこちら。ゆっくりめ。


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 この曲で私が学ぶべきことは……手首や肘の関節を使ってのボウイングと、先生が言葉探すのに苦労してたけど、軽やかさ、かなあ。先生はいろんな単語並べてくれて、楽しさとかわかるのもあったけど、jocosoとか聞いたこともないw 言い換えようとして先生も四苦八苦、最後にgracioso(おどけた)ってのが出てきて、これだ!と言ってたw 単語メモして家で調べます、と書き取り、辞書で調べたら確かにgracioso、そしてchistoso(可笑しい)というのもあり。それからPicardíaというのも先生が言ってて、こちらはけっこう幅広い意味があるようだけど、先生が言ってたのに近いのは、子供の悪戯とかそんな感じ?

 だいぶ前だけど『アマデウス』の映画見たことあるんで、モーツァルトのぶっ飛び具合はまああんな感じかなと思ってます、って言ったら先生も頷いてたので、イメージとしてはああいうのか。

 上に貼った動画の演奏だと、先生には物足りないかもねw わりとおとなしめ? 

 


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 この人の演奏が、軽々としてていいなあ。動画、前置きが長すぎるんで、27秒から再生するよう貼ってみましたが、うまく行かなかったらごめんなさい、28秒くらいから演奏始まります。ラストにもちょっと余分なもの入ってます。

 ちなみに、このおじさんはポジション移動してるけど、しなくても弾けるはず。先生は、この曲終わったら次はポジション移動のある曲しましょうって言ってたけど。

 とりあえず楽譜をプリントアウトしてきて、取り掛からなくては。

 

 

 

*1:キュヒラーのコンチェルティーノ11番

*2:ピアノ伴奏の動画を入れて毎回持っていってて、先生宅のスピーカーにつないで流すので、その場にあります