気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

指強化練習3種と、ボウイング注意点3つ

 先週からガラミアンを読んでいたら、「表現が先か、技術が先か?」という、ニワトリが先か卵が先か*1的な問題が再燃しました。それについて書こうかなと思ったんですが、ぐだぐだと長くなるし、まとめるのも難しい。ただ、以前よりは考えがまとまってきた気はします。それも上達の一部なのかな……と思いたいですね。

 いつか書くかもしれませんが、今日はひとまずレッスンで習った大事なことを。

 

 基礎練のスケールで、16音スラーがうまく行きません。これだけは、スケール3オクターブの最高音ソのところで弓を返さないので、そのまま(ソは2拍分弾いて)くだるんですが、そこからぐちゃぐちゃになる。自分でも、そこだけ取り出して練習したり、リズム変えてみたり、いろいろしてるんですが、なかなか。

 で、先生にそこ訴えたら、私は、上の楽譜の青文字のドシのとこでポジションチェンジがあって、ド(1の指)シ(ポジチェン・2の指)ラ(1の指)となるところでつまづいてると思ってたんですが、先生は、赤文字のソファのところ、これ、どちらも4の指(小指)なんですが、その前のソ(当然これも小指)から伸ばしてのソとファのとこでリズムが狂って、指がちゃんと動いてない、と。そうなのか!!

 ついでに言うと、アルペジオで特に最後のソドミ、6ポジで小指を複数回使うので、そこもちゃんと弦が押さえられない(指板まで届いてない)、他の指が変なとこ行っちゃって失敗する、などの問題があり、頑張ってるんだけどなかなかうまく行かないのも、関連ある?

 つまり、指の鍛錬が足りてない、ということに。弾き始めのころよりはだいぶマシになったと思ってたんですけどねえ……。

 そこで、三つの練習をやっておくようにと教わりました。

1.各弦に、1~4の指を順番に打ち付けるように下ろす。そのとき他の指は浮かしておく。

2.同じように各弦で1~4の指を打ち付けるが、そのとき他の指は弦を押さえておく。

3.E線に4本指を置いて*2、一本だけをA線、D線、G線に移動する。

 

 最初のふたつは前にも教わって、弦の上ではなく机とかでもいいとのことで、しばらくやってたんですけどね。特に2番の、薬指がなかなか上がらないですね。

 しかし、今日習った3番は……ひぇぇぇぇぇ。できるんか、そんなん? 指が手前の弦を触っちゃっても、それはいいんだそうです。私の小指なんか、完全に寝かせないとG線なんて届かないしね。肘の位置は動かさずそのままで、指だけ動かす。やってみたけど、まず左手全体がガチガチに力入っちゃってぜんぜん。もっと緩めて緩めて!と言われて、そうするとまあ物理的には届くかな?という感じ。

 とにかくこれを頑張ってやらねばなりません。それで思い出したのが、だいぶ前に買ったハンドトレーナー。やっぱこれ、使ったほうがいいんかな? 先生に、こうこうこういうのがあって、と説明してみたんですが、先生はそういうのがあることも知らない、と。まあ普通はギタリストが使うものらしいですしね。あとで先生に写真送りました。

 

 私が持ってるのはいちばん圧が軽いやつで、ばねのところで強さを調整もできるんですが、それもいちばん軽くして、それでも小指とか難しい。しかも、特に小指はこれを押さえようとすると、手首からの力で押しちゃってる気もするなあ。レッスンで、私は小指の第一関節から先しか動かしてないけど、指の付け根から動かすように、と言われましたが、それより下は脱力してないといかんのじゃないかなあ? 今度のレッスンで持ってって、見てもらうことにします。

 

 さて、基礎練のあとはマッケイの1番から6番と、アリアのファーストを怒涛の勢いで。ここでは右手の問題。すべて、音色をマシにするために必要なこと、と言われましたが、これもまとめると3点。

1.弓の返しのとき手首を回すの忘れないこと。元弓での返しだけじゃなく、弓の真ん中や先のほうで返すときも同じ。

2.弓の弦に当たる位置がずれてふらふらしないこと。駒寄りになったり、指板のほうに滑ったり。これは弓が弦に対して微妙に直角になってないからでもありますね。

3.移弦のとき、肘の角度しっかり定めること。右手と左手の移弦のタイミングを合わせること。

 

 1は、前よりはできてると思うんですが、曲を弾いてると忘れること多し。特に、ちまちまと弓を返すところになると忘れがち。アリアなんかの音が長いところではそのことを考える時間的余裕があるのでできてるんですけどね。これには、小指丸めるのも含まれます。

 2は、家で練習して、鏡で確認したりもしてるんですが、曲を弾いてると、やっぱりふらふらしてるらしい。そして、直角もできてないことがあるの、わかってるんですが、これがけっこう難しい。今日は午後の練習、ひたすら開放弦でボウイングのみ30分やりました。手の角度を体で覚え込んでしまわないと。でも曲を弾くと、きっとまたゆがむんだろうなあ。そこも少しずつ直していくしかないですね。

 3は、前はもっとできてなくて、でも最近は曲の部分によってはコツが掴めたようでうまく行くところもあったんですが、G線からD線にはうまく行けるけど、逆がうまく行ってないことが、レッスン中に判明。肘を上げるほうがしんどいからなあ……。あと、D線からA線に下りるときも、下がりすぎてE線触っちゃうことあり、と注意されました。はぁ~😞

 

 突然ですが、『もぐらのバイオリン』という絵本があります。

 今は古本しかなくて、お値段もちょっとためらうような高騰ぶりですが、私がこれを買ったときはちょうど重版がかかったときだったのか、普通に定価で買えました。最初、母に送って、それからだいぶして日本に行ったときにもらってきたんですが、それ以来、折に触れて何度も読んでいます。

 地面の下でコツコツと穴を掘って暮らしていたもぐらが、満たされない気分でいたある日、テレビでバイオリンを弾く人を見てその音色に感激し、自分も弾きはじめます。最初はひどい音しか出なくて、穴のうえに生えてるどんぐりの木がぐったりするほどw それでもコツコツと練習を続けていくうちにだんだん上手になり……という話なんですが。

 地道に練習を重ねれば、というところに勇気をもらうこともあれば、誰にも聞いてもらえなくても(ともぐらは思ってる)誰かを慰めたり、怒りや憎しみを鎮めたりすることのできる音楽が奏でられたらなあと夢見るもぐらに共感したり。

 冒頭に書いたガラミアンの本からあれこれ考えたこととも絡んで、先日は、人に聞いてもらうことを想定しない演奏(だけど上達はしたい)、という点ですごく心に響くものがありました。私も見習おう!と思った次第です。

 

 届いたバヨに歓喜するもぐらさん。かわいい。

 

 

 けんめいに練習してるもぐらさん。読書メーターのアイコン、先日からこれにしました。

 

 

*1:生物学的・進化論的にはこれはまったく問題ではなくて、卵が先に決まってるんですけどね

*2:実際に練習してたら疑問が出てきて、翌週のレッスンで先生に質問しました。E線だけじゃなくて、他の弦にも3本指を置いてやるのがいいとのこと。でもとりあえずはE線だけでもオッケー

今さら知った、ボウイングあれこれと、歌う娘ちゃん

 今日はメキシコは死者の日(二日目)で学校はお休み、うちのダンナも休み(というか二週間の休暇中)で、でもバヨレッスンは大丈夫とのことで、先生の自宅にてダンナの送り迎えで楽ちんでした~。

 ドアツードアで運転手がいるので、今日は荷物重くても大丈夫だし、ガラミアンの本と『ヴァイオリンを弾くための身体の作り方・使い方』の本を持ってって、先生に見せました。日本語のほうは先生はもちろん字は読めないけど、図や写真がたくさんあるので、見ればだいたい何書いてあるか想像つくみたい。ガラミアンも似たような内容だけど、日本語のほうが写真とか多いからわかりやすいって先生言ってました。ガラミアンのほうは(昔の本だからしょうがないけど)写真少なめで(画質もいまいち)、言葉での説明が多いから難しいって。でも、わからないところは訊いてくれたら教えるから、とも。じゃあせっかくだし、少しずつでも読んでみようかな~。

 

 娘ちゃんは居間に座ってて、いつもの満面の笑顔で迎えてくれました。旦那さんは家にいたようだけど、最初二階にいて、先生が娘ちゃんを椅子に座らせてそのまま、レッスンに同席。最初に弾くスケール3オクターブをやってたら、娘ちゃん、一緒に歌ってるの! ちゃんと音程合ってるし! まあ私だけじゃなく他の生徒さんたちもスケールはやってるのかも(初級でなかったらやらないかも?)だけど、やっぱこんな小さいときからみっちり叩き込まれたら、将来が楽しみだね~~~。

 最近はうにゃうにゃとしゃべっている中にも単語っぽいものが混じってて、今日は私の顔見てすぐにミャウミャウがどうとか言うので、あ~ミャウミャウうちにいっぱいいるよ~、そのうち遊びに来てね!と言っておきました。

 レッスン途中で旦那さんが下りてきて、横のテーブルで娘ちゃんと朝ご飯?食べて、ずっといたんだけど、私のことを娘ちゃん、Tia(親戚のおばさん)と言ってたらしいですw まあメキシコの小っちゃい子って、頻繁に顔見る歳上の女性はみんなティアって言うよねw 

 あ、ちなみにメキシコは先月半ばくらいからマスクは任意になってて、先週のレッスンでは私はマスクしてましたけど、先生は終始マスクなしだったな~、今日は気温は低いけど(28度くらい)湿度がすごくて、ちょっと動いただけでも汗かくから、私もマスクなしでいいか! てことで、マスクなしですっきりバヨ弾けました。管楽器と違って弦楽器はマスクしてても弾けるけど、バヨは顎も使うのでマスクがずり上がって目がふさがったり、それに何と言っても暑いしね。これでだいぶ楽になります。

 

 さて、基礎もみっちり、スケールとアルペジオと、シュポアヴィオッティと、マルテレとスタッカートとスピッカートと。先生、先週は、今度はソティエやりましょうって言ってたけど、やっぱり今日は忘れてたw 私ももう基礎練はいいや、ってくらいやったので、あえて言い出しませんでした。来週は言ってみようかな。

 でもまだまだ課題はあるんですよね。今日教わったのは、弓の軸をねじってはいけない、ということ。弓は(ロシア式だと)毛の面をべたっと弦につけるのではなくて、少し傾けて毛の面が自分のほうへ向くように持つんですが、元弓だと問題ないんです。が、先弓になると、手首を反らす形になるので、そうすると弓は軸に沿って向こう向きにねじれます。でも、それしちゃいけないんだそうです。そ、そうだったのか……知らなかった!

 うーん、毛がそこにあるんだから使えばいいんじゃないの? と思うんですけどねw 先生の言うように使うと、毛の面を自分に向けて見た場合の左側半分ばっかり使うことになります。弓の毛がへたってきたら、何なら自分で取り外して上下逆さまに付け直したら、ほぼ真新しい毛の部分が使える?w 

 というアホな発想はさておき、弓をアップダウンするときにねじらないこと! これは今までも注意されたことなかったけど、今まで知らなかったことにもびっくりでした。

 ただ、どうしてねじるかと言うと、上にも書きましたが、先弓に行くと手首と指の角度が変わってきます。そのときに弓と指の相対的な位置をできるだけ変えまいとすると、ねじるのが自然な動きだと思うんですよね。私は特に、指が(小指以外も)短いので、人差し指と親指以外全部浮いちゃったりするんです。それはいかんだろ(先生に注意されたこともあり)、小指は離してもいいと言われたけど、中指薬指はしっかり弓を掴んでなければならない。そのためには……という流れだったんですが。

 ねじっちゃいけないなら、この弓の位置で、指は?と質問したら、中指薬指は弓から離れてはいけないけど、触れる位置や角度が変わるのはいいんだそうです。そうなのか。また練習しなくては。

 流派によっては、この右の小指を絶対に弓から離してはいけない、と教える先生もいるみたいで、そうなるとさらにさらに弓の使える長さが減ってしまうので、私の先生はそうじゃなくてよかった~!

 

 基礎練のあとはマッケイのポジチェン小曲1~6番をやったんですが、ここでも私の変な癖が判明。ポジチェンするとき、たぶん左腕に力が入っちゃうからだと思うんですが、左手を水平に動かすだけじゃなく、下向きにも力が入ってるらしい……。マジか。

 バヨが下がるほどではないらしいですが、とにかく不自然というか無駄な動き? そういう無意識の無駄な筋力が、塵も積もればでいろいろと障害になってるんだろうなあ……。

 スピッカート満載のマッケイ5番も頭痛の種で、前よりはマシになってると思うけど、未だに弾きこなせてません。てことはスピッカートがちゃんとできてない(てことはソティエなんかまだまだ!?)。特にうまく行かない部分はラストのスピッカート16音連続のとこで、ポジチェンしてファーストに戻ったところの音が汚なくなる……ってのを今日先生に訴えたら、ボウイングは常に同じ位置で、同じ大きさで跳ねる、というごくごく当たり前のことを注意され(つまりできてない)、まずは左の指なしで、開放弦でボウイングのみの練習。これが、意外とできないんだなあw E・EEEEAAAAAAAAAEE、と弾かなきゃならんw んで、太字のところでサードからファーストへのポジチェン。あー、そうか、まずは開放弦でボウイング練習して、それから左手の指はなしでポジチェンだけやって、それでもボウイングが乱れないように練習するとかどうだろう? 指を押さえないと、ポジチェンが正しくできてるかわからないけど、とりあえず。φ(..)メモメモ

 

 レッスンでは特に言われてませんが、私が苦手と意識してるのが他にもあって、3オクターブスケールの下りの5ポジからサードポジへ下がるところの指遣いとか。これはおとといくらいから、そこだけ抜き出してのリズムバリエーション練習やってます。

 それから3オクターブのアルペジオも、汚ない汚ない。これは自分でもげんなりするレベルだったので、ちょっと前から、じっくりゆっくりきちんと音を出す練習から始めて、まずは6ポジでの指の形を整えるところから。まだ完全には程遠くて、特に小指を使うところがぐちゃぐちゃになりがちですが、前よりはマシになってきたかも。で、メトロノームを使って、少しずつ速く弾く練習を、これは3日くらい前から。

 我ながら地道な練習ばっかりですが、こういうところを一個ずつつぶしていかないと、いつまでたってもきれいに弾けません。

 それでも先生、今日は、だいぶ音色もきれいになってきたし、音量も出てきたし(それは弦を新しくしたからじゃ?って気もしましたが、言いませんでしたw)、着実に(ゆっくりだけど)進んでますよ、と言ってくれました。うんうん、だといいなあ。娘ちゃんも、だんだん言葉しゃべるようになってきたから、頑張って急いで上達しないと、そのうち何言われるかわからんw 昔、文化会館でバヨを習ってたころ、小学生の女の子(私よりは年数やってる)に、「亀(仮名)は下手くそだねえ」って言われましたからねw あのころは習い始めて数ヶ月だったんだいッ! でも子供は正直だからなw 下手くそだったのは事実だ😤

 

 ダンナの仕事場に設置された死者の日の祭壇。

 コロナで亡くなった同僚のかたがたの写真だそうです……。うちは感染したけど生き延びてよかったよね……。(ラストに重い話題、すみません)

ボウイング問題とガラミアン

手を洗う話

 今日はタクシー(普通の流しの)乗ったら、すでに3人乗ってて、私で4人目。小型車だったから、ぎゅうぎゅう詰めですよ。でもおばさんが一人すぐに下りて、もう少し行ったところでお姉さんが下りて、は~空いた空いたと思ったら、その場でおじさん二人が乗り込んできて、しかも一人はでかい! メキシコはもうマスクは任意になってて、それでも8割くらいの人がつけてますが、こんなぎゅうぎゅう詰めだとマスクなんかまったく意味なさそうw

 二番目に下りたお姉さんが、支払い40ペソのところを500ペソ札出してきて、運転手さん、助手席に乗ってたおじさんと私に小銭持ってるか確認。二人とも持ってると返事したので、手持ちの細かいの全部出してました。ところが、そのあと乗ってきたおじさんのうち一人は割とすぐに下りて、35ペソのところ100ペソ札を出してきた。運ちゃんがお釣りに苦渋していたので、私が先に自分の分を払いました(40ペソを20ペソ札と10ペソと5ペソ2つで)。細かいの持っててよかった~。

 運ちゃんもそれで助かった~と思ったのか、そのあとでなぜか私だけに(お金触ったからだろうけど)アルコールジェルを運転席から、ほいっと絞り出してくれたので、ありがたくいただいたんですが……塗ったあとなんか手がべとつく……😅 これでバヨ触りたくないかも……。

 てなわけで、先生とこ着いて、バヨ出す前に、すいません、大変申し訳ないんですけど手を洗わせてもらっていいですか? と言うはめにw アルコールはすぐに飛ぶとしても、やっぱりね、何が付いてるかわからない手でバヨを一時間みっちり触りたくないですからね。でも運ちゃんの心遣いを無碍にもしたくなかったし。メキシコ人、意外と繊細な人多いからw

弦に難儀する話

 さて、実は先週のレッスンの次の日だったか、練習してて、新しい弦のE線の駒を保護するためのチューブ、やっぱ付けてると音がいまいちかも、と思い、外しました。めんどいけど、ペグを緩めて弦を抜いて、チューブ取り払って、一度巻いた弦は癖がついてしまうので、もう一度ペグに巻くのが大変なんですが、何とか。で、調弦してたら、ばっちん! 切ってしまったぁ~~~~!😱 新品の、三日しか使ってない弦をw

 泣いても元に戻りませんから、しょうがない、こないだまで使ってたTiのE線をまた付けました。古い弦にしたら音が悪いかって言ったらそうでもないし、もうこのままでもいいかなとか思わないでもなかったですが、なぜかE線は開放弦で弾くときTiだと音がかすれることがあって、私の技術の問題だとは思うんですが、新しいドミナントだとその現象がなくなったなあと思ってた矢先でした。

 だからやっぱり新しいの買おう、E線はよく切れるから単独でも売ってるし、とメキシコアマゾンで探したんですが……ないねえ、ドミナントのE線。どうせ単独で買うんなら、別のでもいいんか。今使ってるスズちゃん買ったときも、G、D、A線はドミナントでE線だけゴールドブロカットがついてました。日本ではよく使われる組み合わせみたいです。そのゴールドブロカットのE線が単独販売されてたので、それ注文しました。明日くらいに届くはず。どんな音か、楽しみです。

 

 それでE線だけは古いので練習していて、昨日のこと。G線とD線のみを使うマッケイの小曲3番を練習してて、弓の配分がうまくいかねえ~、とそこばっかり弾いてたところ、またばっちん! G線が……😱 また切れた!? と思いましたが、よく見たらペグが緩んだだけでした。切れてなくてよかったけど、なんなん、もう~。

 ペグをぎりぎりとしっかり押し込みつつ調弦して、いいかな? と思ったところで、またばっちん。弾いてなかったです、指ではじきながら調弦してただけです。うぇぇ~、どうなってるんだこれ~。でもまあそのあと、がっちり押し込み、どうにか。でももう怖くて3番は弾きませんでしたけど(今日のレッスンで弾いたけど大丈夫でした)。

 怖いなあ、また隣町の工房まで修理に出さなきゃならんような不具合じゃありませんように……。隣町で何とかなるレベルならまだしも、そこでも手に負えないようなことにだけは、ぜったいなりませんように!

 いつかスズちゃんよりいい楽器を手に入れたとしても、怖いのはそこだよなあ、ちゃんとお手入れできる工房さんが行ける範囲にないってこと。でもこればっかりはどうにもならないか……。

 

ボウイング三昧のレッスン

 さて、レッスンです。昨日G線トラブルがあったので、今日もちょっと調弦、レッスンの最中にも、D線が低いねえ、と先生に調弦してもらいました。チューナーあれば私も自分で何とかできるんですが、ないと、子供みたいにw先生にやってもらってます*1。私が弾いて、先生がペグをぐりぐり、って方法ですけどね。

 今日は(も)スケール3オクターブと、マッケイの小曲6曲と、最後にもう時間ないけどアリアのファーストだけ一回弾こうか、と(このごろ先生5分とか10分超過してもやってくれるなあ)、結局全部ぶっ通しました。それぞれでいろいろ注意されたけど、今日はボウイングに集中砲火。音質改善にはボウイングですね、はい。

  • 移弦を手首や指でやろうとしない、肘でやる(特にシュポアの速い移弦)
  • 弓の返し、特に元弓で肘を小さく回すけど、水平面で! 上げ下げしない
  • 元弓で手首をしっかり持ち上げる(忘れがち)
  • 弓と弦は直角に、私は極端にしすぎてるらしくて、元弓で弓先が外向きすぎ、先弓で手が向こう行き過ぎ、ただしG線の先弓では手をもっと前に出すべきところもあり、とにかく一定してないので、鏡見てしっかり練習

 弓の角度、頭ではわかってるし、自分ではちゃんとやってるつもりでも、実際にはなかなかできてないらしい……。特に、肘の高さだとか手首の角度だとかに注意を向けて、いつもと違うことやってるとよけいにね、弓の角度がぐちゃぐちゃになるんだろうなあ。鏡もいちおうちゃんと置いてるので、気になったときはチラチラと確認もするんですが、ずっと見てるわけじゃないし。とにかく、ちゃんとした動きができるようひたすら練習せねば!

 

ガラミアンの本の話

 レッスンの途中で、先週教わった右腕の動きについての話になったとき、前にも話した日本語の本ですけど、こんな図があって~とブログに載せた写真をスマホで先生に見せました。そしたら「これ書いた人、どの流派?」と先生が。基礎のみなので、流派は(ちょっと言及されてるところもあるけど)なくて、これこれの経歴の人で、だいたいどの流派でも共通する部分だけ書いてるみたいです。

 先生にしてみたら確かに、どっか別の流派の本で勝手に勉強されて、いろんなのごっちゃにされたらたまりませんわな。まあ……お休みが長くなると私はすぐに退屈して、Youtubeとかでテキトーな動画見て練習しちゃったりもしてますが……😜ソレハナイショ

 で、先生が「ガラミアンって人の本で、これこれっていうタイトルのがあって、それにもそんな感じで演奏の練習方法とか書いてあるのがある」と。ただし、それはもう少し突っ込んで専門的な(ガラミアンだからたぶんロシア派の)内容だけど、とのこと。へえ~、と思って、本と聞くとすぐに気になっちゃうたちなので、帰宅してから検索してみました。原題は"Principles of Violin: Playing and Teaching"、日本語は「ヴァイオリン奏法と指導の原理」ですが、英語は読んでもわかる気しないし、日本語は絶版で、古本すら出回ってない様子。先生はタイトルスペイン語で言ってたけど、スペイン語版が出てるのか? とメキシコアマゾンで検索したら、ありました。

           (画像はアマゾンからお借りしました)

 あれえ??? この表紙、見覚えある……。と思って本棚を探すと、持ってましたw 1999年8月にメキシコシティの本屋さんで129ペソで購入のレシートも挟まってました。あのころ、文化会館でバヨ習ってたけど、先生がいまいちで(フルート奏者で、バイオリニストじゃなかったし)、都会に行くたびにバヨとタイトルについてる本を買い漁ってたんですよね。これも、40ページくらいまでは単語引いたり下線引いたりしてあって、読んだらしい。でもまあ、ろくに弾けもしないのにこんなの読んだってわかるわけないですわな。今ならちょっとはわかるかもしれないけど……。

 メキシコアマゾンでは、この本、4000ペソ超えてます😲 当時買っといてよかったかもw 

 しかし書き込んだ単語とか、自分が書いた字なのにちまちましてて、今の老眼じゃほぼ読めない😭 23年も前だもんなあ👀

 とりあえず手元にあることは思い出したので、先生がこの本を参考にしてって言ったらすぐに使えます。先生にも、持ってました~って言っとこうw

 

来週はソティエ!?

 レッスン終わって、来週の水曜は死者の日で祝日なので、自宅のほうでとのこと。祝日でもレッスン大丈夫なんですか? ありがたいなあ~。今年いっぱいのレッスン、あと何回あるんだろ(今日入れて8回)、とか数えてたので、一回でも抜けたら残念だったところ。

 12月は14日が水曜だから、たぶんその日がレッスン納め? と訊いたら、そうね、その辺かな、でもその次の週も予定によってはレッスンできるかも、と先生。その次だと21日で、かなりクリスマスぎりぎりですけど、いいのぉ~?🥰 先生が家にいれば、ってことですけどね(クリスマスはよその町に出かけるかもだから、その予定次第らしい)。

 で、来週はソティエやりましょう、って先生言ってました。おお~、マジか! こないだやって見せてくれたときは、まだ早いけどとか言ってませんでしたっけ? あれから2週間?w ま、先生の言うことだから期待半分でw その前にまず、今日注意されたことをある程度克服していかないとね。

 

 ブログ書いてばっかいないで、バヨ練習しんさい!と邪魔するニャンタ。

*1:何の映画だったかなあ、お父さんがバイオリニストで、息子も長年お父さんから教わってて、あるとき息子のバヨをお父さんがぱっと取って調弦して返した、小さいころにそうしてたからついそうしたまでだったんだけど、もういい歳&それなりの腕前だった息子は子供扱いされたことにすごく傷つく、ってシーンがありました