気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

ボウイング問題とガラミアン

手を洗う話

 今日はタクシー(普通の流しの)乗ったら、すでに3人乗ってて、私で4人目。小型車だったから、ぎゅうぎゅう詰めですよ。でもおばさんが一人すぐに下りて、もう少し行ったところでお姉さんが下りて、は~空いた空いたと思ったら、その場でおじさん二人が乗り込んできて、しかも一人はでかい! メキシコはもうマスクは任意になってて、それでも8割くらいの人がつけてますが、こんなぎゅうぎゅう詰めだとマスクなんかまったく意味なさそうw

 二番目に下りたお姉さんが、支払い40ペソのところを500ペソ札出してきて、運転手さん、助手席に乗ってたおじさんと私に小銭持ってるか確認。二人とも持ってると返事したので、手持ちの細かいの全部出してました。ところが、そのあと乗ってきたおじさんのうち一人は割とすぐに下りて、35ペソのところ100ペソ札を出してきた。運ちゃんがお釣りに苦渋していたので、私が先に自分の分を払いました(40ペソを20ペソ札と10ペソと5ペソ2つで)。細かいの持っててよかった~。

 運ちゃんもそれで助かった~と思ったのか、そのあとでなぜか私だけに(お金触ったからだろうけど)アルコールジェルを運転席から、ほいっと絞り出してくれたので、ありがたくいただいたんですが……塗ったあとなんか手がべとつく……😅 これでバヨ触りたくないかも……。

 てなわけで、先生とこ着いて、バヨ出す前に、すいません、大変申し訳ないんですけど手を洗わせてもらっていいですか? と言うはめにw アルコールはすぐに飛ぶとしても、やっぱりね、何が付いてるかわからない手でバヨを一時間みっちり触りたくないですからね。でも運ちゃんの心遣いを無碍にもしたくなかったし。メキシコ人、意外と繊細な人多いからw

弦に難儀する話

 さて、実は先週のレッスンの次の日だったか、練習してて、新しい弦のE線の駒を保護するためのチューブ、やっぱ付けてると音がいまいちかも、と思い、外しました。めんどいけど、ペグを緩めて弦を抜いて、チューブ取り払って、一度巻いた弦は癖がついてしまうので、もう一度ペグに巻くのが大変なんですが、何とか。で、調弦してたら、ばっちん! 切ってしまったぁ~~~~!😱 新品の、三日しか使ってない弦をw

 泣いても元に戻りませんから、しょうがない、こないだまで使ってたTiのE線をまた付けました。古い弦にしたら音が悪いかって言ったらそうでもないし、もうこのままでもいいかなとか思わないでもなかったですが、なぜかE線は開放弦で弾くときTiだと音がかすれることがあって、私の技術の問題だとは思うんですが、新しいドミナントだとその現象がなくなったなあと思ってた矢先でした。

 だからやっぱり新しいの買おう、E線はよく切れるから単独でも売ってるし、とメキシコアマゾンで探したんですが……ないねえ、ドミナントのE線。どうせ単独で買うんなら、別のでもいいんか。今使ってるスズちゃん買ったときも、G、D、A線はドミナントでE線だけゴールドブロカットがついてました。日本ではよく使われる組み合わせみたいです。そのゴールドブロカットのE線が単独販売されてたので、それ注文しました。明日くらいに届くはず。どんな音か、楽しみです。

 

 それでE線だけは古いので練習していて、昨日のこと。G線とD線のみを使うマッケイの小曲3番を練習してて、弓の配分がうまくいかねえ~、とそこばっかり弾いてたところ、またばっちん! G線が……😱 また切れた!? と思いましたが、よく見たらペグが緩んだだけでした。切れてなくてよかったけど、なんなん、もう~。

 ペグをぎりぎりとしっかり押し込みつつ調弦して、いいかな? と思ったところで、またばっちん。弾いてなかったです、指ではじきながら調弦してただけです。うぇぇ~、どうなってるんだこれ~。でもまあそのあと、がっちり押し込み、どうにか。でももう怖くて3番は弾きませんでしたけど(今日のレッスンで弾いたけど大丈夫でした)。

 怖いなあ、また隣町の工房まで修理に出さなきゃならんような不具合じゃありませんように……。隣町で何とかなるレベルならまだしも、そこでも手に負えないようなことにだけは、ぜったいなりませんように!

 いつかスズちゃんよりいい楽器を手に入れたとしても、怖いのはそこだよなあ、ちゃんとお手入れできる工房さんが行ける範囲にないってこと。でもこればっかりはどうにもならないか……。

 

ボウイング三昧のレッスン

 さて、レッスンです。昨日G線トラブルがあったので、今日もちょっと調弦、レッスンの最中にも、D線が低いねえ、と先生に調弦してもらいました。チューナーあれば私も自分で何とかできるんですが、ないと、子供みたいにw先生にやってもらってます*1。私が弾いて、先生がペグをぐりぐり、って方法ですけどね。

 今日は(も)スケール3オクターブと、マッケイの小曲6曲と、最後にもう時間ないけどアリアのファーストだけ一回弾こうか、と(このごろ先生5分とか10分超過してもやってくれるなあ)、結局全部ぶっ通しました。それぞれでいろいろ注意されたけど、今日はボウイングに集中砲火。音質改善にはボウイングですね、はい。

  • 移弦を手首や指でやろうとしない、肘でやる(特にシュポアの速い移弦)
  • 弓の返し、特に元弓で肘を小さく回すけど、水平面で! 上げ下げしない
  • 元弓で手首をしっかり持ち上げる(忘れがち)
  • 弓と弦は直角に、私は極端にしすぎてるらしくて、元弓で弓先が外向きすぎ、先弓で手が向こう行き過ぎ、ただしG線の先弓では手をもっと前に出すべきところもあり、とにかく一定してないので、鏡見てしっかり練習

 弓の角度、頭ではわかってるし、自分ではちゃんとやってるつもりでも、実際にはなかなかできてないらしい……。特に、肘の高さだとか手首の角度だとかに注意を向けて、いつもと違うことやってるとよけいにね、弓の角度がぐちゃぐちゃになるんだろうなあ。鏡もいちおうちゃんと置いてるので、気になったときはチラチラと確認もするんですが、ずっと見てるわけじゃないし。とにかく、ちゃんとした動きができるようひたすら練習せねば!

 

ガラミアンの本の話

 レッスンの途中で、先週教わった右腕の動きについての話になったとき、前にも話した日本語の本ですけど、こんな図があって~とブログに載せた写真をスマホで先生に見せました。そしたら「これ書いた人、どの流派?」と先生が。基礎のみなので、流派は(ちょっと言及されてるところもあるけど)なくて、これこれの経歴の人で、だいたいどの流派でも共通する部分だけ書いてるみたいです。

 先生にしてみたら確かに、どっか別の流派の本で勝手に勉強されて、いろんなのごっちゃにされたらたまりませんわな。まあ……お休みが長くなると私はすぐに退屈して、Youtubeとかでテキトーな動画見て練習しちゃったりもしてますが……😜ソレハナイショ

 で、先生が「ガラミアンって人の本で、これこれっていうタイトルのがあって、それにもそんな感じで演奏の練習方法とか書いてあるのがある」と。ただし、それはもう少し突っ込んで専門的な(ガラミアンだからたぶんロシア派の)内容だけど、とのこと。へえ~、と思って、本と聞くとすぐに気になっちゃうたちなので、帰宅してから検索してみました。原題は"Principles of Violin: Playing and Teaching"、日本語は「ヴァイオリン奏法と指導の原理」ですが、英語は読んでもわかる気しないし、日本語は絶版で、古本すら出回ってない様子。先生はタイトルスペイン語で言ってたけど、スペイン語版が出てるのか? とメキシコアマゾンで検索したら、ありました。

           (画像はアマゾンからお借りしました)

 あれえ??? この表紙、見覚えある……。と思って本棚を探すと、持ってましたw 1999年8月にメキシコシティの本屋さんで129ペソで購入のレシートも挟まってました。あのころ、文化会館でバヨ習ってたけど、先生がいまいちで(フルート奏者で、バイオリニストじゃなかったし)、都会に行くたびにバヨとタイトルについてる本を買い漁ってたんですよね。これも、40ページくらいまでは単語引いたり下線引いたりしてあって、読んだらしい。でもまあ、ろくに弾けもしないのにこんなの読んだってわかるわけないですわな。今ならちょっとはわかるかもしれないけど……。

 メキシコアマゾンでは、この本、4000ペソ超えてます😲 当時買っといてよかったかもw 

 しかし書き込んだ単語とか、自分が書いた字なのにちまちましてて、今の老眼じゃほぼ読めない😭 23年も前だもんなあ👀

 とりあえず手元にあることは思い出したので、先生がこの本を参考にしてって言ったらすぐに使えます。先生にも、持ってました~って言っとこうw

 

来週はソティエ!?

 レッスン終わって、来週の水曜は死者の日で祝日なので、自宅のほうでとのこと。祝日でもレッスン大丈夫なんですか? ありがたいなあ~。今年いっぱいのレッスン、あと何回あるんだろ(今日入れて8回)、とか数えてたので、一回でも抜けたら残念だったところ。

 12月は14日が水曜だから、たぶんその日がレッスン納め? と訊いたら、そうね、その辺かな、でもその次の週も予定によってはレッスンできるかも、と先生。その次だと21日で、かなりクリスマスぎりぎりですけど、いいのぉ~?🥰 先生が家にいれば、ってことですけどね(クリスマスはよその町に出かけるかもだから、その予定次第らしい)。

 で、来週はソティエやりましょう、って先生言ってました。おお~、マジか! こないだやって見せてくれたときは、まだ早いけどとか言ってませんでしたっけ? あれから2週間?w ま、先生の言うことだから期待半分でw その前にまず、今日注意されたことをある程度克服していかないとね。

 

 ブログ書いてばっかいないで、バヨ練習しんさい!と邪魔するニャンタ。

*1:何の映画だったかなあ、お父さんがバイオリニストで、息子も長年お父さんから教わってて、あるとき息子のバヨをお父さんがぱっと取って調弦して返した、小さいころにそうしてたからついそうしたまでだったんだけど、もういい歳&それなりの腕前だった息子は子供扱いされたことにすごく傷つく、ってシーンがありました