気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

運動する部分と動いている筋肉の場所は違うということ

 禅問答みたいなタイトルですが……。

 

 昨晩はすごい大雨で近所の道も川と化すほどでした。幸い風はそんなにきつくなかったので、先週金曜の大風でうちの前のベンジャミンの大木が倒れたような被害は、昨日はなかったみたいですが、洪水の被害はあったかも……。

 川になってる道の動画、ツイッターにアップしたのをリンクしてみます。

 

 ワンコ散歩に出た昨晩9時には小雨になってたんですが、10分ほどで帰宅したらまたすぐに降りはじめ、真夜中すぎても降ってました。今日はそれで学校も大学も休みになったそうで、先生からメッセで、そういうわけで家にいるけど、来られそう?と。出かける時間に土砂降りだと厳しいかもだけど、そうでなければ大丈夫と思います、と返事。今日はダンナも仕事がそんなに忙しくなかったのか、行きも帰りも車で送り迎えしてくれたので助かった~。そして今日は一日ずっと降ったりやんだりでしたが、しょぼしょぼ小雨で、道の水もおおむね引いてました。

 

 というわけで無事レッスンに、久し振りの先生の自宅のほうへ。何しろ音色改善の練習方法を教えてもらう約束で張り切って(?)、弦まで張り替えたんですからね、キャンセルにならなくてホントよかったです。

 張り替えてまだ48時間の弦、家を出るちょっと前に調弦しました。一晩置くと、どうしても音が下がるのでね。レッスン始めたのはそれから1時間後くらいでしたが、大丈夫でした。レッスン中にG線がすこーーーし下がって調整したくらい。

 で、まずは3オクターブスケールとかアルペジオとか、かなりみっちり。それからマッケイ(ポジチェン小曲集)の6番のピアノ伴奏を先生、録音するすると言いながらすでに2,3回飛ばされてたのを、今日はちゃんと録音してきた! けど今日は自宅だからピアノあるけどねw で、結局先生の生伴奏で弾いてたんですが、一ヶ所、そこのファ、シャープでしょ?って先生が言うんですが、いえ、ナチュラルですけど? って行き違いがあって(楽譜はナチュラル)、先生、録音したのも間違えてそこシャープで弾いちゃったわ~、撮り直すわね、てことになり、またもや自宅練習での伴奏はお預けw いいけどね。

 そんなこんなで、6番にかなり時間を取って(まあ私の演奏もまーだまだ下手くそなので)、じゃあ次5番、と先生が言ったんですけど、ここは先週言われたとおり(5番やってたらぜったいもう時間なくなる)、今日はアリアの音色改善やってもらうはずなんですけど~、と申し出ました。先生、やっぱり忘れてたw

 

 あ、ちなみに先週書いた、録音伴奏で演奏中でも注意事項があれば止めてもいいから注意して、ってのもレッスンの頭に話しました。生徒のレベルによっては、演奏しながらでも注意を聞いて直せる人もいるそうで、まあやっぱそうなんか~。でもバヨの音で先生の声聞こえないってのもかなりあるんだけどなあ。

 で、曲の流れのなかで、ここはもっと弓を大きく、とか、そういうのは確かに、いちいち止めないでそのままやっていきたいってのも、わかる。結局、弾いてる私に気持ちの余裕がないのが問題なのかな。慣れの問題もあるのかもしれません。

 まあそこらは今後、テキトーにやってくってことで合意しました。

 

 さて、じゃあいよいよ音色改善の練習。と言っても先生も、はっきりこれ、という練習方法が念頭にあったわけではなかったみたいで、先週私が言った、全音符とかの真ん中で弓を返すときに音が途切れる問題、についてまずはやってみようか、ということに。

 今日は自宅なので、先生も自分のバヨを出してきて、開放弦全弓でこれとこれとこれに注意して(手首と小指と8の字)、とか、でもまあその辺はすでに今まで何度も言われてきて、頭ではわかってることなんですよね。で、私としては、開放弦でだったら(右手だけに意識集中してればいいから)まあまあできてることでも、曲になると出来てないって問題があるわけですが。

 でもまあとにかくそこを一緒にやっていて、気になったのが手首の動きです。先週もシュポアで注意を受けていちおうこの一週間練習してたんですが、手首の角度が、これでいいのか?っていう疑問がありました。

 シュポアは、だいぶ前に記事に書きましたが、先弓のわずかな範囲を使って短く速く、ダウンアップ、止める、(パパン! パパン!って感じ)を繰り返すボウイングです。これを私は、肩、肘、手首はほぼ固定した状態で、指関節のみの伸び縮みでやってました。それに気付いた先生に、手首が硬い、もっと手首を動かして、と言われ。

 しかし、先弓だと右腕をかなりぎりぎりまで伸ばした状態になり、そうするとまあ自然な形としては手首は反ります(手の甲のほうへ曲がる)。その状態で「自然に」弓を持つと、弓の毛の面がやや向こう向きになります。そうならないためには、手首と指をどうにか不自然な角度にし、しかも手首の動きで弓を動かそうとすると、弓の弦に対する角度が変わってしまう。これが変わらないよう、直角のまま動かそうとすると……頭ぐちゃぐちゃw ていうか、そんな向きに手首動くか!?

 というところがすでに疑問だったので、全弓でも弓先まで行って返すわけですから、動きとしては同じ(はず)。先生にそこんとこ質問しました。

 シュポアの話を持ち出してしまったので、ちょっとややこしいことになりましたが、とにかく先生に手取り足取り、いや、足は取らないから、手首取り肘取りしてもらって、いろいろいろいろいろいろやってみました。

 この動きを言葉で説明するのは難しい(というか無理?)だし、私もまだ100%理解したわけではないのですが、

  • 肩の力を抜いて腕の重さをしっかり弓にかける
  • 実際に動かしているのは肘のすぐ下! (←ここがミソ)
  • 動かすのはミリ単位(シュポアの場合)
  • 肘(前腕部)の動きによって、手首が「揺れる」、指の関節も揺れる→弓が動く
  • 弓のどの部分を使っていても手首の角度はいつも同じ、動きも同じ

ということ。それでも、なかなかそんなふうに腕や手が動かないし、だいたいの動きが正しくできるようになるまで、やたら手首や腕をくねくねと動かすので、先生笑っちゃったりもしてました。

 

 ところで私、たまに(よく?)あるんですが、レッスン中は先生に言われたことがいまいちわかったようなわからんような……で、家に帰ってから落ち着いて考えたり・やったりすると、すんなり理解できる・演奏できるって場合がね。

 これも、演奏中に言われたことがすんなりできないのと似て、レッスン中は余裕がないためにどこかで無意識にブロックしちゃってるんでしょうか?

 まあ家に帰ってからでも、今日習ったことがちゃんと出来ていればいいんですけどね。でももしかしたら、わかったつもりで間違ったことやってる可能性もあるわけだし。もう少しちゃんと、レッスン中に習得できるようになりたいものです。

 

 今日も、帰りの車のなかで右腕くねくね、やってたら、あ、こういうことか、とわかった(ような気がする)瞬間があり、まあでも実際に家に帰って弓を持ってやるとまた違ったりもして、あれ? やっぱりわからん、いや、こうか、これでいいんか、いや違うかも……のループ状態。

 そのうち思い出したのが、『ヴァイオリンを弾くための身体の作り方・使い方』にあった挿絵です。

 これです。これはソティエ(先週のレッスンで先生が実演してみせてくれたやつ)の動きとして例に挙げられてますが、たぶん基本は同じなんじゃないかと。シュポアも考えたら、ソティエに近い動き?

 で、まさしくこの間違い、先週の私がやってたわけですね。この、肘のすぐ下部分を使うっての、今日のレッスンでもそこがわかってやってたら、割とすぐに筋肉が疲れました。今まで使ってなかった証拠だな……。

 とりあえずひとつ、大きなコツがわかった(ような気がする)ので、来週までに何とか身につくよう頑張って練習しようと思います。右腕の使い方、根本的に変わりそうな気がする……😱

 

 部屋のど真ん中でリラックス寝のニャンキジ。私もこれくらいリラックスして弾かなきゃいかんのかも???