気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

弓が削れる

 今日もクルガノフさんの動画を見てました。

 


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 長いし難しいので、全部は見てないんだけど。だいたいこの人の動画、どっちかというと上級者向け? でも説明がわかりやすいので、わかるとこだけぼちぼち見てます。

 これも、右手の関節の使い方って話だけど、冒頭に、まず弓の持ち方が正しいかどうかって話で、1分50秒くらいのところから、右手の親指と小指だけで弓を支えられるか、ってのをやってて。落としたらヤバいから、下にクッションとか置いてやってね、とは言ってるものの、クルガノフさんはなぜかそこ、キッチンw クッション置いてるんか? そもそもバイオリンを顎に挟んだまましゃべって動いて、そっち落としたらもっと大惨事。

 で、とにかく、親指と小指以外の指を全部離しちゃって、しかもけっこうゆらゆらさせたり。うひゃあああああ。私も弓出してきてやってみました。

 

 めっちゃ怖かったよ、他の指離すの。人差し指と中指はまあ離せるけど、薬指は、なかなか離せなかった。でも少しずつやってたら、できるようになってきた!

 

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 まずこれ、普通に持ったところ(鏡に映して撮ってるので左右逆でごめんなさい)。私の場合、手が小さいので、小指の当たる部分がフロッグの上なんですよね。前、その部分が傷だらけになってるのを発見して(小指が滑りまくるので、爪で削れて)、え、なんでそんなところなの?って日本のバヨ先生に不審がられたんですが、あ、手が小さいからなのね、と。しかも小指短いからよけいにかも。人差し指の位置も、本当はもっと上になるんでしょうが、私の場合はこの辺。

 

 で、親指と小指だけで支えたとこ!

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 おっかなびっくりw 小指の先と親指の先が真っ白w 必死ですw でもしばらくやってると、少しずつ安定してきて、ちょっと角度換えたりゆらゆらさせたりしても大丈夫な感じに。そうか、この位置で持てば安定するのか!というのが感覚的につかめてきて、いいかも。

 

 あと、動画で、親指の位置についてしゃべってる2分20秒あたりで、親指の爪が当たってはいけない、と言ってますが……。私、そもそも親指がフロッグと黒い革を巻いた部分のあいだくらいに当たってて、クルガノフさんみたいに革の部分に完全に行かないの。で、爪も当たってて、そのせいで革が削れてね……こんななっちゃってます。

 

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 右下部分の革が削れて、ちょっと芯まで見えてきてる……。ごめんなさい、弓さん。

 で、これじゃいかんのか、そうだよな、と思い、この削れた部分に親指の腹を当ててみると……意外とフィットするじゃないか、これがw これ以上革を削らないためにも、ここに指の腹を当てるよう努力します!

 でも実際には練習してると、いつもの持ち方になっちゃってる気もするけどね。

 

 

 そんなことを昼ごろやってたら、先生からメッセージが!!! キタ━━(゜∀゜)━━!!!

 来週からレッスン再開しますって! よっしゃああああああ!! 💪

 あ、ヤバい、ヘ長調w いやもうその他もろもろの、いろんなことがw 三ヶ月、何やってたんだ!?と言われたら、ボウイングだけです、と答えるしかない今の状況w とりあえず来週火曜日まで、いやレッスンが火曜日だから、練習できるのは月曜まで、今日を含めて6日間、頑張るしかない!

中高年の人差し指はどこまで曲がるか?

 昨日書いた、ヘ長調のスケールがヤバいって話。反省して、今日はちょっと真面目にやりました。が、とりあえず問題は、テンポとか音程じゃなくて、左手の形ですね。

 前にも書いた、ヘ長調の指の押さえ方。

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 これで、ヘ長調のシ♭とファはト長調の人差し指より上を押さえなきゃいけない。でもそのときに、左手親指の位置をずらしたり、手の甲の形を変えたりしてはいけない。いや、後者はある程度はどうしても変わってしまうし、変えたからって、はい! バヨ弾く資格剥奪! さようなら! ってわけでもないですが(たぶん)。

 

 最初のころに、これ、指が無理です~😭と泣いたら、先生が、じゃあ楽器を持たずに指の形を弦押さえる形に曲げて、はい、で、そのまま指を後ろに反らす、と。そのとき、へ? と思ったんですよね。後ろに反らしたら、弦から(指板から)外れちゃうよね?

 そのときは意味がわからなかったけど、あとでいろいろ調べたり自分で試したりして、何となくわかった。楽器のネックを押さえる左の指、上から見たらこうなってますよね。

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 バヨのネックじゃなくて、ドラムスティックで代用w そのほうが指の形見えやすいし? バヨをまたケースから出すのがめんどいってのもあったし、片手でバヨを握りながらもう片方の手で写真を撮るのに、バヨ落としたりしたら怖いってのもありまして。スティックだと安定させにくくて、本来の指の形とちょっと違うところもあるけど、ご勘弁。

 で、これが、横から見ると、もっとこうなってる。

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 これ、だいたい、ト長調の、全全半全(ソラシドレ)の指なんだけど、指の間隔はすげーむちゃくちゃ。とりあえず人差し指のト長調での押さえ方は、このくらいの角度ってことで。

 で、ヘ長調の人差し指はこれを半音上にずらす。

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 スティックでは難しすぎる……。人差し指の角度が伝わればってことで。

 しかしこれ、人差し指がぜんぜん後ろに反ってるように見えないなw とにかく先生が言うのは、こういう感じで、指の付け根の関節が後ろにぐいっと曲がるでしょ、と。

 それね、若いころなら曲がってたかもしれないけど、この歳になるとね……。

 

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 ピント合ってなくてごめんなさい。指が後ろに反るの、頑張ってもここまでです。そりゃね、人差し指をぐいっと押さえればもうちょっとは曲がるよ? でも自力ではここまで。

 これも毎日ぐいぐいと曲げる練習してたら、もう少しは曲がるようになるのかもね。これから頑張ります。

 

 あと、これと連動してるんだけど、ヘ長調の問題、それはこの人差し指の音から小指の音への移動。最初のころを思えば、それでも、人差し指を置いたまま小指を伸ばして、いちおう正しい音程の場所を押さえることはできるようになってますよ? でも、それするために、手ががっちがちに力入りまくってるの……。特に、親指の付け根、攣る勢いで。これでは、まともな演奏はできないだろうな……。しかも、手の甲の形がへしゃげてるし。

 

 というわけで、今日は、ファ(人差し指)ミ(小指)ファミファミファミ……と、シ♭(人差し指)ラ(小指)シラシラシラ……の練習を。小指も人差し指も、数分やったら痛くて痛くて、楽器を置いて、ぐいぐいマッサージ、の繰り返し。

 これ、毎日、一ヶ月くらい続けたらできるようになるんかなw

 

 

 今日はもう一つ、ト長調のスケールでも、これはもうずっと前からできなかったんですが、テンポ60で、16分音符の4音スラー。つまり

上り(ソラシド)(レミファ♯ソ)(ラシドレ)(ミファ♯ソー)

下り(ソファ♯★ミレ)(ドシ★ラソ)(ファ♯ミ★レド)(シラソー)

 カッコ内の音をワンボウで、一拍で弾く。上りは移弦と弓の返しが一致してるし、最初の音はすべて開放弦なのでまあ問題ないんですが、戻るとき(下り)がね、★のところが移弦で、その次の音は小指で押さえるので、難しい。小指の音が、たいてい潰れます。

 はじめのころはテンポが速すぎて左の指がついていかないって問題があったんだけど、それはだんだん慣れてきた(小指除く)。でもボウイングが下手くそで弓が踊りまくるって問題、これも最近のボウイング練習でだいぶマシになってきた。キュヒラーのおかげでテンポ速いのにも慣れてきたし。でも、まだこの下りのミ、ラ、レがきれいに出ない。特に、ミ。

 そこで、昨日作った、メトロノームの120から240までを100小節かけてだんだん速くしていくやつ、あれでやってみたw 下りの最初の(ソファ♯★ミレ)だけ。ダウンボウとアップボウの両方で。

 ソファミレ ソファミレ ソファミレ ソファミレ……って100回聞かされるダンナと近所の皆さんまたまたごめんなさい、って思いながらやってたけど、さすがにこれは無理、手が死ぬw 120で始めて、160くらいでいったん休憩。左の小指の下から肘に向けての腕の横っちょあたりが、筋肉痛になるよこれはw 数分休憩してマッサージして、160から今度は200くらいまで行ったけど、再びダウン。でも、これだと本当に少しずつ速くなるので、いちおうついていけるんだよな。筋肉疲労の問題さえなければw

 この練習も、しばらく続けたら効果ありそうです。

 

 今日はこれだけ、筋肉を酷使した練習をしたけど、酷使してると感じるってことは、これまでちゃんと使ってなかったってことで。まだまだこれから鍛えないといけないですね。

 でも今日は寝る前に、左手と左腕にたっぷりと消炎クリームを塗ることを忘れないようにしようっとw

移弦の問題

 昨日思い出した、私の大きな悩みの一つ。それは、移弦。

 これも、Youtubeでバヨチュートリアルチャンネルには必ずと言っていいくらい取り上げられているので、やっぱ難しいんだろうなあ。

 

 移弦自体が難しいわけではなく、移弦のときに出る雑音が問題。これにもいくつか種類があると思う。

1.弓のぶれ

  1a.水平の角度を間違えて(たいてい行き過ぎて)別の弦に触ってしまう

  1b.特にスラーで移弦する場合、弓が前後に揺れて不快音を出してしまう

2.右手と左手のタイミングが合わない場合

  2a.弓の移動が早すぎて、左の指が正しく設置されていないために不快音が出る

  2b.弓の移動が遅れて、元の弦の開放音を鳴らしてしまう(移弦と同時に指を離す場合)

3.左の指を弦から離すときに、その弦の音を鳴らしてしまう

 

 

 いっぱいあるなあw

 ネット動画で解説されているのはたいてい、1a。まあ、移弦と言えばこれが移弦だしね。でもこれは、たまにやっちゃうけど、練習すれば何とかなります。移弦が多いとか難しいとかいう部分はあるけど、まあ私がやってる曲はそもそも初心者向けなので、そんなに難しいのないし。

 1bは、いわゆるボウイングまっすぐ(弦に直角)ってやつで、これがちゃんとできていれば問題ないはず。でも(私の場合)ここで揺れがちなんだな。これも練習あるのみ。

 

 2の、左右のタイミングが合わないってのは、これまでにレッスンでも何度か指摘されてた。これも、いくつかの練習方法がネット動画でアップされているので、そんなのをやったりしてるけど、結局は運動神経の問題じゃないのかなと思うわけです。

 何のときだったか忘れたけど、レッスン中に先生に、スポーツで何かを例えようとして、私が何のスポーツをするかと訊いてきたことがあったんですがね……。ごめんなさい、スポーツ何にもやりません(見るのだったらサッカーだけど)。むしろ楽器演奏が私の人生では最大限スポーツに近いアクティビティかもw でもたぶん先生が言いたかったのは、スポーツで練習するときのように、体の動かし方とか筋肉の使い方をマスターすべし、ということだったんだろうと思う(というか、そんなことを言ってた)。

 そりゃあね、理屈としてはそれはわかりますよ。でもわかるのと、できるのは別物。特に、歳が歳だと、体なんてそうそう思うとおりには動かんのですよ……。と言い訳したくなるが(してるが)、やるしかないので、鍛えます。最近の研究では筋肉鍛えるのに年齢は関係ないらしいし。神経は関係ありそうな気がするけどw

 とはいっても、バヨ演奏の左右の手のタイミングを合わせる、これはけっこうな難問。曲のなかで、できない部分を最初はゆっくり、だんだん速くやっていくしかないね。

 

 だんだん速く、で思い出したけど。

 ボウイング練習で、元弓(弓の根もと近く)で刻むのが難しい。ゆっくりなら問題ないんだけど、たとえばメトロノーム120で、一拍一音ならできるけど、倍の速度、八分音符にしようとすると、とたんに弓がぐらぐら。

 そこで、メトロノームアプリでプログラミングできるのがあったのを思いだし、セッティングしてみた。120で始めて、100小節のあいだに240まで速くしていく。4/4拍子だから、100小節で400回w ソソソソソソソソソソソソソ……と400回聞かされるダンナ、近所の皆さんごめんなさいw

 でも、これだと、最後にはテンポ240でも、弓がぐらつかずにちゃんと刻めてる。これを最初からできるようになればいいんだよね。「だんだん速く」の練習方法の効果をてきめんに実感しました。今はこんなアプリも無料で使えて、すごい時代になったよねえ。

 

 閑話休題、移弦の問題に戻ります。

 3の雑音って、出る人あんまりいないのかなw 私の場合、暑い国で暑い時間帯にクーラーもかけずに練習するのと、手書きの時代も筆圧が高くて右手中指にすごい胼胝ができてたくらいなので、弦を押さえる左手もたぶんかなりの力で押さえてて(だから指先に胼胝できてます。これも軽減する方法を日本のバヨ先生から教わったけど、実践できてない)、指先に食い込んだw弦が、指を離すとき、びよん!と音を出してしまうことがあるんです。離し方にも問題あるんだろうな。

 2bの問題(弓の移動が遅れて先に鳴らした音の開放弦を鳴らしてしまう)は、次の音を弾くあいだも、最初の音の指を離さないでいる、という裏技を使えばたいてい回避できるんだけど、この、指を離すときにびよん!てのはねえ……。まあ指で鳴らす程度の音なら、聴衆の皆さんにはほとんど聞こえないだろうからあまり気にしなくていいのかもだけど、自分に聞こえるので気になる……。

 まあこういうのも、練習重ねるうちに徐々になくなっていくのかな。それとも意識的に練習しないと永遠に?w むしろ指先に胼胝ができて硬くなったら、あんまりくっつかないような気がするんだけど、未だにたまに、びよん!って鳴りますw

 

 というわけで、移弦大問題でした。

 

 

 ところで今日の練習で久し振りにヘ長調スケールやってみたら……やばッッッ! 音程は取れるんだけど、左手親指の付け根がひきつる勢いで力入りまくってる! 

 そういえば、バヨ始めて少しして、左手薬指と小指がばね指になっちゃって、悪化したら困るので、いちおう医者に行ったこともありましたが、最近は少し筋肉ついてきたのか、明けがた目覚めるときに左手の指がこわばっていることはあっても、ばね指はなくなったっぽい。こういうのも、年寄りの冷や水w この歳になって楽器始める弊害ですね。

 しかしとにかく、ヘ長調スケール、この4ヶ月もっときちんと毎日やっていればよかったと後悔しても先に立たず。これから、もうちょっと真面目にやります。(でも正直言って、ヘ長調の曲をまったくやってないからモチベーションがね……

 

 練習、ボウイングまっすぐに加えて移弦の練習と、ヘ長調スケールも足すとなると……時間がますます伸びちゃうなあ……。今、暑いから、2時間超えるとぐったりで効率も落ちるし、困ったねえ。