気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

友人の新バヨと、どうなる私のバヨ人生……

 今日はジェットコースターみたいな日でした……。

 朝目が覚めたら、友人D子が新バヨゲットしてた~! ドイツの2023年生まれの新作だそうです。許可もらったので、写真と、選定の経緯をざっと転載させてもらいます。

 

 私のときに9挺も選択肢があって、めっちゃ時間かかったのに凝りて(?)、今回は5挺くらいにしてくださいとお願いしていたらしい。それでも6挺あるけど😆

 

 D子の嬉しそうな顔、でもさすがにここに出すにはアレなんで、お面付きで。懐かしいなあ、このお部屋で私もリンさん選びました。

 選定についても、D子が書いてくれたので、載せます(本名とか具体的なお値段はちょっと修正、他のところで書いてくれた情報も追加してます)。

14時到着ですぐ選定始まる(16時半までかかったそうです)

先生が1台1台弾いていく。私のリクエストは、キンキンしない、室内楽的な響き、弾きやすいもの。

どれも結構似た個性らしい。私も1台ずつ弾いていく。
良く響く!
柔らかい。
スルスル音が出る。
なんか耳に水が入ったような聞こえかた?
木の空洞にこだまするような音?
自分で弾くと、聴いてるよりは個性を感じるが、よい悪いが分からない。

先生が「じゃあ個性が反対のこれとこれ、弾いてみよう!」

弾くが、かろうじてこっちが好きとかいうくらい。

後で先生が言うには「(D子)さんはG線の音がちゃんと出てない。あれなんかは完全に弦にはじかれてたね!」(そうなんか!?やはり自分ではわからん😅)

先生が、鼻にかかった方と抜ける方と、と分けたけど、自分では反対に感じてたり。

で、やはりこれか、これかやねー、となり、先生が本気の演奏。いやもう圧倒的。で、スルスル出やすいまとまりのある楽器より、少し個性感じるこっちがいいね(「玄人の音が出る」そうです)、となった。価格は前者が後者より3万ほど上、大きくは変わらない。

 

弓は三本候補になり、二本はパウルス一本はサルード。パウルスの片方だけ高めで、他はほぼ同額。既に金銭感覚麻痺してるので、やっぱここは高い方ですか?

弾き比べたが分からないので、先生に選定任せる。意外にもサルードに軍配。パウルスいいんだけど、竿の反りがいっぱいいっぱいなので、まだしっかり反りがある方が良いと。

これで決定、しばし放心する。ベルナルドの松脂も購入。

 という感じだった様子。これ、帰路の電車内でLINEに書いてくれたので、これでもかなり長文で頑張ってくれたと思う。ありがとう~!

 ドイツの、ハインリヒ・ギルという人の作品だそうで、検索したらウェブサイトありました。ニュールンベルクの少し北にあるブーベンロイトという小さな町で、1952年からやってる工房さんだそうで、開いたのはハインリヒ・ギルさんだけど、彼ですでに5世代目の職人さんだとか。へえ~~~。

 私もできればドイツの楽器がよかったんですが、出会いというか運命というか、不思議なものですね😊 ちなみにD子の弓はブラジル?だそうで(コメントで訂正もらいました、チェコだそうです)*1、それもへえ~! 弓に使う木材は、たいていフェルナンブーコという種類で、ブラジルのものだそうですが、弓自体をブラジルで作っているというのはあまり聞かない。でも、同じラテンアメリカでご近所さんという感覚だから、こっちから日本まで行って、私の友人の手に入ったというのは、なんか嬉しい🥰

 D子は、選定のあと先生とお茶飲んで一休みしてから、レッスンを受けて帰ってきたそうです。レッスンもものすごく充実してたみたいで、しかもおニューバヨで!! 実り多い一日だったようです😊

 私が次に日本に行くときは、また合奏したいですねえ~。いやもうめっちゃ楽しみ!! とウキウキして、今日のレッスンに行きました。

 

 今日は大学お休みなので、先生の自宅で。時間も9時半から。ドアをノックすると、中で娘ちゃんが私の名前を言ってるのが聞こえる😆 旦那さんもいて、挨拶して、元気~?とかって少し話して……実はお話があるんだよね、と先生と旦那さん。はい? 私たちカンペチェに行くことになって……。

 最初は、休暇中に旅行でって話かと思ったんですが、え……なんか違う? え、引っ越しってことですか???

(いらすとやさん)

 

 旦那さん、アーティストなんですが、カンペチェ(ここから車で3時間のところ)で仕事が決まったんだそうで……。来週引っ越しなんだそうです。そんなぁぁぁぁぁぁぁ……orz

 で……でも、大学に他にもバヨの先生いますよね、替わりたくはないけど、替わるしかないのかな、と思ったけど、グレーテル先生が言うには、大学の他の先生はお勧めしない、ポジチェンできないレベルだから、とのこと。え……それじゃ私のほうがまだマシってことですか……。スズキの一巻今さら習ってもしょうがないでしょ、と先生。

(イラストいただいたそざい屋ベリィさんにリンクしてます)

 

 じゃあ……カンペチェまで習いに行く? ダンナが何と言うかわかんないけど(いや、だいたい想像はつくけどw)、幸い退職して時間は自由が利くし、月一回とか? 先生も、こっちの大学は退職するけど、カンペチェのほうではどうなるかまだわからないそうで、まあここよりは都会だから(と言ってもたかが知れてますが、貧乏州なので)オケもあるし、学校もあるだろうし、何なりとできることはあるでしょうが、当面は無職だそうです。

 オンラインレッスンはやっぱりいろいろと難しいしねえ、と先生。そうですよね。まあ正直、今まででもレッスンが一回抜けちゃうと、練習してても本当にこれでいいんか?と不安になったり、ちょっとモチベーション下がっちゃったりしてたんですよねえ。月一回とかになると……けっこう厳しいかも。でもそれはそれで、ルーティーンになれば、レッスン内容も一ヶ月かけて練習すべきくらいのことを盛り込んでもらって、それでも途中で疑問とかあればオンラインで臨時レッスンとか?

 ダンナは、レッスン終わって迎えに来てくれた車のなかで、先生引っ越しちゃうんだって、と言ったら、速攻で「じゃあ行けばいい、月2回で、一回につき2時間やってもらえば?」と言いましたw まあ、そう言うとは思ってましたけどねw ただねえ、往復6時間で、レッスンは今1時間でもけっこうヘロヘロになるのに、2時間……😨 月一回なら何とかなるかもだけど、二回は私が体力的に無理かも? 

 でも月に一回行って、一回はオンラインとかなら何とかなるかなあ。まあとにかくやってみるしかないですね。

 にしても、マジでこの町にはバヨの先生おらんのか……。ていうか、大学の子たちも、これからどうするんだろ? その、ポジチェンもできない先生に習うのか? マックスもアナイーちゃんも、私の次に火曜の9時からレッスン受けてた新しい女の子も……。うんと初心者ならそれでもいいんだろうけどねえ。

 

 とにかくレッスン前にそんなショッキングな話をされてしまって、ちゃんと弾けるんか私、と思いましたが、まあ楽器取り出して弾き始めたら平常心(に近い)。最初、娘ちゃんが、パパのところに行ってなさいと言われても、いや~! おとなしくしてる!と言ってそばにいたんですが、スケール弾いてる私に、「ほら!」とかおもちゃ見せてくれたりして、笑っちゃうわ😆 いや、おかげでちょっと元気出ましたけど。

 基礎練をかなりみっちりやって、これも一通り教えて、あとやってないのはリコシェくらいかな、と先生。それ、どんなんですか、と訊いたら実演してみせてくれました。弓を跳ねさせるという点ではスピッカートやソティエと似た感じですが、ダウンダウンアップ、の三つでワンセット? ネットで見てると、そうとも限らないみたいですが……。

 それと、近いうちにやりましょうって言ってた重音、これもまだ課題として残ってます。というわけで、今日はざっと三度の重音スケールを習いました。私が日本で買った小野アンナのスケール教本にも載ってたよね、と先生。そうでしたっけ??? 家に帰って確認したら、確かに! 先生、ぱらぱらっと見ただけだったのによく覚えてんな~! でも先生が教えてくれたのはガラミアン グレゴリアンの教本*2にあるそうで、ネットで探しましたが、見つからず。先生があとで写真送ってくれるそうです。→送ってもらいました! これの上の指遣いだそうです。

 隣り合った弦の、3の指と1の指、4の指と2の指、のセットでポジチェンしながらスケールを弾いていく。これ、小指(4の指)で弦をまたがなきゃいけないので、私にはめっちゃ難しいです。でもやるしかないのね……。

 

 あとは、ノクターンコレッリソナタのふたつ。ノクターンとプレリュードは音をきれいに出す練習かなりしました(+ビブラートも)が、アレマンダはその分おろそかになってたのと、レッスンでも最後だったのでもうよれよれで(60分なんですけどね……)、ピアノ伴奏に合わせて弾いたけど、かなりボロボロで、先生にも「これはあんまり練習しなかったのね」と言われてしまいました。はい、すみません……。

 

 レッスンでは話題になりませんでしたが(それどころじゃなかったw)、この前、スズちゃんの呪い、とか書いて以来、ちょっと気を付けてリンさんでガーガー弾きしないよう気を付けて、きれいな音出す努力を続けていたら、マシになった気がします。でも、その分音量がどうなんかな? 弾いてる自分の耳元ではうるさく聞こえなくなった分、遠くまで響いている、と信じたいところですが、それは弾いてる私にはわからないので……。

 ただ、このごろ弾き終わったあと、松脂の落ちてる量が前より多いんです。いつもと同じくらいしか塗ってないと思うので、弾き方が変わったせいか? でもなんか逆ならわかるんだけど……不思議🙄 これも先生に訊いてみようかと思ってましたが、それどころではなく。それにまあグレーテル先生はそういう細かいことは質問してもあんまりピシッと答えてくれるタイプではないのでw、日本の先生に訊いたほうがいいかも?

 大量に落ちた松脂の粉、掃除してて初めて気付きましたが、松脂って細かい粉でもけっこう重量あるみたいで、ふっふっと息を吹きかけたくらいじゃ散らないんですね……。専用のクロスで拭きとっても、きっちり拭かないと、ただ掻き寄せただけになってしまうし。これからいっそう気を付けてお手入れしないと、と思ってます。

 

 グレーテル先生は、来週の予定がまだわからないけど、月曜に最後のレッスンできるかもだから、また連絡する、とのことでした。よろしくお願いします🙇‍♀️

 レッスンが月一回になっても、まあ考えたら今まで忙しすぎて勝手に練習しようにも時間がなかったあれやこれやもあるし、オケも(やめてなくてラッキーだったかも?)あるし、まあ何なりとやりたいことは見つかるかなあ。ただ、正しい方法でやってるかどうかわからないというのは問題ではありますが、それも定期的にレッスン受けられるなら、何とかなるか……たぶん。

 このブログも考えたら、先生が産休だったころ(21年4月)に書き始めたので、もう3年になるのかな。オケも、最近は練習内容書いてもしょうがないし、メンバーとのやり取りも新鮮味なくなってきたし、何か面白いことがあれば書きますが、レッスンも回数減っちゃうとなると、ブログ更新も激減するかもです。ま、長々書いてる暇あったら練習しろや?ってのは、このごろ自分でもちょっと思ってましたw だからちょうどいいのかもしれません。レッスンやオケ以外で書きたいネタもまだいくつかはあります。文章書くより、自分の演奏動画をもっと積極的にアップするとか、まあいろいろ方法はあるし。

 

 いやあ、話聞いたときはマジで泣きそうでしたが、こうして書いていたらだいぶ落ち着いてきました。ブログ万歳!? でもやっぱショックだわ……。

 今朝起きたとき、たいてい夜のうちにケージから抜け出してるキキ、靴箱の中かキャットタワーのてっぺんにいるんですが、今日はいなくて、あれ? どこ? キキ? と探し回ったら、棚のてっぺんにいました。なぜか(ナナにイジメられたかな)涙目。いじけてるようなこの格好。つい、かわいそかわいくて写真撮りましたが、私もこんな心境かもですw

*1:私もちゃんと調べたらすぐにわかったのに、サイトありました、こちら。最近はどこもちゃんとサイト作って宣伝してるのね~。なんかオシャレな弓がいっぱい!!

*2:レッスンでは実演のみだったので、家に帰ってから楽譜に書き起こし、先生にこれでいいですかと送って、でも音階どこまで到達すれば……?と訊いたら、写真を送ってくれました。が、ガラミアンじゃなくてグレゴリアンだったってw グレゴリアンなら私も持ってます。ロシア語だから読めないけど、音符は読めるw