気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

三つの発見と、7人オケと、猫指数

 先週木曜は、先生が車の事故(幸い物損のみ)で練習お休みです、と連絡が来たので、またまた週一になってしまいました。まあこのくらいのほうが私にはいいかも。

 おかげで(?)練習も少しゆったりと、レッスンのほうもできたかなあ。ビブラートは心を入れ替えて???練習したら、少しマシになってきた気がします。

 ただ、ちょっと前から首の左側が痛くて、もともとだいぶ前から左肩に痛みがあったんだけど、まあ五十肩かなとあまり気にしてなかったんですが(そんなに大したことはなかった、腕をまっすぐ上げることはできるけど、少し後ろにそらそうとすると痛い程度)、首の痛みももう何十年も抱えている凝りとは少し違う気がして、ないとは思うけど万々が一骨転移だったらイヤだし(乳癌左側だったので)、もうすぐ腫瘍科医との一年に一度の検診が入ってるのもあって、調べてもらいました。

 その結果、頸骨と背骨のつなぎ部分に軽い脱臼状態と軟骨のすり減りおよび炎症が認められるらしい。何か衝撃与えましたか、と訊かれたけど、さっぱり覚えがない。まあこれも、日常に響くというほどではなく、左向くのがちょっと不自由なのと、たまに何かの動きの弾みにズキッとするくらいなので、炎症を抑える薬を処方してもらい、検査結果が出る前に、たぶん肩凝りのせいだろうと言われて処方された鎮痛剤(パラセタモール)と筋弛緩剤を飲んでます。

 この筋弛緩剤、もらった日は、8時間ごとにと言われたのでそのように飲んだんですが、その日の午後の練習で、いつもに増してひどい。指がぜんぜん回らない。弓がよろよろ。今日はなんでこんなに弾けないの!?と思って、薬のことを思い出しましたw そうか、筋弛緩剤だから、筋肉がサボってるんか!w 練習は諦めましたが、そのあとワンコ散歩でも足がちょっとふらつくくらいでした。これは効きすぎ、でも肩凝りは楽になるので、夜寝る前に一回だけ飲むことにしました。そしたら、朝起きたときの肩凝りがものすごく楽です。しばらくこれを続けようと思います。

 

 しかし薬のおかげで慢性肩凝りが軽減されたからか、練習の成果が出てきたのか、ここ数日でだいぶビブラートの指が柔軟に動く気がします。レッスンでも何か言われるかなと思いましたが、あいにくレッスンではビブラートは話題に上がらず、でしたw

 それから先週のレッスンで言われたオクターブの響き。これも家でじっくり練習していると、重ねて弾くのでなく、連続して弾く場合でも、音程がぴったりだと本当に響きが違う!ってことを発見。発見は感動でしたが、問題は、音程が必ずぴったりになるかどうかは今のところ運任せだということw 数セントの違い、5セントは狂ってないと思うんですが(チューナー見てると)、それでも違うもんですねえ。楽器がよくなったからよけいに感じるのかも。

 そしてもう一つ発見したのは、オケのバッハ(BWV1041)を練習していて、簡単なところ(初見でもほぼ弾けるくらい)があるとほっとするけど、少し練習しないと弾けないところが出てくるとワクワクしたこと。これは、難易度が適切であったからかもしれませんが、今までは最初の譜読みはめんどくさくて脳みそショートしそうで、イライラしたもんです。今回のバッハは、十六分音符が続くところはほぼ音階を上下するパターンなんですが、微妙にずれてたり変化があったりで、同じところはほぼないです。だからよけいややこしいんですが、でも楽しい♡ まあ、泣くのはこれから(今弾いてるテンポの1.5~2倍くらいで弾かなきゃいけないはず)かもしれませんがw

 

 という三つの発見があった一週間を終えてレッスンに行きました。先週、先生にも首が痛くて、という話をしていたので、どうだった?と訊かれ、プロでも首を痛めたりして楽器弾けなくなることもあるから、無理しないでねと言われました。そうだよね、首はホント大事。私の場合、バヨを弾く態勢では痛くないのが救いです。

 それもあってか、今回のレッスンではビブラートはまったく触れられず、ノクターンの音程をかなり厳しく指摘されました。だいぶ覚えてしまって(でも完璧に暗譜はしてないので、今週はそれ目指そうかな)、指も適当になっちゃってるところがあり、そういうところを洗い出し。音程を極めるときはビブラートはほとんどかけないので、首のことを心配して、というわけではなかったかもですが。

 ノクターンのピアノ伴奏を私のiPadにスピーカーつないで流したので、続いてコレッリと言われて、これもピアノ伴奏あります、と初めて披露しました。ネットで見つけたの? と言われましたが、これはさすがにピアノ伴奏だけアップしてくれる人いるような曲ではないので(たぶん)、自分でピアノ譜をMusescoreに打ち込んで作りました、って言ったら先生びっくりしてたw 肩凝りはそのせいかも!?って冗談めかして言ってたけど、まあどうかな、作ったのはもうだいぶ前だし。でも可能性あるかもw

 ピアノ譜を見て、そのとおりに打ち込んだんですが、まあ機械演奏なので、リタルダンドとかは書き込んでも音源には反映されないのですよね。それをしたかったら、その箇所でいちいち速度指定の数字を打ち込むしかないみたい。強弱も、pとかfは反映されるんだけど、クレシェンドとかはできない。それと、pにすると本当に音が小さくなって、バヨ弾いてると聞こえなくなるので、すべて同じ音量で出力してました。

 そこを先生に指摘されて、変えられない?と訊かれたので、上記のことを説明しましたが、帰宅してから、できる限りの調整しました。pのところも、ピアノの音が小さくなったらバヨも小さくすればいいわけで。今まではそれがほぼできなかったんですが(私の技術的にも、そしてスズちゃんの限界でもあった)、リンさんだと行けるかも?

 と言うわけでコレッリも、強弱に気を付けて練習。これももうほぼ暗譜してるけど、まだ完全じゃないので、暗譜目指します。

 

 そうそう、グレーテル先生から、マックスにカールくん貸したことを持ち出されました。新しい楽器持っててびっくりして、買ったの?と訊いたら借りたって言うし、誰から?って訊いたら、オケのセニョーラ、日本人のってw で、マックスの前の楽器、もうひどくてこれじゃあこれ以上の上達は望めないよって言ってたのよね、それで学校の楽器を貸してもらうよう申請したんだけど通らなくて、どうしようかと思ってたの、とのこと。でもあの楽器なら前のよりものすごくいいし、すごくいい音してた!と先生も大喜び。そりゃ~よかった。

 でもカールくん、私が買ったばかりで見せたときは、そんな大した楽器じゃないけど、みたいな反応でしたよね先生w まあスズちゃんに比べたら劣るけど、マックスの楽器よりはだいぶいいってことでしょう。リンさんを100としたら、スズちゃんが25くらいで、カール君は5くらいで、マックスの楽器は1くらい? とにかく、やっと日の目を見た感じのカールくん、よかったね。

 実際オケでも、マックスが隣で弾いてる音が、今までよりかなりよくて、私も嬉しいw ちょっと、セカンドバヨの質が一気に上がっちゃってバランス大丈夫かなとは思いますがw

 

 そのあと午後の練習は病院の用事でちょっとしかできなかったけど、まあ一週間でいちおうバッハは最後まである程度(ゆっくりなら)弾けるようにしました。オケに行ってみると、門のところでアナイーちゃんと遭遇! おおお! 今日は来るのね!

 ところが6時半になってもアナイーちゃんと私しかいないw 先生、今日はふたりですか……まあ始めましょうか、と言うけど、いやいや二人で何ができるのw でも隣の部屋でグレーテル先生がメリッサちゃんにバッハのレッスンしてるの聞こえてたのに、もう終わって部屋の電気も消えて、メリッサちゃんどこ行った? と思ってたら、ビオラのケリーさんとサードバヨのイツェルちゃんが到着、マックスも来ました。それから、おおお、今年入って初めてのフルート男子が! そして少し遅れてメリッサちゃんも来ました。あーよかった。7人でした。

 さて、ところが、フルート男子が来たので、今日は狩人やります、と先生(「狩人の合唱」メインメロディは管楽器で、弦は伴奏)。うひゃ~~。もう長いこと練習してません。そんな難しい譜面ではないんだけど、最初は私、ボロボロでした。反復記号もあとから先生が鉛筆で書き込んだので、なんかややこしくて見落としてたり。それでも何回か弾いてると思い出してきて、弾けるようにはなりましたが。

 もらった楽譜からいろいろ訂正や追加が入ったので、小節数が書かれているのとは変わってしまってて、先生が、じゃあ24小節目からね、とか言ってもそれがどこだかわからない……。チャラララ♪のとこからね、と言われてもセカンドバヨはどこなの???って感じで、何度も先生に確認して、先生もわかってきて、二つめのピチカートのところから、とか言うようにしてくれましたけどw プロオケならそういうところ、楽譜係が徹底してくれるんでしょうけどねえ。

 しかもマックスはいつも私の楽譜を一緒に見てるので、自分の楽譜に書き込みしてないけど大丈夫なんか? 今週の木曜、私来ないんだぞ?(片道3時間の隣町での検診予約が午後に入ってるので間に合わない) イツェルちゃんも、久し振りの参加で、楽譜もらってなかったり、メールで送られてきてたのに見てなかったりw で、繰り返しのとことかフェルマータのとことか言われても、楽譜の印刷には出てないので、わかってなかった様子。あと、スラーの指示とかも。それで先生が楽譜を探したり、イツェルちゃんの楽譜に書き込みしたりしてる時間もけっこうあり、そのあいだみんな練習しててね、と先生も言うので、今回は割とみんな小さい音ながらも弾いて練習してました(もちろん私も)。ただ座ってるより、この方がずっといいよね。

 

 狩人は何とかまあまあ形に仕上がって、あと20分くらいのところで、じゃあバッハやりますか、となり、フルート男子はバッハには出番がないので、先に帰りました。

 バッハはこないだほぼ最後まで行ったけど、ちょっとだけ残ったよね~、そこやりましょうか、と先生が言ったら、メリッサちゃんが無言でブンブンと首を振るw 練習そこまで到達してないのかな。でも先生はメリッサちゃんを見てなくて、気付かなかったので、メリッサちゃんがノーって言ってます、と言ってみた。じゃあうんとゆっくりやるから、大丈夫大丈夫、と先生。やっぱりやるんかいw 考えたらメリッサちゃんも大変だよね、小学生なのに高校生大学生(+おばちゃん)に交じって、よくやってるなあと思います。

 結局残っていた30小節ほどの半分弱を練習したところで8時になりお開き。アナイーちゃんとおしゃべりしながら帰りましたが、彼女は別のキャンパスで朝から午後までずっと授業があり、そのあとオケに来るのはかなりきついんだとか。しかも家までバスで一時間かかるって!? 宿題とかもあるだろうし、そりゃ大変だねえ。

 そういえばアナイーちゃん、黒いバイオリンになってました。前に男の子(アドリアンとか言ったっけ)が持ってたやつかな。あれ、学校のバヨで、アドリアンがよその大学に行ったから、アナイーちゃんに廻ってきたんかも。イツェルちゃんが持ってる真っ白バヨも同じシリーズみたいだし、あれも学校が貸与してる楽器なんだろうな。マックスには廻ってこなかったのは、なぜだw 

 

 さて、次の木曜のオケは私は参加できないけど、バッハ最後までやるのかな。まあバッハは音源があるので、家でもそこそこ合奏練習できるし、一回抜けてもそんなに厳しくないかも。でもそろそろ新しい楽譜(オーソレミオやるって言ってたしな)が出てきそうです。あとで先生に訊いてみよう。

 

 こないだ、涼しかった日にクーラーかけず(=部屋のドアを閉めず)バヨ練習始めたら、いつもなら私がケース開けたとたん部屋を出ていくナナが、そのまま寝てた!! って、前にもそんなことはあるにはありましたっけw

 まあでもさすがにスケールの高音とか出し始めると、のっそり起きて部屋を出て行った、と思ったら、

 すぐそこでまったり、しかもニャンキジと一緒に! ニャンキジもバヨ嫌いで、最初のころは弾いてたら私のふくらはぎに噛みついてた子ですw 半年くらいで噛みつくのはやめてくれましたが、すっ飛んで逃げてたw 私のバヨの猫指数(?)だいぶ上がったと思ってよろしいかな?w