気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

練習不足のレッスンと、加速度的に曲が増えるオケ

 昨日(火)は朝レッスン、夕方オケでした。このところ割とこのリズムが崩れてたので久し振りな気がする。

 先週のレッスンで弓まっすぐ問題をがっつり指導されて、練習するぞ!と思ってたのに、何となく胃腸の調子悪くて、それがけっこう長引き(結局薬に頼って治りました)、結局三日ほども練習できませんでした。先週のレッスンは一日遅れだったので、つまりほとんど練習できなかった……。

 しかも、日曜の晩に、オケの先生から届く新譜。えーと、こないだのシューベルトもまだ一度も合わせてないよね? と思いながら開くと、3ページもあるし! けっこう複雑だし! 先生、残りのは簡単とか言ってなかったっけ? ト長調(ファ♯)なのにレにもほとんど全部シャープがついてる代物、何だこれ!? 

 


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 日曜の晩にMusescoreで音源作って、月曜に練習、この曲全部とは言わないが、せめて半分くらいまではやっといたほうがいいよね? いや待て、オケは火曜の夕方だから、火曜日もまだ練習できるのか、じゃあ月曜はレッスンの練習もちょっとやって、でもやっぱりこのオケの曲やっとかないと~、と心は千々に乱れるw

 

 結局レッスンのほうは、ボウイングまっすぐ問題、今度は弓元で手を前に出しすぎorz とはいえ、先週は3センチくらい引きつけすぎだったのが、今度は1センチくらい出しすぎ? という感じで、だんだんまっすぐに近付いてはいるらしいw 

 それでも、音程!とか右小指丸めて!とか言われてそっちに気を取られると、また弓があらぬ方を向くし、もうな~~😆

 今後の課題です。

 あと、ノクターンもやって、全体にはだいぶ整ってきたけど、まだまだ音のつながりとかビブラートとか……。来年に持ち越しですねw

 考えたら今年のレッスンはあと2回。日本から帰ってくるころにはもう冬休みですからね。これまで毎年、その年に習った曲の動画をまとめてたけど、今年は無理かなあ。もうあんまり時間ないし、オケの曲は、それだけ弾いても何だかわけわかんないしねw

 

 そして夕方のオケ、えらく早く到着しちゃって(6時10分くらい)、さすがに教室入るのは気が引けたので、前の廊下で待ってたんだけど、すぐに先生が出てきて、すぐ戻るから入って入って、と言われました。まだ誰も来てなかったので、ビスケット、どう?とかって私だけもらって、うわーマジでおいしいですね、これ! 

 とかやってるうちはよかったんだが、誰も来ない……? もう6時半なんだけど、と不安になったころにw、皆さん到着。ファーストバヨはA子さん、お化粧さん、アナイーちゃんとメリッサちゃんの4人、セカンドは眼鏡男子のエドくんと私、サードの子はお休みで、ビオラのケリーさんとフルート男子。チェロのカルロスさん。そして今回はまた新顔男性、楽器持ってなくて、最初フルートの横に座ったので、管楽器の人かと思ったんですが、あとでチェロの隣に移ってコントラバスがどうとか言ってたので、コントラバスかなあ? めっちゃ背が高くてスキンヘッドに眼鏡と顎ひげで、学生よりはけっこう年配に見えたので、先生かなあ(今日はどの程度みんなが弾けるか偵察に?)と思ったんですが、楽譜見ながらみんなの練習に脳内で合わせてたみたいで、たまに質問してるのが、このマークなんですかってボウイングのアップダウンだったりして、え、初心者? いまいち正体不明の人でした。私みたいに部外者で、参加を検討中とかなのかなあ?

 

 オケで合わせたのは、11月24日のカンペチェコンサートじゃなくて12月13日のコンサートでやるというシューベルトのワルツ。これは私も初見で弾けるくらい簡単です。とはいえ、全員を合わせるとなるとそれなりに時間かかって、結局昨日はこれ一曲だけ。

 こないだはサードバヨのイツェルちゃんが弦を切ってましたが、なんか呪いか?w 昨日はイツェルちゃんがいなかったのと、新顔男性がチェロの向こうに座ったので、ケリーさんが私のすぐ横にズレました。お互い慣れない位置関係だったせいか、私は楽器を構えようとして何度かケリーさんの譜面台に渦巻きをぶつけてたんですが、三度目だったかな、そんなに強く当たったわけでもないのに、どこがどうぶつかったか、G線がびよよ~~ん!と……😱 一瞬切れたかと思いましたが、ペグが完全に緩んでしまっただけとわかり、一安心。自分でも何とかできる範囲でしたが、すぐに先生が来て、大丈夫大丈夫、と直してくれました。はー、よかった。万が一切れてたとしても、替えの弦はちゃんとケースに入れてましたけどね。先週のことがあったから。でも張り替えて間もないけっこうお高い弦が切れたらやっぱりショックですからね*1

 

 さて、オケ練習も終わって、帰る準備してるみんなに先生が、またまた新譜を配ってくれました。おいおいおい、日曜に送ってきてくれた楽譜もまだろくに弾けないのに……。今度のはボレロで、2ページです。


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 たぶんこの曲。まだ弾いてないし、セカンドバヨだとメロディよくわかんないけど、聞きながら楽譜を眺めたところでは、たぶん同じ曲だと思います。これまでの曲は(シューベルトを別として)メキシコ音楽ってどれも似たり寄ったりだなあと思ってたけど、これはちょっと雰囲気違うかな? わりとねっとり系?w 日本の曲っぽい雰囲気もあるので、弾くのがちょっと楽しみです。

 

 これでコンサートでやる曲は全部なのかなあ? 13日のコンサートは、シューベルトだけってことはなかろうから、24日のコンサートの曲目(の大半?)とシューベルトなのかな。

  1. カンペチャーナ(最初のころていねいに合わせた、がこないだ久し振りにやったらグダグダだった)
  2. ダンソン「夜明け」(先生作曲、最初のころていねいに合わせたが、けっこう複雑で、もう長いことやってない)
  3. Estoy Celoso del Viento(簡単だけど一回しか合わせてない)
  4. チャンポトン(けっこう複雑だったが、簡素化。でもそのバージョン2回しかやってない)
  5. シューベルトのワルツ(一回合わせた。まあ簡単)
  6. Pregonero de Campeche「カンペチェの物売り」(まだ一度も合わせてない)
  7. Quiero ser(まだ一回も合わせてない)

 今のところこれだけで、順当に行っても24日までに練習はあと5回。でも前日の23日(木)はリハーサルとかって言ってたしな。あと4回で、まったく合わせてない2曲と、これまでやったの全部復習、できるんかな……。

 私は、留守のあいだの家のこととかも考えないとだし(まあこれまでずっと準備は少しずつ進めてきてはいますが)、リハーサルとかはもう参加しないよね。本番に入らない人が入っちゃ、リハーサルにならないもんね。でも、ホントのリハじゃなくても、先生たちが参加して本番にできる限り近い形の演奏になる日、一回だけでも見学でいいからいさせてもらおうかな。完成形を聞いてみたいですもんね。

 

 

 ところでこないだ、ある漫画を読んでました。たぶん(勝手な推測ですが)その漫画家さんが描きたいタイプの作品じゃないけど、まずはこういうの描け、と編集さんから言われるのかなあ、と思ってしまう、中高生が何かに打ち込む姿を描く作品。最初は主人公とか他のメンバーが、ぜんぜんそれが好きじゃないけど成り行きでクラブに入ることになったとかで、反発しながらも、それ自体の楽しさや仲間たちとの友情に目覚めていく、って話、多くないですか?w

 そのマンガは高校の社交ダンス部の話で、そのパターンで話が展開していくんですが、こんなコマがあって。

 

 まだまだ下手くそだけど、大会に出場してみようってなって、みんなで練習して、大会に出たんですが、まあこんなもんか、って感じで終わって、そのあとのシーンです。

「もっと苦しいくらいがんばってたら 今もうめちゃくちゃ楽しかったはずなのに」

 え、そう?って思っちゃった。うん、そういう場合もあるかもしれない、それを納得できる形で表現してくれてる漫画もあるのかもしれないけど、少なくともこの漫画では、私は納得いきませんでした。苦しいほど頑張ったらその先に天国が、みたいなのって、なんかもう日本でありがちな体育会系のお約束(本当にそうかどうか検討もしないで信じちゃってる)みたいな気がして。

 そりゃね、音楽もダンスもみんなで力合わせて何かを作り上げていくので、いい加減に練習して、ちっとも音が合わないでグダグダな音楽やるよりは、少しくらいしんどくてもちゃんと練習して、みんなが納得いくレベルに仕上げたほうが楽しい、ってのは私も思います。

 でもこの「みんなが納得いく」ってのがバラバラだと難しいんだよねえ。この漫画の場合も、ちゃんとやりたい人と、まだまだ初心者で何から練習していいかもわからないし、人に見てもらうことを思いつきもしなかった人たちが交じってて、それゆえの齟齬なんですけどね。

 オケについて言うと、「指揮者の言うことは絶対、文句言うとか反論するとか論外で、すべてはいはいと頷いて受け止めるべし」みたいな話を某動画で見て、ひえええええ、と思い、確かにそうなんだろうなと思う話をオケ経験者から聞いたことも合わせて思い出して、そんなん私には無理!と思いました。ま、私は指揮者に文句言うレベルに達してないし、今のオケは緩いからやっていけてますけどね……。でも100人単位のプロ奏者が集まるオケなんかだと、一人一人が勝手なこと言ったらまとまらなくなるんだろうなあ、だからそれをまとめる指揮者がいる、ってのも、納得でもある。難しいところですね。

 しかしアマチュアで、ひたすら楽しくやりたいレベルの人、楽しいのがいちばん大事だけど上手になる努力もしたい人、苦しくてもとにかく上手になりたい人、とかが交じってると、衝突も起こるんだろうなあ。私としては真ん中のタイプで(楽しいのがいちばん、でもその範囲内でできるだけ上手にはなりたい)、上の台詞も、

「もっとがんばってたら 今もうめちゃくちゃ楽しかったはずなのに」

 なら納得できるんですよね。ひとりでやることなら、自分がやりたいときにやれるだけのことをやって、苦しかろうがしんどかろうが、自分で決めればいいことなんですけどねえ……。もしくは同じ目標レベルの人たちで集まるか、ですね。

 難しいけど普遍のテーマだからこそ、よく漫画の(小説やドラマでも)題材になるんでしょうね。

 

 さて、しかし目前の練習のためにはとにかくできるだけのことはせねばならないので、さっさと練習します!(む、今日も適当な猫写真ない、ごめんなさい)

*1:ツイッターのほうで書いたバヨ関連悪夢2連発、あれに比べたらまだしもですがw