気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

オケ初日

 昨日は大学オケに参加初日でした。まずは登場人物一覧(?)。

 グレーテル先生。私が3年半師事してるバヨ先生、キューバ人。美人。

 アナレリス先生。オケ指揮者。前のコンサートでも指揮してた。インディヘナ系の民族衣装が似合う小柄な女性。

 メリッサちゃん。10歳か11歳くらいの女の子。今年、メキシコ南部子供オーケストラに選抜で入団した「天才少女」。

 マルコくん。私の隣に座ったバヨの男の子。

 

 とりあえず主要登場人物はこれだけです。

 

 6時半からでしたが、初日だし、場所もだいたいしか知らないし、早めにと思って、5時45分に出ました。この時間タクシーは問題なく、6時10分に到着。早すぎw 二人の先生がいる建物は二階建てで、並びの部屋です。いちおう行ってみると、グレーテル先生は窓の隙間から覗くと、メリッサちゃんらしき子とレッスン中。アナレリス先生も直前まで授業だと言ってたので、窓なかったですが、邪魔してはいけない。

 建物の前には大木がたくさんあってベンチなどもあり、談笑している5、6人のグループや単独の女性もいたので、私もそこで座って待ちました。学生たちがうろうろしてるキャンバスの雰囲気、懐かしいなあ。

 6時25分くらいになると、談笑していたグループは解散。男の子が一人残って、見たらフルート持ってました。その子が2階のアナレリス先生のところに入っていったので、私も上へ。グレーテル先生のところに先に行って、紹介するからねと言われてたんですが、グレーテル先生はまだレッスンしてるし、アナレリス先生には25分に来てねと言われてたので、迷ったけど、ノックして入りました。すぐに私とわかってもらえて、挨拶して、あなたの席はここね、と言われたところに座り、楽器の準備。他の子たちも入ってきます。メリッサちゃんが来たので、ちょっと抜けてグレーテル先生に挨拶に。

 入ってきた子たちのバヨをいちいち手に取って調弦するアナレリス先生。自分で調弦覚えてね、と言いながらやってましたが、私のはチェックもせず。なんでだw まあ家を出る前に合わせておいたので、たぶん大丈夫。

 

 先生からさくっとみんなの紹介がありましたが、速すぎてよくわからんw ほぼみんな既に顔馴染みで、よそから入ったのは私と私の前に座ってた女の子だけかな?

 ファーストバイオリンは女の子三人、メリッサちゃんも入ってます。セカンドが私含めて4人。私の前に座った女の子と、その隣のメガネの男の子、私の隣のマルコと私。ビオラはファースト1人、落ち着いた感じでお姉さんっぽく見えるけどティーンエイジャーかなあ? セカンドビオラも1人、この子はまだかなり初心者とのことでした。それからビオラ志望だけど今日は見学の女の子がもう1人。管楽器はフルートの男の子1人だけw

 アナレリス先生の説明によると、大学の56周年記念だっけ?でカンペチェ州をテーマにしたコンサートを10月頭にやってくれと言われたけど、それでは時間足りないので、11月頭にしてもらったと。そして、もちろん今日のメンバーに先生たちや他の楽器も加わってもっと大編成になるそうです。チェロ、コントラバス、管楽器にクラリネットやサックスその他。パーカッションも当然入りますね。

 コンサートのとき女性はお揃いの白のブラウス着るので、売ってたら教えてとのこと。下は黒いズボンと言われました。舞台に立つにはそういうのも考えないといかんのか。

 ちなみに昨日自前の譜面台持ってきたのは私だけだったw 別のとこから借りてきて!と先生に言われてビオラの女の子たちが調達してきました。私は隣のマルコに、一緒に見ればいいよと2人で一個。他の子たちも最初慣れた様子で椅子の上にバヨケースを開いて置いて、蓋のところに楽譜をたてかけてました。楽譜立てが5つ来たので、どうにか足りてましたけどね。

 

 11月のコンサートでは50分くらいやるんだとかで、カンペチェの曲をまずはひとつ。Pepe Guizarという人のCampechana ワルツです。

 


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 オリジナルはギターマリンバその他の楽器と歌なんですね。これをアナレリス先生がオケ用にアレンジした楽譜を各自もらいました。

 最初の16小節はフルートのソロ、じゃなくて管楽器のみ。17小節めから弦が入ります。3/4拍子でファ長調(フラット一個、へ長調)、ド♯(臨時記号で)からラまでの狭い音域です。ファーストとセカンドは同じメロディで、スズキ1巻の真ん中辺くらいの難易度かな。初見でもまあまあ弾けますが、私には別の問題がw(後述します)

 曲の前半はそんな感じで、中ほどで6/8拍子レ長調(シャープ二つ、ニ長調)に転調します。この後半も音域は狭くて音を取るのは難しくないんですが、リズムがちょっとややこしい。八分音符にタイがかかってたりするので、え、え、とか思うともう落ちちゃうんですよねえ。

 

 でも90分の練習で、実質半分以上は待ち時間。まずフルートの部分をやって、それからビオラの2人。セカンドの子が、まだ指をどこに置くかも怪しい感じなので、先生が教えたりして(初見だったから無理もないけど)、そのあいだバヨは待ってる。音を出さずに楽譜読んだりはもちろん(私は)してますが、他の慣れてる子たちは楽譜もらってすぐにちょちょっと確かめたらもう弾ける感じ? 隣のマルコくんはスマホいじってましたしね。先生が、じゃあ全員で!って言ってもまだいじってて怒られてたw 

 最初のフレーズは何とか弾けたんですが、そこから何度か繰り返して続きもやって、またビオラだけ弾いてとかがあって、はい、じゃあバヨも入って〇〇小節から、と言われたのを私聞き落としたか聞き間違えたか……。あれれ? どこ弾いてるの?ってなっちゃいました😅 で、止まったときにマルコくんにこそっと、どこから始めてるの、って訊いたw そしたら、そのあとも私が間違えて落ちちゃったら、マルコくん弾きながらバヨの渦巻きでここ!って教えてくれて😆 いい子じゃーーーーん!

 マルコくん、オケ慣れしてるっぽくてかなり自信持ってしっかり弾いてくれるので、それ聞いて合わせてる私w クラスに入ってくるのも最後だったし、スマホいじりまくってるし、あんまり真面目ではないかもしれないが、頼りにしてるよマルコくん!

 

 90小節ほどある曲の最後までは行けませんでしたが、これまではオケの練習って週一で一時間だったそうで、それが今は週二で各1時間半、先生、時間あるわぁってめっちゃうれしそうでした。

 とりあえず昨日の段階ではまだボウイングがどうとか強弱とかビブラートが〜とかいうレベルではなくて、まず音が合うかどうかという感じだったので、割と気楽でした。途中で落ちたら私は少なくとも構えたふりだけはしてたんですが、前の2人は落ちたらバヨを膝に下ろして堂々と休んじゃってたし。え、セカンドは弾かないんだっけ?ってめっちゃ焦りましたが、マルコくんは弾いてたしな?🤔

 

 終わったら8時ですから、みんなもうあっという間に片付けて退散。私は先生に、実は11月に日本に行きたいと思ってて、と話をしに行きました。コンサートの日取りがわかれば、そのあとのチケット買えばいいしね。先生、わかったらすぐ連絡しますと言ってくれました。

 これからどんどん新しい曲も増えていくんだろうし、覚え切れるかちょっと不安ではありますが、何とかなりそうでホッとしました。昨日はまだまだ全体の音を聞く余裕はなかったですが、バヨ7挺、ビオラも入れたら9挺が一斉に鳴ってるのを真ん中に座って聞いてる、そして自分もそのうちに入ってる、てのは人生初体験でちょっと感激でした。

 次の練習はもう明日(木)なので、急いでもらった曲をさらっていかねばなりません。今日と明日、頑張ります。

 すぐにでもmusescoreで楽譜打ち出して音源作りたかったのに、パソコン壊れてて、タブレットではできないし、古いノートパソコン出してきて調整してみましたが、いろいろトラブルあり、修理には部品が届くのに3週間かかるらしい。まあしょうがない、何とかやるしかないです。

 応援???してくれてるキキ。