昨日は通常レッスンあったんですが、ワンコに腫瘍疑惑でバタバタおろおろして昨日は記事書けませんでした(さいわい腫瘍じゃありませんでした)。
レッスンもまあいつもどおりでそんなに書くことないんですが、先生宅で娘ちゃんが二階で寝てるので、今日はこっちの部屋で、と奥の小部屋に通されて、クーラーかけてもらって(よかった~、先週扇風機ではやっぱり汗かいたので、今回はショートパンツにサンダルで行ったんですけどねw)、ピアノないので先生のバヨと合奏。やっぱバヨのほうが音程合わせるのめっちゃ楽w そして先生の滑らかな演奏を聞いていると、自分の音がよく言われるようにブツ切れで乱暴なのがよくわかります。先生の音に近付けようと努力するだけでもマシになった気がする……。
で、久し振りのスケールをやってから、クロイツェル2番を2音スラーで(もう長いことやってませんでした……)すごくゆっくり。これいい練習になります。ゆっくりだと、左の指が勢いで動かないのできちんと暗譜できてるかのチェックになるし(だいたいできてましたが、何か所かミスった)、弓の動きをきちんと気にかけて目で確認しながら弾けます。ゆっくりな分時間かかるけど、ボウイング改善のために取り入れようと思いました。
しかし先生は、ゆっくりだと時間がかかって疲れるでしょ、と私に気を遣って? じゃあ次は弓先のデタシェで、速く弾きましょうかと。その「速く」ってのがね、暗譜する前にはそのくらいの速さに挑戦してまあまあ弾けてたような気もするんですが、暗譜してからはそんなスピードで弾いたことなかったよ……。暗譜したつもりだったけど、速くなると指も頭もついていかない。先生の演奏に食らいついて、適当に合間数音すっ飛ばして弾いたりすると、ここもう一度ね、とか言われるし(当たり前かw)。いやはや、速弾き練習も再びの課題です。
クロイツェル4番は、だ~いぶ暗譜できたけど、まだところどころで間違えたり、次何だっけ、となる。これは譜面見ながら先生と合奏しましたが、中途半端に暗譜してるので、楽譜見てても間違えたり😣 もっと完璧に覚えねば!
そのあとエルフもソティエなしで8分音符で左の指練習を続けてたんですが、いや普通に弾きましょうと言われて、しかも前より速いってば!! 前は110くらいで弾いてボロボロだったので、100に落としましょうってことになってたんだけど、たぶん前すぎて先生忘れてる……? 120くらいで弾いてた気がする。これもまーだまだ。
そしてノクターンもやりました。これは自分ではだいぶピアノに合わせられるようになってきたけど、その速さだとビブラートかけられない。レッスンではピアノなしで自分のテンポで弾きましたが、それでもあんまりかかってないけど……。
という盛りだくさんのレッスンでしたが、とにかくテンポ速かったw そうか、速く弾くとレッスン内容も濃密になる!? そういう問題!? だって、スケールだけとはいえ基礎練やって4曲全部一通りやったもんね? どれも短い曲ではあるけど。
という冗談(?)はさておき。クロイツェル2番は楽譜を見ればだいたい全体の構造が見通せるわかりやすい曲です。が、4番は、ある程度のパターンはあるけど、ごちゃごちゃだと思ってました。
オリジナル譜はこんなん。もちろん、取り掛かる前にざっと目を通して、パート分け(いわゆるリハーサルマークというのをつける)はしました。が、構造が見えるほどではなかったです。暗譜しようとして、このままではごちゃごちゃすぎて訳わからん、と思い、Musescore(スコア作成ソフト)に書き写し、パートごとに段落を分けてみました。最初に付けたリハーサルマークに改良を加え、じっくり眺めてみたら、じわじわと構造が見えてきました。
関係ないですが、日本だと住所はまず大きい都道府県から書き、市町が来て、通りとかで、大→小の流れですよね。年月日もそう。これが欧米だと逆になるの、いつも不合理だなあと思ってました。
でもこのクロイツェルの解析やってて、初めて、小→大の流れを体験したんですよw おおおお!ってなりましたw
クロイツェル4番、最小単位のフレーズはめっちゃわかりやすいです。1音か2音のダウンボウ+ワンボウスタッカートでアップ、最後の音はたいてい伸ばす。これで1フレーズ。そのパターンを見ながらリハーサルマークをつけていったら、12個に分かれました。それをさらにじっくり見比べてると、大きなパターンが見えてきた、という流れ。
こんな感じ。本当は、真ん中パート(1’)の後半、C'としている4小節は、最初の2小節だけC'、次の2小節をD’として、その下のD’となっているところ(6小節2段)は新しいパート(E)とするほうがいいのかもですが……。私としてはそれでは美しくないので、やや無理やりに、4パートずつにしました。
それから、三連符のアルペジオのところはどのコードか調べました。コードはギターの指は覚えてますが、音の組み合わせを覚えてるわけではないので(C=ドレミ、だけは覚えてるがw)、それを調べることに意味あるんかな……と思ったんですけどね。やってみたら、ありました。
コード書いて色塗ってあるところ(E7以外)が、三連符アルペジオパートですが、左の2段目と左いちばん下、そして右の4段目が、4小節すべてアルペジオのパート(B~B'')です。
Bは、 G7 C A7 Dm
B'は、 E7 Am A7 Dm
B''は、G7 C A7 Dm
となり、BとB''はコード進行はまったく同じなのですね。アルペジオの形が違うので、CとDmは違うメロディになってますが。そしてB’は後半だけBと同形。
そうわかったからって、どうってことはないんですが、似てるような似てないようなアルペジオが何度も出てきて、よくつっかえて間違えて引っかかってたので、これでだいぶ頭すっきりしました。BとB'は上昇と下降を交互に繰り返すのに、B''は四つとも上昇のみ、というのも、こうして見るとよくわかるし。
そして各パートのフレーズ(たいてい4つ)もパターンがあって、最初の音を書き出してみると(下の薄い字)よくわかります。
というわけで、メロディとしては割と規則的なんですが、これがあんなにややこしいのはポジチェンが入るからかッ!と気が付きました。これ、ピアノとかだったらたぶん単調すぎるくらい?
そこでポジチェン(赤いローマ数字)を書き込んだのがこちら。
ポジチェンめ~😠 と思うんですが、これもまあ先の音に指が届くようにやってるんだから、仕方ないか……。
さて、ここまでやっても、まだ暗譜するにはなかなかなんですよねえ……。プリントアウトしたこの楽譜に、さらに私は、弾いていて気が付くことを書き込みました。このフレーズはG線のみ、とか、指がなかなか届かないとこ、とか、アルペジオで覚えるのに苦労したやつ、とか、♯がついて全音間隔ばっかり、とか。そういうのが意外とマイルストーン的な役割果たしてくれるんですよね。
クロイツェル4番、暗譜に取りかかってから今で2週間、どうにか楽譜見ずに弾けるようにはなったかな? ときどき止まって、次何だっけ?ってなりますから、まだまだですが。
こんなことやってる間に、エルフの踊りとノクターンはただ普通に練習するだけで暗譜できました(エルフはまだちょっと迷うとこあるけど)。ノクターンは、ポジチェンもけっこうあるし、ボウイング(スラーとアップダウン)も覚えないといけないから難しいかもと思ってたんですが、意外とそうでもなかった。まあ短いですしね、繰り返しもそこそこあるし(でも同じメロディでもボウイングや指遣い違ったりするけど)。メロディがあると覚えやすいですね。エチュードは何だろ、リズムが単調だから? それとも単に、音符の数の差?
ともかく4曲もいっぺんに抱えてどうなるかと思ってましたが、とりあえずどれも一通り弾けるようになって、課題はこれから……って考えたら、今年ももうあっという間に半分以上過ぎてるし!😱 7月ももう終わりかけ。このままだとあっという間に今年も終わりそう……。バヨ4年生。
できたら今年の冬には日本に行って、さらにできたらもう少しいいバヨを買いたいと思ってるんですが、4年生の最後と思うと、ドイツの小学校って4年制なんですよね。小学校4年終わったら、ドイツではいろんなコースがありますが、ギムナジウムとかに入る。大きな区切りになることを考えると、その時期に新しいバヨを手に入れるのはギムナジウムに進学するのに匹敵するかな? まあバヨは個性の大きい楽器で、気に入る楽器(お値段含め)に出会えるかどうかはご縁ですから、どうなるかはわかりませんが。
しかしそのためにはまず小学校をきちんと卒業しないとね! 今年中に、デタシェできちんと均等な音を出すこと(クロイツェル2番)、ワンボウスタッカート(クロイツェル4番)、ソティエのマスター(エルフ)、ビブラート改善と音楽表現(ノクターン)を目指します!
昨日さんざん心配かけてくれたワンコ。写真はちょっと前のものですが、ニャンタがなんか口止めしてる? 「しーっ! それ言っちゃダメ!」