気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

一つできると他のができなくなる!?

 先週は結局レッスンは一回まるっと抜けることになりました。娘ちゃんの具合が悪かったうえにコンサートもあったりで、先生のほうもバタバタしてたようですし、私のほうは先週は体調いまいちで思ったように練習できず、ノクターン難しくて悪戦苦闘してたので、一週間余裕ができて、ちょうどよかったです。

 

 ノクターン、テンポはゆっくりめですが、まず運指とポジチェン! 一日目、二日目は頭爆発するかと思いました。体調いまいちで楽器を持つのはやめておこうかな、でも机に向かうくらいの元気はある、という日に、じーーーーーっくり楽譜を読むことにして、初めてこんなことしました。

 弦の色分けw うんと初期のころでさえ、こんなんやったことなかったです。ローマ数字ででっかく書き込んだのはポジションで、青いアラビア数字は楽譜に書いてあったフレーズ番号です。この楽譜はMusescoreで作ったものなので、私が使ってるオリジナル(反復記号を使ってないので、段のあいだがみっちり詰まりすぎて色分けには不都合)と改行位置などがずれていて、これはどこ!?というのがわかりにくいので。

 この画像を作って、プリントアウトしてから、指番号も全部書き込みました。予備楽譜だから、とにかく思いついたことを何でも書き込んでやる! いっそドレミも書きたかったんですが、さすがにそれやるとぐちゃぐちゃでわからなくなりそうだったのでやめて、オクターブ飛ぶとことか、2度だけど短三度のとことか(ドとレ♯など)、シ♯のドやミ♯のファなども。

 

 そんな作業をしてて思いましたが、楽譜ってホントすごいですねえ。ドレミも知らなかったダンナがちょっと勉強始めたころにも感動して、誰が考えたんだこんなの、って言ってましたが、いやホント。音程とリズムと速度、それに加えてバヨの場合なら弓の向き、つなぎ方、ボウイング技術あれこれ(スタッカートとか)、左手のポジションと指、音の強弱、などなどの情報がぎっちり。そして、それでもまだ全部じゃないってのがすごい。音色やビブラートは奏者に任されてるから、そこは自分で考えなきゃいけない。

 

 ひとまず楽譜をこんなふうにして、それを右に置いて、オリジナルの楽譜を左に置いて(フォルダのビニールの中に入れてしまうと、ちょっと書き込みしたいときにいちいち取り出すのが面倒なので、クリップで固定することにしました。ある程度弾けるようになったら、書き込むことも減るので、中に入れていいと思いますが)、練習始めたんですけどね。

 結局色分けした楽譜のほうは、ほんの数回、ここどうなってるんだっけ?と参照した程度で、あとは意外と使いませんでした。まあ一度じっくり「読んだ」という効果があったのかもしれません。

 それでも最初の何日かは、まったくメロディにならず、ひたすら音を探って指が弦の上を迷子になるばかり。サードポジはともかく、5ポジと6ポジになると、どの指がどの音に対応するのかまったくわからなくなるので、それも楽譜の横に書き込んでw

 ボウイングまで頭が回らないので、いちおう楽譜どおりに弾いてるつもりなのに、あれ、このフレーズのラスト、さっきはダウンで終わったのに、今度はアップで終わった?とかw もうめちゃくちゃ。

 まずは音程と指を何とかしないと始まりませんから、Musescoreの再生機能と、先生の模範演奏(これにもフレーズ番号をつけて、どこ弾いてるか動画でもわかるようにして)を頼りに、ちまちまと音を取る練習。

 先週のレッスンあるはずだった日には、まだこのレベルでした。それでもしょうがない、レッスン行くしかないと思ってたらキャンセルだったので、そこからまた一週間。少しずつ指の動きがスムーズになり、部分的にメロディっぽくなってきた? なんか聞き覚えのあるメロディが出てきた? ポジチェンでもまあまあ音合うようになってきた?

 それでもまだ指がもつれて難しいところとかもありますが、とりあえずどの指をどこに置くかはだいたい把握した、かな? という数日前、Musescoreのピアノ譜(と言ってもバヨのメロディです)を音源出力した動画に合わせて弾いてみました。

 撃沈でしたw

 まあこれは今までも何度もあったことなんですが、自分のテンポで弾いて弾けてるのと、メトロノームや伴奏に合わせて弾くのとは、ホント別物。まず、指が難しいところのリズムがまーーったく取れてなかった。それはまあ予測してたんですが、もうひとつ、全音符とかの長ーーーーく伸ばすところの拍の勘定ができない~!

 まあ練習ではとにかく音程と指優先でしたから、伸ばすところはテキトーに伸ばして、はい次!って感じでしたからね。でもピアノに合わせようとしたら、そういうわけにいかない。そこで、ピアノ音源にメトロノームを入れることにしました。

 

 Musescoreで再生するときはメトロノームをオンにすると自動で入るんですが、音源出力するときはそれも一緒にとはいかない(たぶん)。そこで、別の楽器を追加して、最初シロフォンにしたんですが、音が鋭すぎて耳が痛い。マリンバにしたら、柔らかめでいい感じ~。

 ……だったんですが、最初は全部ミで、4拍をミミミミとひたすら叩いてもらうと、数がわからなくなるところがあるので、ソミミミにしてみました。ところがところが、そうすると小節によってはメロディと不協和音になるところがあるw まあそのくらい我慢するか、と思ってたんですが、自分が弾いてるバヨの音程が合ってるのかわからなくなるんですよねえ。

 うーーん、小節ごとに音程を変えるか!? それもめんどい。ソ♯に合う音程とか、わかんないですw 全部長三度とかにすればいいのかもだけど。で、打楽器でウッドブロックというのがありまして、それにしてみました。

   私は持ってないんですが、こんな楽器ですね。

 

 音源にはクラベス(2本のすりこ木みたいな棒を打ち合わせる楽器)とかもあって、それでもいいけど、まあ音はほとんど一緒でした。こういう打楽器は音程がないので、何にでも合うんですねえ。ただし今度は小節頭の一拍目がまたわからなくなるので、アクセントをつけました。心持ち強くなる程度ですが、まあ不協和音よりはずっといい。

 

 などなどと改良に改良を重ね? 昨日の練習で、どうにかこうにかピアノに合わせてまあまあ弾ける、くらいのところまで持っていきました。もちろん、まだ音外したり、指わからなくなったり、リズムがずれてしまったり、はありますが。頑張った、二週間(弱)!!

 で、レッスン行きました。レッスンではピアノなしで、ソロで弾いたんですが、まあそのほうが間違えてもすぐそこからやり直して弾けるしね。ひとまず通して最後まで弾いて、多少音程外したりリズムが乱れたりはありましたが、譜読みはちゃんとできてる、と言ってもらえました。あ、ちなみに弾いてるあいだは先生が手拍子と口頭(伸ばすとことかを1,2,3と)でリズム取ってくれてました。

 もちろん、まだやっと音が並んでメロディになってきたかなあ、のレベルなので、弓の使い方とか(左に必死で右なんてぜんぜん考える余裕ない)、ビブラートはかけられるところはどんどんかけて、とか、顔が右に傾いてるwとか、注意はいろいろありました。そういう注意を受けながらパートごとに練習。

 伴奏動画、ないの? と訊かれて、Musescoreで作ったのを見せましたが、これはメロディラインだけで、音が合ってるかを確認しながら練習するにはいいけど、伴奏じゃないですからねえ。う~ん、ピアノ譜があれば、ちまちまとMusescoreに入力するって手もあるけど、めちゃめんどくさいけど。

 という話をしてたんですが、帰宅してからYouTubeでもう一度検索してみると、ありました! ロシア語?キリル文字だから読めなくてスルーしてたけど、「伴奏」っぽい単語が入ってるし! 訊いてみたら、確かにピアノ伴奏のみの演奏です。ありがたや~!

www.youtube.com

 で、ノクターン一通りやって、ピアノ動画見せるためにiPadを出していたので、じゃあついでにアレやりましょうか、と先生。えーと、何だっけ、あれ、って先生忘れてるしw エルフの踊りですかぁ……。

 実はこの二週間、やらなきゃなと思いつつも、ノクターン以外のはほとんど弾いてませんでした。クロイツェル2番を基礎練代わりに2,3回弾いたかな? 4番も忘れてないか確認するために一回通して弾いたっけな? くらいで。

 ああああ、弾けるかなあ。てか、ソティエできるかなあ? という感じで、それでもとにかくピアノ伴奏(これはちゃんと伴奏の動画があったので、それ使って練習してました、前は)で弾いてみたんですがね……いやあ、弾けない。まず指忘れてるし。何とかついていったけど、落ちて、復活してもまた落ちて。二回やって、二回とも同じ。そりゃそうよ、だって思い出す暇すらないんだもん。それにしたってなあ……orz

 先生も苦笑して、まあその分ノクターンが上達してたってことにしておきましょう、と。はい、そうしておいてください😣

 

 というわけで、他の3曲も引き続き練習せねばなりません。てことは、練習時間増やさないといかんってこと? 一時間ぽっちじゃぜんぜん足りない? 今日はレッスン行ったから午後は練習しなくていいや、とか甘い?w 

 とりあえず、あまりにも弾けなかったエルフを今日は思い出すくらいの練習はしようと思います。ブログはそのため早めに書き上げました! これから練習します。

 

 メモ。今日学んだスペイン語。音色はスペイン語でもやっぱりColorなんだ! それからノクターンのオケ演奏の動画を見せたんですが、メロディ弾いてるのはたぶんソリストじゃなくてコンサートマスターって言おうとして、コンサートマスターってスペイン語でなんて言うんだ!? バイオリンのトップの人、と説明したら、あー、Concertinoね、と。へえーそういうんか! 先生、先週のコンサートのオケではコンミスだったから、女性の場合はConcertinaかな。

 

 そうそう、も一つ。ブログの背景画像、今まではバッハの『主よ人の望みの喜びよ』だったんですが、譜面としては単純そうに見えて(実は弾いたことはない)私のレベルにちょうどいいかなと思って選んだ画像でした。が、少しレベル上がってきた気がするので、今やってるノクターンの楽譜に差し替えてみました。まあほとんどの部分は文章被っちゃってて見えないけど。 

 これをもっと難しそうな楽譜に差し替えられる日を目指して、頑張りますw