今日は通算137回目のレッスンでした*1。
前回のレッスンで先生が、次はクロイツェル2番を徹底的にやりましょう、と言ってたので、この一週間ほぼクロイツェル2番しかやってませんでしたw まあ4番も忘れたらいかんしレッスンで言われた弓の配分もやっておかないと、と少しやったり(でも冒頭2段くらいをちょっとやった程度)、エルフの踊りも忘れない程度にはやりましたが、クロイツェル2番だけでも毎日の練習時間は埋まる。
基礎練すらほとんどやらずに*2、調弦確認したらもう即クロイツェル。
4音スラーで移弦のときに音が汚なくなるのを直す練習して、最初のほうはマシになったと思うんですが、最後の段が難しい。スラーだけじゃなくて、ソティエでもシュポアでもスタッカートでも難しい。指遣いは難しくないのになあ、移弦が多いのかな?と思って、数えてみたんですよ。
クロイツェル2番はほぼすべてが16分音符で、1小節に16音、そして一段に3小節で、8段あります。そこで、各段の移弦の回数を数えてみたわけです。
1段目 6回
2段目 8回
3段目 8回
4段目 11回
5段目 13回
6段目 13回
7段目 14回
8段目 22回😱
一度しかチェックしてないので間違いゼロとは言い切れませんが、エチュードってすごいなと思いました。そして、8段目が難しい理由が明らかです。ポジチェンも、きちんと計算されていると思うんですが*3、弦もそういえば最初のほうはA線E線のみで、だんだんD線も使うようになり、G線は真ん中で一回使うだけ。でもこの8段目ではG線からE線までを縦横無尽に往復するわけです。よく考えてあるなあ……。
そんな発見もありながら、2音スタッカート4音スタッカートも弓の配分がうまく行かなかったり、それ故に音が全部均等にならなかったり、疲れてくるとスタッカートじゃなくなったりw
ソティエはだいぶマシになったと思います。レッスンのときは二の腕が痛くなってたのが、練習を重ねると前腕部の肘近くがだるくなるようになって、うん、ここの筋肉使うのが正しいんだよな、と納得したり。
あと、2音スラーだとかなり勢いよく弓を使うので、先生が前によく言ってたインパルスってのができてるんじゃね? 手首も動いてるし、小指もちゃんと曲がってるよね? と思ってたんですが。
今日のレッスンでは、もうだいぶ前からやってなかった大きく弓を使うデタシェから始まりました……。弓の使い方は2音スラーとそんなに違わないはずなのに、小指丸めて! とずーーっと注意され……。8音ごとに「丸める!」「はい丸める!」と掛け声かけてくれる先生w それを意識するとそのときはできるんですが、ポジチェンとか音程とかに気を取られると……の繰り返し。てことは、やっぱりまだちゃんと出来てないんか……。
スタッカートでは、やっぱり思ってたとおり、弓の配分を均等に、音も均等に、と言われました。すみません、わかってたけどあんまり練習してませんでした(って言わなかったけどね。ソティエの練習にばっか力入れてたからな)。私のはポルタートっぽくなってるらしいです。ポルタートって?という顔をしたら、真ん中がふわっと大きくなる音、というふうに説明してくれました。帰ってから調べたら、デタシェとスタッカートの中間っぽいのらしい。なるほど……。
それから、クロイツェル4番、と言う先生。えええ~、先週、次は2番だけって言わなかった?と内心焦りつつも、しょうがないから4番弾きます。練習した最初の辺りはスタッカートのところの弓を小さく使うの、少しはできたんですが(でも失敗するところもあり)、練習してないところはやっぱり前のまま……すみません。
そしてやっぱり全体に、小指丸めること(これができると弓のコントロールがしっかりできるようになるから!と先生)、手首をしっかり動かすこと。肘を緩めて前腕部の動きを出すこと。う~ん、今まで言われてきたこと全部繰り返された気がする……orz
先生はそれでも、できるようになってきてるから、と励ましてくれましたけどね。うんうん、自分でも、毎日1ミリずつくらいの気はするけど、それでも前進はしてると思います。
でもね、練習の合間に気晴らしにと思って、コンチェルティーノとかちょっと弾いてみたんですよ。これやったのは2年前。今ならさらっと軽く弾けちゃうよね~♪と思ったら……なんのなんの。ホントに私、これ弾けてたっけ?ってくらい、弾けないの……。そりゃ初見のときよりはマシですよ? 楽譜にドレミも書いてあるしw でも、難しくて何千回も練習したBパートとか、指忘れてて、えーと、って確認しながら弾いても、それが覚えられない。私、頭大丈夫か!?ってくらい。今、頭に3曲(クロイツェル2番と4番とエルフと)入ってるから、もうメモリいっぱいいっぱい? ショックでしたね~。
で、レッスンの最後に先生が、今やってるのは主にテクニックの練習だから、表現とかビブラートも忘れないように合間に練習してね、と言いました。そうなんですよね、G線上のアリアとかでどうにかこうにかやってたビブラートも、今はできるかどうか……? と自分でも不安だったので、やらなきゃと思いつつ、つい目の前の課題にばっかり夢中になっちゃって。
先生は、毎日同じ曲ばっかり4日も5日もやってたら飽きるから、とおっしゃるんですが、え~私飽きないんですけどw
私の練習は、いちおう毎日やってるけど、時間にして1時間ちょっとくらい。で、その日練習してできるようになったところが次の日もできるとは限らないので、次の日はそこを練習します。前の日よりちょっとはマシかも?くらいです。前の日にやってもできなかったこともいろいろあるので、それ練習します。それでだいたい一時間終わっちゃうわけです。次の日もそれの繰り返し。となると、3曲なんてとても手が回りません。
先生は、全部やらなくていいから、と。今日はこの曲メインで、他のはさらっと流す程度かまったくやらなくてもノープロブレム。でも次の日は別の曲をメインに練習する、というふうにローテーションにするのもいいよ、と言ってくれました。そうですよね、毎日何時間も練習するわけじゃない私としては、それがいい方法なんだろうな。心がけます。
先日、バヨ関係のブログで、アマチュアで50年も弾いてるというかたの記事を読みました。50年と言ってもずっと弾いてるわけではなくて、しばらく弾いて、やめて、また再開して、という感じで50年ということのようですが、その50年で今がいちばん楽しくなった、と書いてらっしゃって。なんか、感動しました。50年楽しめる楽器なんだ、バヨって。
私にはもうとても50年という年月は残ってませんがw、何もなく無事に過ごせればたぶんあと20年、頑張れば30年くらいは行けるかも!?
レッスンのあとで先生に雑談でそんなこと書いてる人がいて~、という話をしたら、先生、前に話した祖母のことを覚えていて(母と勘違いしてましたが、母はまだまだ若くて!?今85歳。祖母は90まで40年間三味線やってました)、まだまだ行けるよ~と笑ってました。ホントに、これからもっともっと楽しくなるといいなあ。
最後にお約束の猫写真。おまいたちはいつでも楽しいよねw
*1:以下、ツイッターにも書いちゃったのでもういいかと思いつつやっぱり書いておきます。
バヨとは関係ないんだけど、レッスンメモ書くとき通し番号つけてて、ふと137って素数だっけ?と気になり、調べたら、33番目の素数でした。で、さらに関係ないんだけど、3年前に見たドイツドラマ『DARK(ダーク)』ってのがすごく面白くて、でも話が複雑で(タイムトラベルの話で時間系列が複雑に絡み合ってる)ちゃんと理解できなかったところもあったので、今もう一度じっくり見てます。そこに出てくる時間旅行のエネルギー源がセシウム137で、そして時間は33年周期で循環しているのです。137が33番目の素数、ってのはドラマには出てなかったと思うけど(まだ半分くらいなので、このあと出てる可能性はあるけど)、面白い偶然の一致だなと思ったので、メモしておきます
*2:でもアルペジオが未だにきれいにできないのは……と悩んでいたので、それならいっそと思いっきりゆっくり、一音ずつをきれいに弾く練習をしてました。最初はゆっくりゆっくりでも、なんで!?ってくらいきれいに音出せなかったんですが、少しずつマシになってきてる気がする
*3:最初の3段はファーストのみ、4~6段目はファースト・セカンド・サードを行ったり来たり。7段目はファーストのみになってここは左の指の練習で、最後の8段目もほぼファーストのみで移弦の練習に特化、ということかな