気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

おニュー肩当て、ヴィヴァ・ラ・ムジカ

 この前、肩当てが外れかけてドキッとしたので、アマゾンで物色した話を書きましたが。

ensayomx.hatenablog.com

 実はこのとき、肩当ての足が緩いんかなあと思って、ちょっとぐいぐいとたわめてみたんですよ、プラスチックなのにw そしたら、小さくだけど、ピキ!って音が……。ヒビ入れちゃったかもしれない、だとしたらある日突然ばっきり折れる危険もあるし……(アホ)。

 まあそういうこともあって、日本の肩当て比較動画や記事を漁り、比較的評判のいいメーカー、ヴィヴァ・ラ・ムジカのがメキシコアマゾンにも一個だけあったので(そしてお値段もまあまあだったので)注文したのが7月21日。お届け予定日は8月末~9月末と出てました。発送は日本の秋田県! そら時間かかるわな?

 と思っていたら、7月29日に発送、そして今日届きました。はっや!!! 

 

 ヴィヴァ・ラ・ムジカってどこの会社だろうと思ってネットで検索したりもしたんですが、よくわからなかった。届いた品の箱を見ると、スロベニアのツェリエという町にあるそうです。へえーーーー。

 さて、ここの肩当て、モデルがいろいろあって、日本で評価が高いのはオーガスティンのダイヤモンドというものらしいですが、こっちにあったのは同じオーガスティンでもゴールドという、ダイヤモンドよりちょっとランク落ちるのかな? しかし箱から出してみると、なんか、おおお!って感じの見た目。めっちゃ上等そう。

 

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 上が新しいの、下は今まで使ってたKUNのオリジナルです。KUNは、日本の初心者ならほとんどこれ?ってくらい普及してる気がする。私も、日本のバヨ先生からお薦めされて買いました。

 新しいのは、見てのとおり、木製。マープルだそうです。金具のところは金メッキ? 優美な曲線に削られた木製部分の裏にゴムが貼ってあるのは、KUNと同じ。

 

 いろいろ比較動画とか見た限りでは、けっこう形にもバリエーションがあって、奇抜なデザインもあり、その中ではこの二つはオーソドックスな形かな。

 肩当てのスペックの一つに重さがあり、基本軽いほうが楽器への負担が少なくていいらしいのですが、量ってみたところ、KUNは59g、ヴィヴァ・ラ・ムジカは72gで、ちょっと重い。

 

 さて、さっそくバヨにつけてみました。左がKUN、右がヴィヴァです。

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 カーブの仕方が違う。上が肩に、下が胸のほうに当たる部分で、実際に構えてみたら、そんなに差は感じませんでした。

 

 バヨとの隙間は、

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 こんな感じ。KUNのほうがカーブが大きくて、バヨとの隙間がかなり狭くなってます。私は顎当てにハンカチ*1をつけて、楽器の裏まで回すんですが、そのハンカチがこの隙間に入りにくいくらい、接近してます。まあその分、入れちゃうと、バヨを顎から離してもハンカチはそのままでいてくれるので便利と言えば便利。

 ヴィヴァのほうはこちらのカーブは緩めですね。でもこれも、楽器を構えてみたときの違和感は特になく、むしろいい感じでフィットしてるかも?

 

 並べて置いてみても、なんかほとんど差がないような。

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 となると、違いは材質だけか(あと、お値段ね。約4倍でした)。それで、どれくらい音質に影響出るかなあ、大して変わらないかもだけど、ま、いいか。

 

 と思いながら、午後の練習、まずはKUNのほうをつけて、いつもの音を確認。それからヴィヴァに付け替えて、弾いてみました。

 

 うわああああああああああああ😍

 

 違うよ、音が違う! いや待て、気のせいでは? と思って、もっぺんKUNに付け替えて、それからヴィヴァに戻ってみたけど、やっぱ違う。響きが大きく、きれいになって、何と言うか、音が暖かくなった。暑いときに弾くんだから、暖かいのはちょっとイヤだけどw でも温度が実際に上がるわけじゃないからいいんかw

 

 いやあ、肩当てで音が変わるとは聞いてたけど、マジだったw (←あんまり信じてなかったらしい)

 弓でも音が変わると言われてるけど、私の弓は2本、同じくらいのレベルなのかなあ? そんなに差を感じなかったんですよね。カール君に付いてきたオマケの弓、あれなら違いはっきりわかるくらいレベル違う(低い)かな? 

 弦を取り替えたら、音が激変するのはもう以前から実感してましたが、肩当てもこんなに変わるんだねえ……。

 こないだカール君帰宅したけど、テールピースを取り換えてもらったわりには、そんなに変わってなかった気がするんですよね。まあカール君の音を私がそんなに覚えてない(ブランク二ヶ月)とか、新しいテールピースも黒檀じゃなく似非黒檀製だとか、関係してるかもですが。弾いて、目の前で替えてもらって、すぐ弾いたら、音が違うってわかるのかも? でもテールピースは肩当てみたいに3秒で付け替えられないしね……。

 

 とにかく今日の練習は、新鮮な響きが嬉しくて、開放弦全弓だけでどれくらいやったっけ?ってくらい何度も何度もw もちろんスケールその他の基礎練、それから曲もやりましたけどね。G線の雑音も今日はなかったのは、肩当てのおかげか無関係か? A線のドは、他の音に比べるとまだちょっと気になるけど、昨日までよりは数段マシになった気がするし。

 まあ、今日は新鮮だったこの響きも、だんだんに聞きなれて当たり前になっちゃうんだろうなあ、と思いながら、KUNの肩当てはそっと未使用ケースに片付けました。

 さて、来週のレッスンで先生に、この肩当てをお披露目するのが楽しみ~😊

 

 あ、ただし一個だけ問題があって。バヨケースに入らない……w 比べてみると、KUNより5mmくらい長いんです。いや、届いた(上の写真の)状態だとそうでもないんだけど、バヨに装着するとちょっときつい気がしたので、ネジ穴を一つずらしたら、そりゃ心持ち大きくなりますわな。そのわずかな差で、新しいケースのでっかい小物入れに入らない~~~。

 どうしようかとさんざん迷いましたが(きつめでも穴ひとつ戻すか、毎回ネジを回して装着するか、別の鞄に入れるかなどなど)、足を上にして入れるとどうにか。ということを発見して、一安心。やれやれだよw

 

 

*1:端をちょっと縫い付けて袋状にし、顎当てにすっぽりはめるようにしてます