気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

先生が弾くと別物、曲も楽器も

 オケがないと、レッスンの分の練習に集中できてやっぱりいいです。先週はコレッリの譜読みで頭が爆発しそうになってましたが、こんなん無理!とか思ってたのに、あら不思議、今週はだいぶマシになって、まあまだ必死に「次の音は何か?」に気を取られてる段階(+たまにスラーかかってて、あ、弓こっち向き、とか)ですが、だんだんメロディっぽくなってきました。彫刻で、最初粗削りして、それから少しずつ丁寧に彫り進んでいって全体の形が見えてくる、あのくらいの段階ですかね。

 そういえば前も、新しい楽譜もらうと最初はぜんっぜん読めなくて弾けなくて泣きそうになるけど、意外とそのうちにスムーズに読めるようになってるよなあ、と思った(&ここに書いた)こともあったっけ。その意味では、オケでどんどこ新しい曲を渡されて、それを消化していかなきゃならないのも、いい練習なのかも。

 

 さて、基礎練、先週は16音スラーで指がぜんぜん追いつかなくて、速すぎ!とか思ってましたが、家に帰ってやってみると、いや待って、もっと速くやってるよね私? なんでレッスンじゃできないの? 朝早いから(レッスンは朝8時から)、まだ指が、いや体全体が目覚めてない?

 と思って、今朝は行きの車のなかで指をパタパタと動かす練習してたんですが、今日は先生、先週のことを思ってか、チョーゆっくりスケールw そのテンポなら16音も24音もまあまあできましたが、逆に、最初の2音スラーとかがゆっくりすぎて難しいッ!😆 このチョーゆっくりボウイングも練習しなきゃなあと思いました。

 ちなみに、帰りの車で、ダンナが流してた音楽(クスコ、子供のころからずっと好きなニューエイジミュージックバンドですが、ドイツのグループとは知らなかった……と最近ツイッター(現X)にも書いたところです。Penguin Dance - YouTube 車のなかで聞いてたのはこれ)を指先でリズム取ってたら、うわ~~~指が楽々動く~! やっぱ1時間バヨやった直後だから? 朝とぜんぜん違う! う~む、行く前に30分でもいいから練習すべきか? でもなあ、7時半に家を出るとして、朝の7時から練習? 近所迷惑? 隣近所にどれくらい聞こえてるのかわかりませんが……。週一なら許してもらえるかな? 来週はやってみようかなw

 

 曲に移って、今日は先生、アレマンダからやりましょうかと言ったんですが、実はプレリュードで開放弦のトリルがやっぱり難しいのと、そのちょっと前に移弦を2回含むスラーがあって、同じパターン(音程は違う)が他の複数箇所では移弦なしで弾けるのになあ、と思って、そこらをポジチェンしてみたところ、お、いいかも? で、おとといだったかに勝手に変えて弾いてみました。

  

 赤丸が移弦スラーで、青が開放弦トリルですね。その前のところでサードポジに行っておくと、あとがいろいろ楽。まああれが難しいこれができないとか逃げてていいんか? という気もしますが、先生も、ポジチェン、うん、いいんじゃない?という感じだったので、これでやります。

 で、これはバロックだけど、ビブラートも練習してるところだから、かけましょう!と言われてしまいましたw ですよね~、はい😔 そして、ゆっくりだから、一音ずつ強弱とか流れを意識して、休符もちゃんと音をつないで、全体にゴムを伸ばすような感じで、そのゴムを急に緩めたり離したりしないように弾いて、と言われました。

 む~~~、言われることはわかるけど、どうすればいいのかはわからん……。が、努力するしかないですね。先生が言うには、右小指で弓をコントロールして、特に返しのとき8の字(垂直に)を描くように動かす、とのことでしたが……。

 

 それからアレマンダ。先週言われた弓の動きを頑張って練習しましたが、まだまだ難しいです。もっとしっかり、一音ずつにキャラクターを持たせて、と言われました。

 で、先生がリンさんで模範演奏(一部)してくれたんですが……これがねえ、もう毎度のことながら、同じ楽器とは思えない音が出る。はぁ~~~、リンさんホントごめんね、って思っちゃいますね。そして曲も、同じものとはまったく思えないw 今度、弾いてもらって録画しようかなあ。

 他に言われたのは、例えばここ。

  

 この十六分音符交じりでタリラタリラ……と登っていくとこ、ポジチェンが真ん中にあったりして、まだ指を考えずに動かせるほどマスターもしてないせいもあって、私の場合は、タリラ、タリラ、とぶつ切りなんだそうです。で、もっと滑らかに、つないで、と言われ、弓の使い方を具体的に言われて、やってみると、おおお! なんかいい感じになってきました(ちょっとだけw)。やっぱ、左の指ができるのは最低条件で、そこからボウイングをどうしていくか、がメインの課題ですね……。やっとその端緒についた、という感じか。

 でもレッスンの最後に、この曲やり始めて2回目としてはかなり弾けるようになってる、と褒めてもらいました♡ うん、今度はもっとボウイングに気を付けて、暗譜目指して頑張ろう♪

 

 ところでこないだ、リンさんの駒はどこのだろう、と確認したら、フランスでした。

 スズちゃんも、最初買ったときはこのAubertというメーカーの駒で(もちろんもっと格下レベルですが)、その後、隣町の工房さんで魂柱ともども付け替えてもらったときに、ドイツのTellerという駒になってました。でもE線のとこに何にもついてなくて、かなり弦が食い込んでて、それを先生に指摘されたことも。

 リンさんのは、ちゃんと透明な保護シート(パーチメントというらしいです、革製)がついてます。スズちゃんの最初のも、ついてたけど、それでも食い込んでたな……。

 うむ、こうして並べると、同じメーカーでもぜんぜん違うの、一目瞭然。Aubertの駒はランクが6つあって、De Luxeというリンさんのは、その最高級らしいです。スズちゃんのは、たぶんいっちゃん安いやつ? (駒について詳しい解説、こちらとか)

 ついでにスズちゃんの今の駒。

 これは☆二つだから、下から二番目かな? 今はもう、E線ががっつり食い込んでます。弦に、買ったとき保護チューブがついてるんですが、それ挟むと音質悪くなるので……。

 リンさんの駒は、長持ちしてくれるといいな~。