気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

ボロボロ歯抜けオケにチェロ

 オケ一週間目は火曜日に楽譜もらって、水木と練習して木曜にはまあまあ弾けて、金曜からはレッスンのほうの練習できました。二週目は火曜に新しい楽譜もらうはずがもらえなくて、木曜にもらったってのもあり、一曲目よりは長くて複雑(指定のテンポ140で弾いても4分ちょっと、まあ繰り返しも多いので実質は半分くらいだけど)で、レッスンの練習する時間ほぼなし。でもねえ、オケのほうは弾けないと自分だけの問題じゃなくてみんなに迷惑かけちゃうから*1、やっぱオケ優先で練習すべきだよね。グレーテル先生も、そこは織り込み済みだろうし。

 

 というわけで、木曜に楽譜もらったダンソン「夕暮れ」をとにかく必死で練習しました。難しかったのは、ドレミファソラシドーーーーーーー、と弾くところのボウイング(何度も繰り返し、そのたびに弓の向きが違ってくるので、最後のドの弓の向き次第で足りなくなる。それを見越してドレミファ……のところで弓の位置をずらしていく場合とそのままでいい場合とあって……とか)、繰り返しで跳ぶところ次どこ行くのか前もって意識しておかないと遅れる、あとリズムもけっこう複雑。

 これまでの経験から*2、楽譜見て何となく弾いて、弾けた~とか思ってても、合奏となると勝手が違うこともわかってるので、メトロノームで合わせたり、Musescoreで音源作ってそれに合わせたり。指定のテンポ140でも、失敗したところは適当にごまかしながら何とかついていけるようにw 

 というか、当日(火)の午後のオケに行く直前の練習で気付いたんですが、落ち着いて弾けばだいたい弾けるんだよ、自分。焦ると、わたわたしちゃって指がもつれるし弓があらぬ方向向いてしまうし。弾ける!と信じることも大事ですねw

 

 さて、この日はあらかじめ先生からメッセでいつもの6時半じゃなくて5時40分始まりと連絡受けていて、さすがにその時間はダンナも仕事抜け出しにくいようだったので、タクシーで行きました。幸い薄曇りで暑くなかったのでよかった。大通りに出るのに、いつもと違う細道を通ってみたら(少しでも近道ないかな~と思って、でもかえって遠かった気がするw)、黒猫ちゃんが複数いるところあり。遠くからでしたが写真撮ったりしてw

 この他にももう一匹いました。右の子は、行ってらっしゃいませ、とお見送りしてくれてる?w これは幸先よかったかも?

 

 さて、いつもどおり時間の15分くらい前に到着して、蚊は前回ほどではなくて、先生の部屋の前で待つ。ファーストバヨの女の子が来て、しばらく一緒に待ってましたが(挨拶はしたけど、向こうはスマホいじってたので会話はなし)、そろそろ時間かな、というところで、女の子が「誰か授業中?」と訊くので、わかんない、と返事w そしたら彼女がドアを開けて覗いてみて、先生が入っていいよーと言うので入りました。小さい女の子がピアノの授業受けてましたが、私たちはそのまま入って準備とかして、女の子はもう少しレッスン受けてからさようなら。そうか、こういう緩い感じなのか~。

 今回は、ファーストバヨトップの女の子(一緒に待ってた子)とメリッサちゃん、セカンドは眼鏡男子が来てなくて、前列の女の子と後ろのケイラちゃんと私の3人、ビオラもうまいほうの子だけ。そしてフルート男子。少なッ! マルコ改めマリオくんも来なかったしな~🙄 グレーテル先生言ってたけど、今、複数の生徒が病欠なんだとか。蚊が増えてデング熱とか?

 

 ダンソン「夕暮れ」はいちおう2ページあるので(2ページ目は3段しかないけど)、楽譜立てに私とケイラちゃんそれぞれ置くのは無理なんで、私の楽譜でいい? 指番号とか注意点とか書き込んでるから、うっとうしくないといいけど……(でも私はそれがないとちゃんと弾ける自信がないw)。そしたらケイラちゃんがそれ見て、「うわ~、最後までさらってきたんですか?」と……。え、むしろやってないんか!?ってほうがびっくりですが……😅 まあ私は他にすること別にないけど、学生さんたちはいろんな授業とかあって忙しいもんね。

 改めてダンソンの楽譜を配られましたが、私は自分の(前回見せてもらって写真撮ったのをちょっと加工してプリントアウトしたもの)でいいや、とそのまま。そしたら途中で、セカンドのそこんとこ、ドじゃなくてミに変更ね、楽譜どうなってる?って言われて、もらったのは修正されてたんですが、私の楽譜は前回のままでドになってました(ドで練習してたわッ!)。まあそんなに修正難しいところじゃなくてよかったですw

 それからさらに新しい曲の楽譜をもらいました。セカンドバヨは……あはははは、これは私でも初見で弾けそうだわ。ケイラちゃんも同じこと思った様子。3/4拍子で114小節ありますが、セカンドはひたすら付点二分音符、3ヵ所だけ違う音符(4分音符と8分音符)がありますが、それ以外はぜーーーんぶ白ポチ。しかも9割がたがレとミとファ。先生、私らの力量を見極めて、このくらいにしておくか……って思ったんかな。しかしこれも、ひたすら数を数えていかねばならないので、けっこう大変は大変かも? 楽譜見ただけじゃどんな曲なのかさーっぱりわかんないしw

 曲名で検索したら、こんな曲みたいです。


www.youtube.com

 これ聞きながら123123って数えててもけっこうしんどいぞ?w まあここにまたメロディのむっつかしいの持ってこられるよりはよかったかw これビブラートの練習にもちょうどいいかも? でもビブラートに気を取られるとリズム崩しがちなんだよなあ、私……。まあそこも含めて、いい練習になるかもです。

 

 が、昨日は新しいのはやらずに、ダンソンの練習の続きでした。前回ノータッチだった後半。繰り返し部分はそんなに難しくないんだけど、ラストが、ラタタタタ!(タメて)タ!タ!タ!と指揮者の先生の合図に合わせてね、と言われてるのに、わりとみんな指揮者無視で好きなテンポで(たぶん楽譜どおりのテンポで)弾いちゃって、合わない合わないw 先生も苦笑い。私はそこはもう指覚えちゃってるので、先生の指揮見る余裕あるんだけど、やっぱ予習は大事ですね。

 ところでこの最後の3音、セカンドバヨはド(3)レ♭(4)ド(3)なんですが、ケイラちゃんが初見だったようで、臨時記号苦手なので、先生が来て、ドの指置いて、次中指で(それはシになる)、と言うんです。え、私読み間違えてた? と思って焦って、楽譜じっくり見たけど、やっぱレ♭だよねえ。それともまたここも変更が? で、質問というか確認しました。先生が間違ってた様子(とは言わずに、そうね小指でもいいわね、とか言ってましたが、そこがすごくメキシコ人w)。

 あと、じゃあみんなで、とか言うときも、どこからかって指示が明確でなかったりして、私が焦ってケイラちゃんに、ここから?それともこっちかな?とか訊くと、ケイラちゃんは臆することなく、先生!と声を上げます。偉いッ! そういうのも含めて、今回は全体にみんながどんどん発言や質問してた……気がする。いや、私とケイラちゃんだけだったか? もしや、ウザい二人組になってたりするか???

 

 練習前のチューニングのとき、先生がケイラちゃんの楽器を合わせてて、「うわ~、この弦はひどいわね。サビサビになってて、これじゃ弓の毛も傷んでしまうから替えたほうがいいよ」と言い、弦の話になり、どこだかの道端で10ペソで弦売ってるんだそうですが、値段相当の安物で、運がいいと3,4ヶ月は使えるんだけど、張ったとたんにばっちんと切れることも多々あるとかw わかるわかる、私も一度緊急で弦が必要になって50ペソくらいの弦買ったら、マジでただの針金って感じでしたw 音もひどかった。

 でも学生さんたちはみんな、けっこうなボロ楽器にボロ弓なんですよね……。私のスズちゃんなんて上等も上等、これで文句言ってたらばちが当たるわ、って感じ。まあ技量も才能もないおばちゃんの唯一のアドバンテージは経済力ですかね😤 別に大金持ちじゃないけど、学生よりはお金あるわな。楽器や弓だけじゃなく松脂も肩当ても、楽譜立ても、ワンランク上って感じです*3。それでやっとみんなと互角?w

 いや、ファーストのお姉さんたちとかはもっとちゃんとした楽器持ってるのかも(あんまり間近で見てないのでわからん)だし、メキシコではもっともっとひどい、部品の足りない楽器もたくさんあるので、これでもまだマシなほうなのかもしれないけど……。

 

 6時過ぎくらいだったかと思いますが、チェロを担いだお兄さんが入ってきました。先生、今日は早く始まるってこのお兄さんには伝え忘れてたらしい。「助っ人」のカルロスですと先生が紹介していたので部外者(学外)? でもとにかく、低音楽器が入るとだいぶオケらしくなるよね~。今度から毎回来てくれるのかな?

 今日は人数少なかったけど、チェリスト登場で気分はだいぶ上がりました(私だけかもw)。

 

 最後にケイラちゃんのオドロキ発言集。

1.終わってから、今日は人数少なかったね~、という話をしてて、セカンドビオラの女の子も来てなかったし、と私が言ったら、「あの子バイオリンですよ」と。ああ、まあ使ってる楽器はバヨだけど(しかも真っ白なの)、ケイラちゃんいなかった初日に先生がセカンドビオラって言ってたんだけどな~、と思ったら、「初心者だから、サードバイオリンです」とw 初心者なのはこれも先生が初日に言ってたから知ってるけど、サードバヨ!!! そんなんあるんかw 初耳w*4

2.外に出たら、こないだもケイラちゃんと一緒に帰ったおばさんがいたので、挨拶して、ママなのね、と言ったら、私の耳元で内緒話みたいに「ママじゃないんです、えーと、ファミリーだけど」と言ったケイラちゃん。あ、そうなのか、うん、ごめんね。しかしなんでそんな秘密めいた言い方? なんか事情あり?とか勘ぐってしまいました……。深くは突っ込まなかったけど。

3.そして別れ際に、「私、木曜日来られないんです」と……。え~、私一人だと心細いよ~、と冗談めかして返事しましたが、そうなのか。うん、でもマジで寂しいよ。マリオくんもなかなか来ないしさー。前列の女の子と仲良くなってみるか? 列が前後になってるので、なんか話しにくいんだけどね……。

 

 さて、ダンソンはだいたい弾けるし、次の曲はチョロそうだし、少し余裕できた気分なので、レッスンのほうの練習を頑張るとしますか。

 

 これ、こないだよそに出した写真ですが、このごろ何度もバヨ持って出かけるので、このいちばん軽いケースに入れっぱなしにしてます。が、ネネがなぜかお気に入りらしくて、こんなして上で寝てるだけならいいんだけど、布張りなのでバリバリ爪とぎもするの……。や~め~て~! いつもは角型ケース置いてて、それはバリバリできないやつなんだけどねえ。

*1:同じくらいの年齢かもうちょっと若い人のバヨブログでグループで演奏することに関して「老害」って言葉を今朝読んで、うわー、そんなん考えたこともなかったけど、日本じゃそんなことも気にしなきゃいけないのか……とちょいショック。メキシコではそういう概念はないと思うけど、まあ迷惑かける度合いは低いにこしたことはない

*2:私の性格として、テキトーなところで、まあいいか、って思ってしまう傾向あり、あとは度胸で何とかなる!とやっつけ仕事になるんですが、何とかなる場合も確かに多いんだけど、恥かくのが自分だけならいいけどねえ……w とちょっと気合入れてマジメに練習しました

*3:日本の皆さんはアマチュアでももっといいの使ってる人、けっこういるようですが

*4:検索してみたら、「アマチュアの子供の合奏団で、定期演奏会などに、初めて1年以内のまだまだ弾けない子供を出演させて、サードバイオリンというパートを作る場合がよくあります。」だそうです。なるほど、条件は合致してるな。