気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

ソティエ、手だけならできるのに弓を持つとできない

 いよいよ今年最後から二つめのレッスン(来週は先生が水曜無理とのことで、たぶん木曜に変更で、それが最後のレッスン)。

 基礎練も、もう初心者レベルは卒業して、最初からスケール24音スラー行きましょう!って言われて、いきなり24音スラーですよ……。1音全弓、2音スラー、4音スラーって最初から全部やらなくても、という話はちょっと前から出てたので、家で練習するときは4音スラーから始めてました。そのくらいならまだ何とかなる。4音、8音、16音、24音、と増やしていけば弓の分配もだいたい把握できるんですが、いきなり24ですか……。やってみたら、分配はできたけど、弓がビビりすぎて音出てないしw もうちょっとしっかり弓を乗せて、と言われてやってみたら、今度は弓が足りなくなるしw じゃあもうちょっと速く弾こうか、と言われたら左の指がついていかないしw それでもまあ何とか様になってきたところで……。

 スケールの最後のソの音をアルペジオにつなげて、と言われる。ひぇぇぇぇ~、と言いながら、それも数回繰り返して、少しずつマシになったけど、そうでなくともぐちゃぐちゃなアルペジオが~~~。

 前書いたかもですが、アルペジオがほんっとにきれいに弾けなくて自分でもうんざりで、うんざりするので練習が続かない、すぐやめちゃう→上達しない、の悪循環。そこで、Musescoreでアルペジオの伴奏ピアノ(ばんばんと和音弾いてるだけの)を作って音源出力し、それを無限ループで再生してそれに合わせて弾く、という練習をこのところやってました。テンポも120から140,160,175といろいろ作って、今やっと、160でどうにか指がついていくようになってきたところ。

 しかしこれをスケールに続けて弾かなきゃならないとすると、伴奏も作り直すか……。スケールのピアノ伴奏ってどんなんなんだろ? 先生の家でレッスンのときは弾いてもらってたような気もするけど、覚えてません。まあ単純に音階だけでもいいか……。

 

 そのあと、ボウイングの基礎練、マルテレ、シュポアヴィオッティ、スタッカート(これも24音ワンボウスタッカート)とスピッカートをやって、本当はこれにまだまだ追加すべき基礎練があるという話に。

 テトラコルド(テトラコード)Tetracordioというのもあるんだそうで、家に帰ってから調べたら、完全4度の4音の組み合わせの話みたいですが、先生の言ってたのもそれなんかなあ? チラッと説明を聞いた感じでは、今のアルペジオは3音和音だけど、それを4音にしたもの……と言ってたような気がするんだけど??? まあいいや、いずれ習うでしょう。

 

 さて、スピッカートの親戚、というか親? のソティエやりましょう、と先生。出たー! 前に、来週はソティエやりましょうって言われてもう何週間? 一ヶ月以上かな? こういうときって、予習してこいってことなのか、でも勝手に変な練習して変な癖ついてもいかんし、迷います。で、やってませんw

 スピッカートは一音ずつきっちり弓を跳ねて音を出しますが、ソティエはそれをうんと速くして、弓が前後に動きながら勝手に跳ねる感じ。歴史的にはソティエが先で、そこからスピッカートという技術に発展していったそうです(先生談)。が、ソティエのほうが難しいので、先にスピッカートを習ってからソティエやるんだとか。

 で、ソティエのときの注意点。

  • 右腕は肩も肘も手首も完全脱力!
  • メインで動くのは手首、ぶらぶら運動
  • 弓は(見てると跳ねてるのかどうかわからんくらい)軽く跳ねる。スタッカートの人差し指のひねりとスピッカートをミックスした感じ
  • 弓の角度と位置は常に一定に保つ。弓が弦に当たる位置はスピッカートより上、弓のほぼ真ん中あたり

 ということで、やってみましょう。まずは4音から、いずれは2音、そして1音ずつもやるけど、最初は4音で、ソソソソララララシシシシ……とスケールをやっていく。跳ねなくてもいいので、とりあえず右と左の連係ができるかどうか。

 まず最初は、4音ずつにならないwwwって問題がありました。ゆっくりめで4音ずつやってるんだけど、スケール上がっていくうちについつい、ぷらぷらが速くなる、すると一音が4回では短くなるので6回弾いてたりw あ、速すぎ、とまた4回に戻したり。そんなことしてるうちに左右が合わなくなって、ぐっちゃぐちゃ。問題、そこからか~!

 でもまあこれで練習やってみて。わかった? と先生はここで切り上げようとしたんですが、いや待って! ぜんぜん跳ねてないし、動きも把握できてません! このまま家に帰ったら、一週間無駄な練習してしまう気がすごくする! ということで、もう少しじっくり教わりました。

 

 まず右の手首が動かない。つい、指でやっちゃう。それはスピッカート、と先生に言われる。ですよねえ……。先生がやるのを見てると簡単そうだし、どういう動きしてるかはわかるのに、自分がやろうとするとぜんぜんそんなふうに動かないのは、なぜ!?

 手首手首と言われ、弓を持たずにぷらぷらやると、ちゃんとぷらぷら動くんですよ。でも弓を持って同じ動きやろうとすると、そんなふうに動かないの。なぜだ!? 意識すればするほど、変なところが変なふうに動いて、もう私も先生も笑っちゃうレベル。

 肘を支えてもらったり、すいません、ちょっとこの手首のすぐ上あたり押さえてもらっていいですか、と頼んで固定してもらったり、するうちに、どうにか動くようになってきました。それでもまだぜんぜん先生の動きにはほど遠いですが……。跳ねてないし。

 でもとりあえず手首の動きがちゃんと出来たら、弓はだんだん跳ねるようになるらしく、レッスン中でもたまに跳ねてました。先生が、それ! と言ってくれるんだけど、偶発的なものなので、すぐどっか行っちゃうw 練習を重ねるしかありませんね。

 午後、家で忘れないうちにと思ってソティエの動きをやってみたところ、だんだん手首動くようになってきました。たぶん。レッスンではG線とD線ばっかでやってましたが、A線がいちばん跳ねやすいかも? 弓の角度が(地面に対して)45度くらいになって、いいみたい。E線はもっと跳ねるかと思ったら、今度は垂直に近くなりすぎて難しいっぽい。

 が、ともかく跳ねるかどうかより、まずは手首が柔らかくぷらぷらするのが最優先、そして左との連係がその次ですね。

 

 ソティエをやったあと、大急ぎでマッケイ6曲とアリアのファーストだけ通して弾いたんですが、手首が柔らかくなったからか、音色がよくなってると誉めてもらいました~。ビブラートも前よりマシになってるし、とか。マジかッ! これまで家でちょびっとだけ、ビブラートも単独練習したり、あと、次の音に行く前にビブラートの動きを止めてしまう癖があるので、そこもできるだけ続けるようにという練習を少ししたりはしてたんですけどね。でもちょっとだけ。それでも、やっただけマシになるもんなのかも?

 

 あと、先生がソティエの記号はこんなの、とノートに書いてくれたんですが。

 これなんですよ。家に帰ってからネット検索したら、日本では???これはトレモロってことになってます。まあソティエもある意味トレモロか??? 楽器にもよるのかも? *1

 斜め線が1本なら2分割、2本なら4分割、3本なら6分割……となり、全音符に3本とか乗っかってる場合は、その音の長さいっぱい、適当にトレモロ、じゃなかったソティエをするんだそうです。ま、私の場合、実際の曲で使うことはまだ当分ないでしょうが。

 

 ひとまず今日から一週間、サッカー見ながらでも手首ぷらぷら運動の練習することになりそうです(弓を持つ代わりに、ドラムスティックでやろうと思います)。

 

 今日のオジャマ猫はこちら。朝の光景ですが。

*1:トレモロなら音符の上に波線とか、trem.と書いてあったりと、他の表記もあります。でも波線はトリルの場合もあり、なおさらややこしい😓