気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

ひとりで弾けても、それは弾けてません

 昨日(金)のレッスンはまたもキャンセルになってしまいました。まあセマナ・サンタ(聖週間)の祝日で、木・金と連休だったので、その可能性はあるなと思ってました。先生、一週間前にはいちおうレッスンできると言ってたんですけど、当日になって、旅行に出ちゃったのでと。

 残念ですが、G線上のアリアがまだまだ仕上がってなかったし、まあいいか。いや、だからこそ先生に教えてほしいところもいろいろあったんですが、甘えてないで自力で何とかしろや!ということですかねw

 

 この一週間でいろいろと細かいことに気付いたりがあったので、メモしておこうと思います。

 

ひとりで弾いても弾けてるわけじゃない

 先週のレッスンで、G線上のアリアを初めて見てもらったんですが、それまで自宅での練習では、いちおう楽譜見ながら音は拾える、くらいに思ってました。そもそもよく知ってる曲だから、何となくこんな感じ~、で弾いちゃってたんですよね。

 で、冒頭の4拍と1/2のファ♯のロングトーンとか、リズム適当、弓の端から端まで行ったら次の音、くらいの適当さでしたw メトロノームにすら合わせてなかった。アホです。レッスンではそんなの許されるわけがなく、メトロノームで拍を数えたりしてたら、左の指の動きや右手のボウイングがあっという間に訳わからなくなり、2音目で沈没❌

 まあでも、私がネットで拾った楽譜はスラーとかほとんどついてなくて、その前のレッスンの最後に先生に見せたときも、うんうん、これでオッケー、とか言ってた先生もかなりテキトーですけどねw 実はそれもあって、ボウイングとか指遣いの変更ががんがん入るんじゃないか、とすると、それまでに手が自動的に動くほどに練習しちゃってると、直すのに苦労する(これまでの経験から)、だからとりあえず音が拾えるくらいのレベルまでしか練習しなかった、ってのもちょっとはありました。

 でもまあそれにしてもやっぱりメトロノームすら使わずってのはいかんです。痛感しました。

 しかもこんな有名な曲なんだから、探せばいっくらでもピアノ伴奏とかネットにあるんですよ。なんでもっと早く思いつかなかったかなあ。メトロノームは数えるのがめんどいけど、ピアノ伴奏ならメロディに合わせて弾けばいいから、この曲の場合はそっちの方が絶対楽。

 というわけで、キュヒラーのコンチェルティーノでもお世話になったマウラーさんの演奏と伴奏を使うことにしました。楽譜が微妙に違うので*1、最初戸惑うところもありましたが、まあ適当に。


www.youtube.com

 

 動画の前半はバヨ演奏あり、後半はピアノのみで、最初はマウラーさんの演奏に合わせて練習しました。最後のほうはグダグダになるけど、何となく通して弾けてはいるかな、という段階で昨日のレッスンに臨むつもりだったんですが、キャンセルになったので、最後の部分も真剣に練習して(最初からやれやw)、一通りは(一緒になら)弾けるくらいに。今日は試しに最後に、ピアノ伴奏のみに合わせて弾いてみたら、後半二回目*2の途中でなんかおかしくなって落ちてしまいましたが、後半一回目は何とか弾けてたし、次のレッスンまでには何とか!!!💪

 

 とにかく、今後の教訓として、伴奏もしくはメトロノームに合わせて弾かずして弾けてると思うな!ですw

 

弓を押さえるとブレる

 もうひとつ、最近気付いたこと。ボウイングで気になっていたことのひとつに、特にE線で弓がブレる、というのがありました。弦に直角に、弓をまっすぐに動かしているつもりなんだけど、ときどき先生から注意される元弓での歪み、右手をもっと引き付けないと、弓先が肩のほうへ寄っていってるんですね。で、そうならないように右手を動かすと、弓がブレるわけで。同じことが先弓でも起こってました。こちらは右手をもっと前に出さないといけないんですが、それを頑張ると、また弓がブレちゃう。

 鏡を見ながら、両端でブレないように動かす練習をしてたんですが、なかなかうまく行かなくて。いろいろやってたら、気付いた。

 弓を不必要に弦に押しつける力を入れると、その圧力でブレるみたいです。前にこのブログのどこかで書きましたが、猫を撫でるくらいそうっと弾く、というのを忘れてましたね……。

 特にE線では弓が垂直に近くなるので、左右にブレやすいです。しかも私は、これも先生にたまに注意されるんですが、必死に弾いてると体が右へ傾く癖がありましてw、それをするとさらに弓が垂直になっていく。E線を弾くときだけでも、もっと左に重心を向けるように頑張らねば……。

 

左手の緊張と肩当て

 もうひとつ抱えていた問題、サードポジション練習曲のマッケイは6番までやったところでいちおう先生からストップがかかってるんですが、そうでなくとも5番と6番がけっこう難しくて、まだマスターできてません。特に5番。

 ピエロの踊りという曲(他に比べて長め)ですが、スピッカート大量で、速めなので指がついていかない、特にポジション移動が……。それと、開放弦の半音上の音がたくさん出てくるので、左手人差し指を後ろに反らさなきゃいけない。これも、前よりはだいぶ曲がるようになった気がして、まあまあ音程は取れるんですが。

 気が付いたら、そのときに左親指にめっっっちゃ力入ってました。ネックへし折る気か!?ってくらいw

 レッスンでは特にそこは言われなかったんですが、そのあと家で練習しててそのことに気付いて、これはいかん、と。で、まずはそこの力を抜く練習しました。ヘアクリップ(そのままだと食い込んで痛いので先っぽにティッシュ貼り付けて)で親指の付け根を挟み込んだり。これはファーストポジションならそのままで弾けるんですが、サードに行くとクリップがネックに当たるので、まずはファーストのみで。

 そもそもファーストポジで人差し指を反らすときが特に問題なので、そこ集中的にやりました。で、やっぱり無駄な力が入ってたから指がスムーズに動かなかったりしたんんですね。どうしてもうまく弾けずにイライラしてたとこが、だいぶマシになった気がします。

 

 それから、ポジションチェンジやビブラートの練習、それに先週のレッスンでやり始めたサードポジを使ったアルペジオなどをやってると、左側の首筋がものすごく凝って痛くなってました。それも、練習始めて数分で。今まではその都度休憩してたんですが、いや待て、それいかんやろ? とやっと気付き。

 それと、一ヶ月前かもう少し前だったか、レッスンのときに急に肩当てがうまくフィットしなくて、演奏中に楽器ががたっとずれたりしました。え? 付け方間違えた? とか思ってチェックしたけど、そうでもないし……。謎だったんですが。その後も、何となくしっくりこない感じが続いてました。

 さらに、そのころからだったと思いますが、左の指が思ったところに置けない事象も発生。音程外すとかじゃなくて、特定の弦の上に置くつもりが、なんか外れたところに指先を置いてしまうっていう……。単なる練習不足? それとも、もしや気付かないくらい小さい脳梗塞とかやって指の動きに障害が???とかまで考えちゃいましたねw でも、曲によっては問題なく弾けるので、それはないか、と。

 こないだ先生に姿勢を正されて、それをちょっと意識して練習したので、これまでと楽器の角度とかが変わったというのもあるかも。それとモーツァルトポロネーズやマッケイの5番など速い曲で頻発するから、練習不足もあるか~。

 でも肩当てのことを思い出して考え合わせると、それも原因かも? と思い、例の『身体の作り方・使い方』の本をまた引っ張り出してきて、読みながら肩当ての位置とバヨの構えをチェック。今まで付けてた位置より心持ち深めにつけたほうが安定する気がする。

 モーツァルトは最近さっぱり練習してませんが、マッケイ5番は、左手の力を抜く練習と肩当て調整と、両方のおかげか? ここんとこ指を外すことはないかな? そして、首筋の凝りもいちおうなくなりました。肩当ての調整、やっぱ大事ですね。

 

 そうやって楽器が安定したところで、左肩の力も抜くように意識して直してます。なかなかうまく行かず、他のことに気を取られててふと気付くとまた肩に力入ってたりするけど、その都度また抜いて~、の繰り返し。先はまだまだ長いぞ……。

 

 とはいえ、G線上のアリアが弾けるところまでは来たか、という感慨もあります。ていうかこれは割と初心者向けか??? セカンドバヨの楽譜もあるので、そっちも練習する予定。今はまだぜんっぜん見てもいませんが。

 次のレッスンまであと5日。G線上のアリアがしっかり弾けるくらいにはなっておきたいですね。その代わり、モーツァルトとかマッケイとかコンチェとか……が弾けなくなってる可能性大ですが(最近ぜんぜん弾いてない😅)。

*1:ボウイングはもちろんだけど、装飾音符とかトリルとか、ちょっとした1音が省略されてるとか

*2:前半6小節を繰り返し、後半12小節を繰り返し、という構成、つまりAABB