気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

先生と二重奏のレッスン

 昨日(金)二回目のレッスン、でも前回のレッスンのあとワクチンの発熱で二日サボり、前日は隣町に出かけて練習できず、しかもレッスンが午後になるということはその日の練習はレッスンで置き換えられてしまうので、結局3日しか練習してないことに。

 まあでもしょうがないやな、そういうこともあるわな、とレッスンに行って、先生にもその旨告白し、でもそのおかげで変なプレッシャーが消えたのか? なんか調子よかったです。

 

 ポジションチェンジは、指動かす練習は宿題で家でやっといてねとのことで、スケールでやったんですが、スラーでやると(家ではスラーやってなかった)実は戻りのときのポジチェンの箇所を間違えていたことが発覚。真ん中のソで移動すると思ってたんですが、行きはファ♯→ソのときに移動するので、戻りはソ→ファ♯で移動する、つまりソはまだサードポジのままだった!

 たぶんレッスンでもそのように言われてたんだろうと思いますが、家に帰るころには記憶の書き換えが!? まあ早めに間違い修正できてよかったです。

 

 で、ポジチェンちょっとやったら、さっさとモーツァルトやりましょう、で、まず私だけで弾いたら前回よりだいぶマシ。練習してないのにねえ??? それで先生もバヨ出してきて、そこで思い出したんですが。

 前回のレッスンでも先生、二重奏しようとしてバヨ出してきたら、クリスマスの休暇で旦那さん実家のメリダに出かけてから以降まったく触ってなかったらしく、久し振りに出したオールド楽器が、なんとボタン*1のところがバクッと剥がれ?割れ?てた……。先生、大ショック。うんうん、そのショックわかります。私の大したことない楽器でも、これしかなかったからショックだったもんなー。それでも私のスズちゃんはとりあえずそのまま弾ける程度の剥がれだったし、くっつければよしってレベルだったけど、先生のはなんせオールド楽器だというし……。

 ということがあったのを思い出して、修理の目処つきましたか?と訊ねたら、いちおうチアパスの職人さん*2と相談してるとのこと。でも古い楽器なので、もしかしたらそこだけ新しく作り直す羽目になるかも……とか。オールドと言ってももちろん何億とかするストラディバリウスってわけではなく、キューバに出回る掘り出し物って感じの楽器で、古いからそれなりのダメージもあることは承知で買ったんだけど……と先生。キューバもここらと同じ高温多湿の気候なので、バヨには厳しいらしいです。

 しかし先生もちゃんと予備の楽器はあるので*3、そちらで二重奏。何か所か注意を受けて、リズム引きずり気味なとことか、もっとしっかり弓使って、でも肘で弾くんじゃなくて前腕で、とかも、先生と合わせて弾くと何となく乗せられて気持ちよく弾いちゃうんですよね。

 それで、じゃあ二重奏してみましょうってなって、前に合わせたときは緊張で、冒頭3回か4回くらいコケて、先生をいじけさせてしまったけど、今度はまあまあ大丈夫。途中でずっこけたところもありましたが、何とか立て直して復活して。でも3回目くらいに、じゃあ最後にもう一度通して、って言われたときは、後半の繰り返しのところで、あ~長いな~まだ終わらんのこの曲*4、って思うくらいよろよろでしたけどね。

 前回よりはすごくよくなってるよ~、とお褒めの言葉をいただき、ただしもっと全体にきれいに弾けるように練習すべし、そしてモーツァルトだから軽快に、ということも言われました。

 

 そのあと、コンチェやりましょうって言われて、ひぇぇぇぇ~~、この1週間、一回も弾いてないんですけど……と戦々恐々。そんでも意外と(その割には)まともに弾けたけど、まだまだ課題。

 私、練習のときもずーっとチューナーつけっぱなしにしてるんで、レッスンのときもそうしてるんですが、コンチェくらい仕上がってる曲ならもうチューナーに合わせないでピアノ聞いて合わせるように、と言われてしまいました……はい、そうですよね、すみません。まあ弾いてるあいだはどっちかと言うとまだ楽譜見てるので*5、ずっとチューナー見てるわけじゃないんですけどね。でも確かに、チューナー使う癖がついちゃうと、ちゃんと音聞かずに修正してたり、いつもないと不安になっちゃうってのも問題だしね……。新曲の練習で最初音が安定するまでとかなら、家ではピアノで音合わせしてくれる人いないから、使ってもいいかもだけど。

 で、第1楽章はやりませんでしたが、第2楽章はまあまあオッケー、ビブラートをもう少し速くかける練習して、とのこと。第2はゆっくりなのでビブラートも今くらいでもいいんだけど、第3はもっと速いビブラートかけないとついていけないから、と。

 そして第3楽章も弓の使い方とかで、細かい部分の指摘を受け、レッスン終了。

 

 最後に、何か質問は? と言われたので、ふたつ。ひとつめは、ワルツで強弱付ける練習してて、ビブラートなしならまあまあできるようになった(と思う)んだけど、ビブラートつけようとすると、とたんに右手忘れてボロボロに……。って話。まあそれはいきなりは無理、とのこと。ビブラートはかけようと思ってかけるものじゃなくて(そうなの!?w)体が自然にかけるものだから、それくらい自然にできるようになればそういう問題は発生しない、とのこと。りょ、了解です……。

 あ、コンチェでも小指はほとんどビブラートかけられない、ってのも相談したら、その場合は腕からかけるとよいとのこと。うう~む、言うは易く、だな……。

 もうひとつの質問は、サードポジションでビブラートやってみたんですけど、特にラとか、たぶんその音の周波数と私のビブラートの揺れが妙に整数倍になってるんじゃないかと思うんだが、変なふうに、うわんうわんと唸るんです、と訴えてみた。でも実演すると、先生は、別におかしくないと言う……。うーん、そうか、これでいいんか……? いいんか??? と何度かやってるうちに、唸らなくなった、こともあったので、たぶんきっと本当に周波数の問題? ビブラート速くかけられるようになればいいだけか……。

 とりあえず、長かった冬休みのあいだにビブラート練習で勝手に変な癖がついたりしてたらどうしよう、と心配してましたが、そこは注意されなかったので大丈夫だったみたい。

 

 あと、これは先生には言ってませんが(言えませんがw)、でもワルツの練習してることを持ち出した一因には、だいぶ自分でコントロールして強弱付けられるようになってきたかな、ってのがありますが、今、そこからさらに一歩進めそうな感触で、どういう強弱をつけたらいいか、つけたいか、というのが掴めそうなんです。オリジナルとかいうわけではなくて、ただ何となくですが。んで、ここにビブラートも合わせて更なる音色のバリエーションが増えたら、もっと表現の幅が広がるんだろうな、というのがようやく理解できてきた感じ。そして、そういう「表現」が快感、というのも。

 でもこれはまだ、うっすらとした感じでしかなくて、言葉ではこう表現できても、音ではまだまだできてないので、できるようになったら先生に聞いてもらおうと思ってますがね。

 そんなことを考えながら、ネットでいろんな演奏探してたときに見つけた、こんな動画。


www.youtube.com

 カヤ・ダンチョフスカという、1949年生れのポーランド人バイオリニストらしいです。今までまったく知りませんでしたが、けっこう好きかも。もちろんこの人の演奏は私が練習してるスズキバージョンなんかよりメロディもずっと複雑で、重音大量に駆使してますが、少しでもこんなふうにきれいに弾けたらいいなあ、と。

 ていうか、ちょっと前まではこういうプロの弾くバヨと自分のバヨ、まったく別物みたいに感じてたんですが(だから目標にするとかいう発想すらなかったw)、今はその段階にレベルアップした!?😆

 てことで、もっと練習しようっと~♡

*1:ネックが本体とつながる部分

*2:私も郵送で弓を買ったり毛の張り替えしてもらった人

*3:うちのカール君みたいな安物じゃなくて、もっとちゃんとしたやつ

*4:言うたって2分半もかからないくらいなんだけどねw

*5:第2楽章は短いのでほぼ暗譜できてるけど、第1や第3は部分的にまだ無理だし、覚えてるつもりのところもたまにわからなくなるので楽譜必須、それも問題か!?