気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

今日からビブラート

 私事ですが、昨日50代後半に突入しました(いや、それ+1か?)。

 そして、今の家(やっと自分たちの持ち家)に引っ越したのがちょうど一年前。いやあ、大変だった、車で5分のところなのに、20年住んだ借家に積もり積もった持ち物は、荷造りしてもしても終わらないし、当日は猫たち(7匹、完全室内飼い)をしっかり分割隔離して、引っ越しトラックは3回往復しましたね。そのあとも片付けが大変で、バヨレッスンもさすがに1回休みました。でもすぐに再開したら、その日の晩に椅子から落ちて左手首を思いっきり打撲して、しばらく左小指が使えず(手首が回らないので)、それがやっと治ったと思ったら、よその猫と窓越しに喧嘩になって興奮した自分ちの猫に右手親指の付け根をがっぷりと噛まれw いろいろ大変だったw

 しかしまあとにかく、引っ越し記念日にビブラート始めるという、これまた記念日???的イベントが。

 

 前の記事にも書きましたが、YouTubeにはもう山ほどビブラートの解説動画があって、どれを見ればいいか迷うほど。とりあえず日本語のを三種類ほど見るだけ見て予習しました。

 だいたいどれでも言われているのが、ビブラートには3種類あって、指でかけるもの、手首でかけるもの、腕でかけるもの。こっちの先生はどう言うかなと思ってたら、基本はやっぱりそれ、でも厳密に区別できるものではないし、どれをやるというのではなくて、自然にどれかになる、という説明。

 大前提の基本は、一つ。指の関節の曲げ伸ばし。これだけ。Farangeというスペイン語を今日はしっかりと学びました。指の骨のことらしい。

 

 とりあえず動画で、ビブラートのときの動きをスローモーションで見せてくれるのはこちら。


www.youtube.com

 

 こういうのはダメ、ってのも実演してくれてるので、ちょっと紛らわしい。でもまあ、動きがわからなくなったときは、これを見ればいいかな。

 

 で、まずは弓を使わずに左手だけの練習で、バヨの渦巻きを壁に当てて、揺れないようにして、と言われて先生の家の壁に押し当ててやりましたけど、帰宅してから見ると、渦巻きのとこちょっと傷になってた。てことは先生の家の壁も……?😨 

 渦巻きは傷になっても音には影響しないとはいえ、やっぱりかわいそうなので、スズちゃんをアラブ人に変身させてみました。

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 ミニタオルをかぶせてヘアゴムで留めただけなんですけどw このままケースにも仕舞えるし、しばらくはこれでw

 

 そして、壁に押し付けて、左手をうにょうにょ……。レッスンのときも、いったいどこをどう動かしたらいいのやら、考えるとよけいにムカデの足みたいになっちゃって。力入れちゃダメ、ってのはわかるんで、脱力脱力、ってしてると親指まで離れちゃうし。腕とかには力入ってなくても、その分首筋に力入っちゃうみたいで、少しやってると肩凝りと頭痛が……。休憩、マッサージ、練習再開、の繰り返し。

 

 とりあえず今日習った練習方法は、トリルと同じで、4拍子の1拍ごとに前、後ろ、前、後ろ、とゆっくり、次に倍の速さで、そしてさらにその倍の速さで、というんですけどね。そんで、それを各弦で各指で。

 でもまずゆっくり1拍ずつが出来てるのかどうかよくわからんレベル、二倍の速さにするともうぐちゃぐちゃで、四倍の速さなんて無理ムリむり。

 しかもコンチェルティーノの第2楽章を、長い音符(3拍子なので付点二分音符とか)を1拍につき前後に一回のビブラートかけて弾くってのをやり、笑っちゃいました。どぉおぉおぉどしどれぇえぇえぇ、って感じで。しかも、できてないしw

 

 とりあえず次のレッスンまでは一週間あるので、動きだけでも何とかできるようになって、って感じで、午後もまずは正しい動きができるように練習。人差し指と中指は、5割くらいの確率でそれっぽい動きが出来てる気がしますが、薬指と小指はぜんぜんだし、弓をつけようとするととたんに訳がわからなくなります。でもまあ一日目だから焦らず、少しずつ少しずつ……。

 

 先生が言ってたけど、指の関節が後ろに反る人はビブラート有利なのよねえ、って。こうですか?

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 指の付け根は反らないけど、第一関節は反るんです、私。親指は、他の指で押さえなくても後ろにほぼ90度曲がるし。でも、これできてもそもそものビブラートの動きが出来てないので、まったく有利じゃないですけどね。

 

 それと、今日初めて知ってびっくりのバヨテクニック、開放弦のビブラート。開放弦だとビブラートかけられないから、他の弦で同じ音を押さえてビブラートかけると思ってましたが、それだと、最低音のソだけはどうにもならない、と思うでしょ? 先生がやってみせてくれたのは、1オクターブ上のソ(D線薬指)を押さえてその指を揺らしながら、開放弦のソ(G線)を弾く、というもの。ふぉぉぉぉ、直接かけるほどはっきりしたビブラートにはもちろんなりませんが、うっすらかかってる! そんな裏技が!

 

 さて、これから毎日ビブラートの練習、1ミリずつ。とは言っても他の練習をやらないでいるとすぐ忘れるから、通常の練習もしないとね……。今日は危うく忘れるところでした……w