気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

強弱問題続き、先弓の練習も

 音に強弱をつける練習、毎日いろいろ試してます。最初はギーギーイヤな音が出たりしてたけど、だんだん加減が掴めてきたのか、そういうのも減った気が。

 でも、A線がねえ……相変わらず気難しいんですわ……。

 

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 こんな感じで、指板(上)と駒(下)のあいだの弦を、3ヵ所に区別して、赤い点のところは小さい音、真ん中の緑の点は普通の音、青い点は大きい音。もちろん場所によって音色が変わるというのもありますが、今はそれは置いておいて。

 赤い点のところは、強く圧をかけるとすぐに音がつぶれるので、柔らかく鳴らすだけ。そのなかで強弱は付けられるのかもだけど、私にはほとんど聞き取れない差なので、ここはピアノだけ。

 緑の点のところは、まあ普段弾く(ように心がけている)ところなので、圧を弱くしたり強くしたり、少しはできる。メゾフォルテからフォルテあたり?

 青いところは、かなり圧をかけないとちゃんとした音が出ないので、フォルティッシモ? それでも耳元だと、ちょっと不快なざらざらした音が混じってるんだけど、たぶん普通に聞いてる人には気にならない程度かな。

 で、A線だけ、他の弦と同じ位置で弾こうとすると、赤い点は、なんか音がぼわ~~っと真ん中が空洞のような音になってしまう。でも今日は昨日よりそれがマシになってた気もするので、圧の加減(と弓の速度、これはほぼ一定でやってるんだけど)の問題なのかも。そして、青い点も、A線は他の弦のように駒ぎりぎりのところを弾くと、かなりの高確率でイヤな音が出てしまう。なんでこんな気難しいの……? これも、練習次第なのかもですけどね……。

 

 そして次のレッスンに行って、先生に、そんなに場所替えて弾くのはなし!とか言われちゃう可能性もないでもないですがw

 そして、これだけ練習してるとそこそこ強弱付けられるような気がするんだけど、実際に曲を弾きながら、となると、これがまた別問題で……。まだまだ先は長い。

 

 

 それから、もう一つ別の練習もまじめに取り入れることにしました。弓先を弦に置く練習。すっと置いて、ぴたりと当たる。これが難しい。たいてい、ぼよよよんッ!と跳ねちゃう。力を入れるから跳ねるのだ、とはわかってるんですが、ぴたっと置こうと思うと、つい力が入るじゃないですか。

 でもこれも練習次第。毎日5分(けっこう長いんだな、これだけで5分って)やれば、きっとできるようになるはず。今日でも、すでに、最初よりは5分後はマシになってたし。

 メトロノームを60に設定して、一拍アップで弾いて、一拍休符。その休符のあいだに弓先を弦に載せる。今日は60でもやっとだったけど、できるようになれば少しずつ速くして。

 

 今読んでる(時間かかってます)本で、こないだも載せた『音楽嗜好症』に、こんな一節があり、

(神経損傷などで手足を一定期間使えなかったのちに)損傷を受けた手足が(脳内の)体のイメージから消えてしまい、ほかの体の部位の表象が(脳部位で)広がって、その空白を埋めるのかもしれない。それが起こると、手足は機能を失うだけでなく、まったく自分のものではないように思える。そのような手足を動かすのは、何か物体を動かすように感じられる

  この場合は、自分の体の一部が脳に、自分の体と認識されず、別の物体のように思われてしまうわけだけど、スポーツや楽器だと、逆に脳が道具を体の一部であるかのように認識するくらい、自由自在に使えるようにならないとダメなんだなあ、と思ったわけです。

 バヨの弓は、長ーーーーーーーーーーい指! と思えるくらい自由に動かせるようにならないとね。先を置くのにプルプルするようではダメ! 頑張ります。