気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

ヘフナーに新品の弦を張ってみた

 カール・ヘフナーのバヨを買って、家に帰ってすぐにメキシコアマゾンで注文したドミナントの弦セット、今日の昼前に届きました。お昼ご飯終わってすぐに、全部張り替え、弾いてみると……おおおおお! ちゃんとドミナントの音がしてる! 当たり前かw

 やっぱり中古の(それもかな~~~り使い古した)弦ではまともな音は出せなかったのね。楽器が安物だから、とか思っててごめんなさい

 

 昨日までは、まあ練習はできるけど、耳障りでちょっと辛い、一週間なら何とか我慢できるけど、それ以上だときついかもなあ、などと思ってました。何と言うか(弾き手の技量は棚の遥か彼方に放り投げて)、音ががちゃがちゃして落ち着かない感じガリガリバリバリ。

 でも新品の弦に替えたら、音が滑らかになった。耳障りじゃない。いや、前にスズキで張り替えたときもすごい感動するほど音が変わって、めっちゃ倍音出てたので、今度もそれと同じで、ここからまた劣化していくんだろうけど。でも弦の張り替えくらいならちょろいもんだし(お金はかかるけど)。

 ただ、鳴ってるのは弦で、楽器はほとんど鳴ってない気がする。それと、中古のときもA線だけ音量が半分くらいのように感じたけど、それはG線D線とは別セットの中古だからかなと思ってたんですが、今回すべて新品にしても、やっぱりA線だけ響きが他と違う。ペグの回り具合も他の3本と違うので、その影響かなあ? でも自分で削るとか無理だし、しょうがないか。そこまで対応してくれる工房へ持ち込むほどの楽器でもないしな。

 それから、これはいいことなんですが、駒のE線部分がスズキのより低いので、A線を弾くとき、両サイドのD線やE線にほとんど触らない。それはいいんだけど、そうすると今度は、A線からE線に移弦するときに、たぶんだけど角度が足りなくて、E線を弾いてるつもりなのに、すーーーーーっと空気が漏れるような音しか出ないんですよw 何これ? 最初は、移弦のときだから、指がE線に触っちゃってて音をつぶしてるのかと思ったんですが、注意して弾いていても、そんな音が出ることがあり、ぜったいに弦に触ってはいない。で、そこだけ練習すると、まあまあ(たま~に空気漏れ音になるけど)できるのに、曲のなかで弾いてると、す~~~~~w これは弦の高さに慣れるしかないのかな。しばらく弾いていれば馴染むかも。

 

 というわけで、弦を付け替えたら劇的によくなった!

 とはいえ、修理に出す前のスズキと聞き比べてみたら、やっぱりスズキのほうがまだしも楽器自体が少しは鳴ってる感じで、しかもそれ、膠が剥がれている状態でだから、来週それが直って帰ってきたら、また弾き比べてみますが、やっぱりお値段の差は音質の差とイコールかもね。今の聞き比べは録画での比較だから(でも同じ弓、同じカメラで同じ距離から撮ってるので、いちおう条件はほぼ同じはず)、実際に弾いて比べたらどれくらい違うか? それは来週のお楽しみ。

 

情緒どっぷりキュヒラー

 今日はYouTubeでキュヒラーのコンチェルティーノ11番を弾いているこんな動画を見つけました(第3楽章まで分割であるけど、ここでは第1楽章だけ)。


www.youtube.com

 

 Alexandros Iakovou、ギリシャ人らしいです。動画の画像は静止で、演奏の様子が見られないのは残念。

 しかしこれまでもプロの弾くキュヒラーをいくつか聞きましたが、割とどれもぱきぱきとパワフルな演奏だったのに比べ、この人のは、テンポがゆっくりなのもあるかもですが(測ったところ、♩=108、私が練習してるのと同じテンポ)、こんな情緒的な演奏もできる曲なんだなあ、ってくらいイメージが違う。

 面白くなって、今日はこの動画で「合奏」してみましたが、もちろん私にはこんな情緒を醸し出すことはできずw それに先生には、他人の真似しちゃダメ、と前に言われていたので、これは内緒w

 

 でも出来たら、同じ曲でもいろいろな表情をつけて違うふうに弾いてみる技量が身についたらもっと楽しいだろうなあと思います。この前も、スケールだけでもぜんぜん違うふうに弾けるんだってことを見せられた動画もあったしね。先生がなんて言うかわからないけど、今度、そういうのも練習に取り入れてもらえるよう頼んでみようかな。