気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

調子のいい日は上達しない

 今朝、2年半くらい前に書いた自分の文章に反応があって、そこに読んだ本からの引用で、「自分が下手くそだと思うのは上達しているとき」というのがありました。続けて、「この言葉を信じて、へたくそな楽器の練習頑張りますw」と。でもこのころ(2018年末)まだバヨそんなに練習してなかったよな? と日記メモを遡ってみたら、そのころはギターメインで、でもケーナも手に入れて音が出るようになったばかりのころで、バヨもたまには弾いてた、んで、ちょうどクリスマスにマンドリンをもらったとこだったw 二兎どころか、3兎4兎だなとこのブログでも書いてましたっけ。

 

 ところで昨日はなんか調子よくて、ボウイング練習のあとコンチェルティーノと、今までやった曲全部、一通り弾いたんだけど、弓がすいすい滑らかに動く。めっちゃ気持ちいいい~~! 録画しておけばよかったなあ。

 なんて思って一夜明けたら、上記の言葉にぶち当たったw

 まあ、今までの経験で、一日は調子よくて、おおお~!って思っても、たいてい次の日はまた弾けなくなってるんでw 今日も期待はしないで練習しました。まあそこまでひどくもないけど、昨日よりは下手w

 

 でも実際、うまく弾けたら楽しいし嬉しいけど、それだけでも困るんですよね、次の課題がわからなくなるから。マゾか……w

 まあレッスンがあれば、自分じゃ「かき!」とか思ったとしても(さすがにそこまでは思ってませんよ?w でもとりあえず自己目標に到達したというか)、先生はきっと、ここをああして、そこをもっとこうして、とか言ってくれるから、特に問題ないんだろうけど、レッスンお休みの今はね。

 

 キュヒラーのコンチェルティーノ第1楽章で言えば、今はテンポ124ならほぼ弾ける。音程もそこそこ、速いとこも音がつぶれたりせずいちおう全部出てる(と自分で言っちゃうと、ほんとかな……?って自信なくなってくるけどw)。そんなら、次はもっと速く弾けるようになればいい、とは思うんですが、たぶんだけど、練習動画のオリジナルテンポ148は、先生が聞いたら速すぎる(私には)って言うような気がするんですよね。今の私が弾いてる124くらいがちょうどいいんじゃないかと。たぶんだけど。

 だったら無理に速く弾くよりも(いや、速く弾いて、実際の演奏は124にしたらもっと余裕を持ってきれいに弾けるとかのメリットはあるけど)、細かいけどできてないところを磨くべきか……。

 それとも第2楽章もそこそこ弾けるから(これはすでにオリジナルテンポで)、第3楽章マスターを目指すべきか。でも第1もろくに(先生視点)弾けないのに、第2どころか第3まで手を出しやがって、と思われそうだしなあw

 いや、その前にスケールこのごろボウイング練習でト長調しかやってなくて、ヘ長調ぜんっぜんやってないから、そっちをマスターすべきか? 

 それとも、曲想とか何とかを考えて演奏するよう頑張るべきか? 

 やるべきことはいくらでもあるんですけどねw

 

 曲想。これ、私の先生はかなり初期から言う人で、バッハのメヌエット1番のときから言われてた。どんなイメージ浮かぶ?とか……。正直、それどころじゃない!!と思ったし、言ったw ブラームスのワルツでは、宮廷のパーティでドレス着て旦那さんと踊ってるところをイメージして!って言われて苦笑しちゃったよ。想像もできないし、できたとしても蕁麻疹出て弾けなくなるわw

 そもそも、音符読むのもやっとこさ、音出すのも必死、左の指はどれだっけ、ああ右がうまく動かない、とかやってる人間が、ドレス着て舞踏会とか想像する余裕あるんかw そういうのはある程度弾けるようになってからとちゃうんですか??? と(まあこれに近いことを)言ったら、先生が苦笑してたけど。

 でも、半年くらいのころだったか、他人の演奏を真似してはダメ自分が出したいオリジナルの音をしっかりイメージして、個性を出して、と言われました。ちょっとちょっと、それもかなり上級者向けのアドバイスなんでは? 出したい音がイメージできたとしてですよ? その音を出すために、何をどうしたらいいかもわからない初心者に、何をしろと? まあイメージすらなかったら、方向性も定まらないわけだから、そこがまず第一歩なのはわかるけど*1

 で、今ようやく楽譜に書かれた音がそこそこ出せるようになって、自分のイメージする音を出すことを考える余裕ができてきた、かもしれない。

 とはいえ、楽器や弓、弦でも音は変わるし、何よりも演奏者の腕前がねw 目指すことはできても、かなり難しいよね。ま、レッスン再開したときに先生に、こんな音を出したいんですけど、と教えを乞うことができるくらいのレベルに達していれば、きっとレッスンもまた楽しかろう……。

 

 というわけで、いろいろと課題を残しつつもやや迷走中です。

*1:ちょっとこれって、小説書くときの「文体」なるものと似てるかも。個性、スタイルとも言える、すごく抽象的で存在するのかどうかもはっきりしないけど、でも確かにあって、求められるもの