気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

ゾウを食べるにも一口から、重音と室内楽団

 早くも3回目のピアノセッションです。今日もきっと生徒たちがいるだろうからとぎりぎりに行こうとしたら、出がけにバタバタして、到着が11時ちょっと過ぎちゃった。先生が門を開けてくれて、入っていくと、入れ違いに出てきたのは今日は私と同じくらいの年齢のおばちゃん。あら、珍しい、と思ったら、そのおばさんが「あら~ひさしぶり!」と……。ん? どなたでしたっけ?

 向こうも私が覚えてないのを察したか予測してたか、私たちが4年前まで住んでたコロニーの名前を挙げて「あそこでご近所さんだったのよ」と。ああ~、そうだったのか! 「あなたたち急にいなくなっちゃって、どうしたかと思ってたの」とのこと。

 前のコロニーは、200軒くらいの家が集まったところで、私たちは毎日夕方ワンコ散歩でコロニーをグルグル歩き回るのと、私が珍しい外国人だから、たぶん全員が私(とワンコ)のことを知ってました。でも私のほうは、おしゃべりしたことある人なら覚えてますが、通りすがりにちょっと挨拶しただけとか、向こうは車で通りすがって手を振ってくれたとか、その程度だと、顔まで認識できないんですよね……。私、特に人の顔覚えるの苦手で。でも向こうは「黒いでっかい犬を連れてるアジア人女性」とばっちり認識してるので、よく覚えてる。

 いやあ、私たち、家主さんの要望で引っ越したんですよねえ*1、と説明。ちょうどコロナ騒ぎのころだったから、どうしたんだろうと思われたらしいですw コロナかかって死んだことになってたかな???🤣 ワンコも元気?と訊かれました。元気ですよ~(まだかろうじて)。

 そのワンコの関係の獣医さんから、ナウン先生と知り合ってレッスンしてもらうことになって、そこで元ご近所さんとばったり会うなんて、ホント田舎町ですね。このおばさんも、ナウン先生にピアノ習ってるんだそうです。でもそんなに熱心ではないみたい。わりとちょいちょい長期旅行に出かけたりで中断するんだ、とナウン先生言ってました。まあ、中高年の生徒はね、自分が楽しく続けられるのがいちばんですよね。

 

 というびっくり邂逅の話をしながら、バヨの用意をして、さて、先週お願いした重音の練習です。まずは単音で3度3度と弾いていくのから。すでにこの段階で、指を置いたままだと、手前の弦に触ってしまってちゃんと音が出ない問題が。

ensayomx.hatenablog.com

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 これですね。青矢印が3の指と1の指で、緑が4の指と2の指で押さえるんですが、〇がついてるのが難しいやつで、さらに×がついてるのがチョー難しいやつ。でも右端(A線とE線)のミソはまだ何とかできるようになったんですが、未だにできないのが、左下(G線とD線)のファ♯ラ。

 ナウン先生の名言「ゾウを食べるときも一口ずつから」、というわけで、まずは単音で弾く練習から、ここを繰り返し、だんだん届くように。でも手首が硬いと言われました。で、ちょっと休憩してもらって、ナウン先生がやってるという合気道の韓国バージョン「ハプキドー」の動きがどうとかいう話を聞いたりして*2、じゃあもう一度やってみましょうか、とやってみたら、あら不思議!! 今度はけっこうすんなり届きました😲

 そこから、今度は二番目のパターンに挑戦。単音で二つ弾いて音を確認してから、重音「ドーミー(ドミ重音)ー」です。これも少しずつマシになりました。いちばん問題のファ♯ラのところは、音があまりにひどいので先生が私の弾いてるところを見て、右肘もうちょっと上げたら?とアドバイス。緊張するあまり右腕が下がって、A線まで弾いてた様子?

 ナウン先生、じゃあ次のパターン(単音なしで重音のみ)行こうか、とおっしゃいます。いや、ちょっと待って、ここまでを家で練習してくるので、続きは来週にお願いします。もう指が痛いし、時間もね……。

 ナウン先生、徹底集中型だな~。私も昔、日本語教師してたとき時間配分がうまく行かなくて、一つのことで一回のレッスン終わっちゃうことがよくありました。グレーテル先生は60分(今は120分)きっちりで終わるんだけど、その中で配分を考えてて、上手いなあと思います。

 

 で、曲やりましょう、となったところでナウン先生が、アナレリス先生のオケに入ったらどう?と言い出しました。え? もう入ってますよ~、と言ったら、いや、大学のオケじゃなくてね、こないだの土曜日もリサイタルしたんだけどね、とスマホで動画を見せてくれたのが、これ。

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 おおお、ホントだ、アナレリス先生が指揮してる! ナウン先生がピアノ弾いて、バヨのいちばん左端(コンマスの位置)にいるのはミゲルくんではないか!

 いやだけどね、この皆さん、全員プロですよね??? と言ったらナウン先生、あなたならできる!!😤 ってそりゃあそう言ってもらえるのは嬉しいけど、ノクターン、私、一年練習したからこれだけ弾けるけど、最初からこんなに弾けるわけじゃないんですよ~、大学オケだって、単純な楽譜だけどアナレリス先生たいてい、はい今日はこれやりましょうって配っていきなり初見だし、それでも簡単だから何とかなって、次にはそこそこ弾けるくらいになるけど、こんな本格的なの、私はそうそうすぐには弾けるようになりませんて! ということを説明しました。

 まあナウン先生、それでもセカンドバヨならだいたいリズム刻むだけだし、とか言ってましたけどね。そんで、確かに、これだけうまい人たちと一緒にやって必死になればさぞかし上達する(かもしれない)だろうとは思いますけどね。でも大学オケをそのために辞めたらアナレリス先生が困るだろうし、こっちのオケ、というかこれは室内楽団?で迷惑かけまくるだろうし、かと言って大学オケ始まったらけっこう時間いっぱいいっぱいだし*3

 まあもう少しして、今よりうまくなったら入れるかもですね、ということにしておきました。*4

 

 ちなみに大学は、大学のサイトを見ていたら8月5日から始まりま~す!と書いてあったので、オケ練習も今週からかな、アナレリス先生も8月頭からって言ってたし、8月には劇場でコンサートとか言ってなかったっけ? と昨日(月)先生に問い合わせてみたところ、大学で今始まったのは、勧誘コースとサマークラスで、普通の授業は28日*5からです、とのこと。でもそれもどうなるか決まったわけではないようで、また連絡しますと。コンサートは、たぶん、ないなw 

 というわけで、まだ8月いっぱいはのんびりナウン先生とのセッション(と月一のグレーテル先生レッスン)を楽しめそうです。

 

 ノクターン、ここ数日頑張ったところがあるんです、とナウン先生にも言って、とりあえず通して弾いてみましょう。ナウン先生のピアノもだいぶ本格的になってきましたw でも、ピアノ譜はページ数多くて、しかもバラで置いてるので、あ、ごめんページ間違えた、とかにもなります🤣 もちろん私が蹴っつまずいて止まることも。

 で、練習したところ、思うほどにきれいな柔らかい音にはなりませんでしたが、少なくともこれまで出していた雑音混じりにもなりませんでした。最後に、ナウン先生が、難しかったのってどこ? というので、ここです、と何度か弾いてみせたんだけど、雑音は出ず。よかったのかどうか……。ナウン先生、ん?って顔してましたしねw これ、バヨ生徒あるある? ここがうまく行かなくて~とレッスンで先生の前で弾くとうまく弾けちゃうのw 逆ももちろんありますけどね、家では弾けてたのに~~😖ってパターンw

 とにかくまた次までに練習しておきます。コレッリソナタはまたもや先送り、でものんびり行きましょう。ゾウを食べるにも一口からw

 

 そうそう、最近見たこんな動画(ショート)。

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 左手の指を開くストレッチです。これいいかも、と思って数日前からやってます。重音も、これでマシになるかなあ。

*1:借家だったけど20年くらい住んでたので、近所の人たちはみんなうちの持ち家だと思ってた可能性あり

*2:体の使い方とか、動きをスムーズにとかいうことなんだと思いますが、合気道とかまったく知らないのでさっぱり🤨❓

*3:一時期はグレーテル先生の週一のレッスンと、週二のオケ練習で前者を取ってオケやめようと思ってたくらいですから

*4:ナウン先生、レッスンの終わりに私に、この町に来たのいつって言ってたっけ?と言うので、95年ですと言ったら、あ~そのころだったらオケあったんだけどねえ、と。いや、そのころは私、バヨのバの字も弾けませんでしたからね! 文化会館でちょっと習ったのが99年ごろで、でも先生がバイオリニストじゃなくて、と言ったら、ナウン先生が、それ誰? マルティン? と……バレバレか😅 しかしあとから考えたらナウン先生、私が子供のころからバヨやってるって勘違いしてないか??? ちゃんと4年前からって言ったはずだけどなあ……

*5:月曜、と書いてありましたが28日は水曜なので、26日の間違いかも?