気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

まだまだボウイング、「手首を下げない」とは?

 先週のレッスンで、右も左もたっぷり課題をもらってしまいましたが、左指の強化は毎日少しずつ地道にやるしかないので、先が長い話として。右のボウイング、特に弦の上でふらふらするのは問題なので、この一週間、ほぼその練習に費やしてました。

 ボウイングだけ(開放弦)でやってると、まあまあできるようになっても、曲を弾こうとすると元の木阿弥なのは目に見えているので、一日目はひたすら開放弦でボウイングのみ。その次の日から、少しずつ曲を弾き、鏡で確認して、特に横滑りする箇所をチェックして部分練習、というのを繰り返しておりました。

 おかげで、それ以外の練習はほとんど進展なし! でもボウイングまっすぐは重要課題ですからね。

 

 で、レッスンに行きました。スケールとかアルペジオとか、まだまだうまく行かない課題も山積みで、特にアルペジオ、じゃあもうちょっとだけ速く弾いてみようか、と言われて、ボロボロで……。そこで言われたのが、「常に右手がリードすべし」。あ~~~~~~、前に言われてましたね、それ。ノート見たら8月ごろでした。忘れてたわ……きれいさっぱり。

 でもそれをやると、左がぐっちゃぐちゃで音程も狂いまくるんですが、ボウイングはマシになる。う~む。要は、アルペジオの左指がまだできてないってことだと思うんですよね。そう思って、ゆっくりから始めて少しずつ速くする練習もしてたんですが、なかなかうまく行かない。

 あと、速く弾くほうが、力抜けて軽く自由に弾けるはず、と先生は言うんですよ。そりゃね、できる人はねw これはちょっとまだ、私には長期訓練が必要な課題ですね。

 

 さて、今日はアリアのファーストから。これもいちおう弓まっすぐ練習はしたけど、ちゃんとできるかなあ、とドキドキしながら弾いたら、最初の折り返し点で先生がピアノ伴奏を止めて(前にお願いしたこと、ちゃんと実践してくれてる!w)、弓の返しのときの動きができてないと注意されました。ふゎい、すみません。弓まっすぐにばっかり気を取られてました(言わなかったけど)。

 もう一度弾き始めて、今度は私のほうが、前半の繰り返し2回終わったところでストップ。なんか手首の動きおかしいですよね? E線弾いてると、ダウンに切り替えるとき手がバヨの出っ張りのとこにぶち当たるし。

    この、丸のとこですね。

 

 まあ前からたまに当たることはよくあったんですが???

 

 ちょっと脱線しますけど、こんなバヨがあります。

      


 面白い形ですよね。これなら、出っ張りに手がぶつかることはなさそう(というか出っ張りがない)。

 これ、ドイツの会社Mezzo Forteというところが作ってる、カーボンファイバー製のバイオリンだそうです。弓がカーボンファイバーってのはよく聞くけど、これはバヨ自体がカーボンファイバー。木製バヨと違って湿気や温度の影響をさほど受けないというのが魅力です。音色もけっこういいらしい。アンプにつないでエレキバヨとして使うこともできるみたい。

 紹介動画はこちら(英語ですが)。


www.youtube.com

 これで聞く限り、音色はかなりいいですが、スピーカーやなんかの性能もあるんだろうなと思います。いろいろ見てたら、普通の木製バヨ(と言っても120年齢の)と弾き比べてる動画がありました。


www.youtube.com

 こちらはたぶんだけど、カーボンバヨもじかの音色(アンプにつないでない)かな。こういうものだと思って聞けば悪くないですが、木製とはかなり違いますね。面白いです。

 

 閑話休題

 どっちにしろカーボンファイバーバヨを買うつもりはないので、エッジに手が当たらないようにしなくてはなりません。先生が、どうして当たるのかを説明してくれるんですが、弓を返すとき(アップからダウンに切り替えるとき)私の手首が下がってるというんですね。ん~、でも返すときってこう(文字で表わしにくいですが)くいっとするんじゃありませんでしたっけ? と訊いたら、違うんだそうです。手首は下がらない、弾いてるあいだずっと同じ高さだ、というんです。

 ???? いや待って、弾いてたら手首下がるでしょ? というところで認識の食い違いがあり、いろいろ訊いてみたところ、どうやら私は「地面に対して」の上がり下がりを考えていたのに対し、先生が言ってるのは「弓に対して」の高さを言ってるらしいと判明。あー、そういうことか!

 で、弓を返すとき、指を曲げることで弓の動きの方向を変えますが、私はそれを頑張りすぎる?あまり、手の甲や手首まで曲げちゃってるのか……。それで、弓が弦に対して曲がったり、高さが狂って隣の弦に触っちゃったりしてるわけですね。こねくりすぎ、ってこと。次は、これを修正しなくてはなりません。

 あと、先週も言われた移弦ですが、これも肘でやるんじゃなくて肩甲骨から、と言われましたが、具体的には特にやらなかったので、きっとまた来週も言われることでしょうw でもとりあえずは弓の返しで一週間過ぎると思うので、それは次の課題ってことで。

 

 そのあと、アリアのセカンドもやる?と訊かれましたが、ここんとこぜんぜん弾いてないので、来週お願いします。

 マッケイの、それじゃ4番からやりましょう、と先生。わーい、先週4番で弓が曲がってることを指摘され、自分でも特にこの曲で曲がるのは自覚してたので、これメインに練習してました。その成果?があったのか、一回目失敗したけど(ボウイングばかりに気を取られて左手の指間違えた)、二回目はまあまあ弾けて、よくなってると。

 じゃあ次は5番。と言われ、あちゃー、これはスピッカートメインの曲なので、弓の角度はあんまり関係なく(ないわけじゃなくて、ちゃんと直角になっていればスピッカートもうまくできるんですが)、ほとんど練習してなかった……。案の定、指の曲げ伸ばしじゃなく肘突きでスピッカートやってると指摘され。小指が突っ張ってるらしいです。言われて、注意してやればいちおうできるので、あとは言われなくても、そして全曲通して、移弦があろうとポジチェンがあろうと雨が降ろうと槍が降ろうと関係なく右手はひたすら正しいボウイングができるようにならねばなりません。

 

 正直、この一週間、ボウイング練習してて、そちらにばかり気を取られているせいだと思いますが、曲を弾くと前より下手になってる気がします。音程狂ったり、リズムが狂ったり。ビブラートもぜんぜんかけられないし。でもそれは一過性のことと信じて、まずはボウイングをしっかり直すしかない。

 今度遊びに来る友達が、先日チャットで、今何習ってるのと訊くので、G線上のアリア(とマッケイ)と言ったら、それもっと初心者向けの曲なんでは?と言われました。いや、あの、私、初心者ですが?*1 と言った話を、レッスン終わって片付けしながら先生にしたら、なんかいっぱい慰め?られてしまった……。腐れ縁の友人なんで、お互い言いたいことポンポン言い合う仲だし、私はそんなに気にしてるわけじゃなかったんですけどねw

 そもそも、初心者とか中級とか(先生、アリアはまあ中級くらいと言ってた)どう線引きするのか、という問題もあるし、G線上のアリアだって本当にG線だけで弾こうと思ったらかなーーーーり難易度上がるし(少なくとも私には無理)、今みたいにほぼファーストポジションだけで弾くとしても、まだまだ音色の問題とかは山ほどあるし、さらには解釈の問題とか言い出したら、一生かけてこの曲だけ弾いたっていいくらいなわけでw

 今でもいちおう、一通り弾けるつもりになってたんですが、先日録画してみたら愕然とするほど下手くそだったw そりゃ~メニューインハイフェッツの演奏と比べてもしょうがないのはわかってるけど、それにしても近所の皆さん、毎日毎日毎日毎日こんなもん聞かせてすいません!!! ってレベルでした。先生も、週一とはいえ大変だ……😅

 しかし、下手くそと思ったときが上達するとき、という言葉もありますので、友人が来るまであと一ヶ月ちょっと、とにかく行けるところまで頑張るしかない! ま、友人が来たとて、コンサート開くわけじゃなし、誰に聞かせるわけでもなく(友人以外には)二人で遊ぶだけの合奏ですからね。そんなに気張る必要もないんですが、でもまあせっかくだからw

 毎度おなじみのパターンですが、こんな🔼感じで頑張ろうと思います。

*1:彼女がそもそも、合奏しようよと言い出して、私がまあまあ弾けそうで合奏になりそうな曲ってことでこれを選定したのは置いておくとしてもだw