今日もレッスン。今のところ順調ですが、ダンナが帰りは迎えに来てくれるものの、行きはタクシーなので、家を出て大通りまで少し歩かねばならず、しかも昼の11時。そしてタクシーはたいていクーラーなしで、先生のところでもクーラーなしなので(扇風機はあります)、ちょっと暑い。今のところ(雨季に入って少しは涼しいので)、暑くてバヨなんか弾けない!ってほどではないですが、到着するなりレッスン始まると、体が落ち着いてなくて、弓が震えたり跳ねたりします……。
たいてい15分ほど早く到着するので、そのあいだ少し休んで、一人でボウイング練習とかできればいいんですが、先生は、早く来たなら早く始めて早く終わりましょ♪って感じなので、それも言い出しにくくてねえ……。先生の家の前で少し待つとかしてみるか、それとももう少ししたら体が慣れてくるかな?
さて、今週はちょっとバタバタと事務的な用事がいくつか入って、練習が二日ほどできませんでした。他の日もあまり身が入らなかったような……。でもボウイングその他の習ったことをマスターすべく、呪文を考えました。
「ばね、アイスクリーム、ハンガー」です。
バヨと何の関係もなさそうw ばねは右の関節の動き、アイスクリームは肩甲骨の動き、そしてハンガーはビブラートかけるときの左手の指です。他にも、楽器と弓の開閉運動とか、8の字とか、気をつけないといかんことはいろいろありますが。
そして今日は、レッスンのときにもそれを忘れずちゃんと、練習のときと同じように弾くぞ!と思ってたのに、やっぱりレッスンだといろいろ吹っ飛んじゃって、ダメだねえ……。相変わらず、基礎練のスケールやボウイング、アルペジオで細かい注意を受けました。もういちいちここには書きませんが。
それから、先々週言ってたG線上のアリアのボウイングを再考することに。冒頭の長ーーーーーい一音、ファ♯を私は切り替えしなしのワンボウで弾いてましたが、たいていのプロは途中で弓を返してます。それでも音が途切れないんだよねえ。
例えば、大御所の演奏で、アンネ・ゾフィー・ムターなどを参考に。
アップボウから始める人もけっこう多いみたい。アップボウでワンボウってケースもあるし。きれいに弾けたらワンボウでもいいんだろうけど。
とにかく私は弓の切り返しに挑戦してみることにして、この最初の音をダウンとアップで弾きます。と、そこからあとのボウイングがいろいろと変わってくるわけで。
最初のころ、スズキのごく簡単な曲でも、途中でボウイングの変更を指示されると、それまでまあまあ普通に弾けてた曲があっという間にガタガタになる、という経験を何度か繰り返したので、今度も覚悟してました。たぶん、右と左の動きをセットで覚えちゃっているので、右を替えようとすると左もわかんなくなるのかなあ?
今日もだから、最初の切り替えはしょうがないとして、そのあとできるだけ早い段階でスラーを一個増やすか減らすかして、早々に元通りのボウイングに、というのが私の希望であったわけですが、先生はこの際だから全体に見直しましょう!って……😱
まあ確かに、これまでのボウイングはいろいろと私が勝手に変更したところもあり、ちょっと不自然なとことか、弓の配分が難しいところとかありました。ここはフレーズの頭だからダウンで始めたいけど、アップになっちゃうねえ、まあいいか、というところとか。
そういうところを数か所修正して、これで弾いてみて、と言われ、最初は例によって左の指も一緒にコケましたが、やり直すと案外行ける!? でも、じゃあここ、元のボウイングで弾いて、次逆にしてみて、どっちが弾きやすかった? とか言われても……w そら~今まで何百回か弾いてきた元のボウイングのほうがもう体が覚えてますから……。それでもやっぱり、ここは逆のほうが自然なボウイングかな、と思ったりして、最終的には4,5ヵ所変更が入りました。
まあこれくらいなら、落ち着いて練習したら何とかなりそう? レッスン中にもピアノ伴奏で通して弾きましたが、まあまあだったし。来週まで頑張ります。
しかしさ、いちばんの問題点、弓の返しで音が途切れないようにするのはどうしたら……? と最後に訊いたら、それはほら、今までやってきたすべてを、と言われましたw そうだよねえ~。特に8の字を意識して、と言われてその場でちょっとやってみたら、あ! なるほど、なんかマシかも?
というわけで、新しい課題です。でもこれもいずれは克服しなきゃいけないポイントだったから、ちょうどよかったのかも?
そういえば先日、こんなアリアの演奏動画を見つけました。
この人、上手ではない……けどレイトスターターっぽくもない、何者? と思ったら、概要欄にアマチュアとありますね。子供のころ習ってたけど、長年中断してたみたい。納得です。
で、冒頭のファ♯、見事に三つにぶった切ってるw もうこのくらい潔く切っちゃってもいいんか……。いや、いちおうもうちょっとつなげる努力しますけどねw これやったら先生、たぶん腰抜かすしw
何にしろ、十人十色、いろんなアリアの弾き方があるもんです。
先生の家の前でダンナのお迎えを待ってるあいだ、日陰を提供してくれた大木の小さな花。