気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

肩甲骨と姿勢まだまだ

  水曜に変更になったレッスン2回目。時間的に、行きはダンナ(普通に出勤)は無理なので、タクシーで行きます。帰りは昼ご飯の時間に近い(……でもないんだけど無理やりw)のと、レッスンするところが会社のすぐ近くなので、ダンナが迎えに来てくれて一緒に帰りますが。

 行きのタクシーの運転手さん、今日は初老の男性でしたが、おしゃべり好きな人で、バヨケースを「何それ?」と。レッスンに行くと言うと「もうだいぶ弾けるの?」って、う~~~ん、まったくバヨに触ったこともない一般の人から見たら、そこそこ弾けるって言ってもいいんかもねえ? まあまあです、って言っといたけどw バヨってどこの楽器? とか(イタリア……? たぶんw)、オペラ弾くんでしょ、とか(それにはま~~だまだのレベルですけどねw)、到着までの15分けっこうおしゃべりしました。音楽談義はいつも楽しいです。

 

 さて、レッスン。先週言われた右手の意識をメインにずっと練習してました。音色は自分比ではだいぶ良くなった気がする。でも例えばアルペジオとか、それでうまく行ってきれいに弾ける日もあれば、ぐっちゃぐちゃで前と同じか、前よりひどくなってないか!?って日もあり、いろいろ。今日は、スケールとスラーはまあまあでしたが、そのあと家では割とできてるつもりだったシュポアヴィオッティがボロボロ。これは、もっと弓先を使って、と注意されました。私の腕が届く範囲のいちばん先っぽ部分を使うんだそうです。そして、弓を小さく使う(動かす範囲を狭く)。家に帰ってから、弓にシール貼りました。シュポアヴィオッティするときに使うあたりに。でないと、弓ってどこもほぼ同じに見えてわかんなくなるんですよね。

 

 マルテレとスタッカートもまだまだ、弓を均等に、そして止めるとこではピタッと止めて、音も一音を均等に、頭とお尻が弱くて真ん中だけぶわんと大きくなったりせず、パン!と。ハイ、先生も口にタコできるほど言ってますね、その辺、すみません。

 とまあ、なんかボロボロだなと思ってたら、アルペジオは今日はマシで、一発でオッケーでした。そういう日もある……。

 

 音色がマシになったのを発揮できるのは、曲に入ってからです。マッケイの1番は特にみっちり練習しました。でもレッスンだとやっぱ緊張するのか、右手を意識してとか吹っ飛んじゃって、結局いつもと同じ演奏しかしてなかったような……。それでも先生は、音色良くなったと言ってくれましたけど。

 ただ、音が丸くまろやかになってはいるけど、今度はちんまりと小粒になってるとの指摘。そ、そうですか? 自分じゃやっぱその辺がわからないのよねえ。

 で、これも前に言われてたことですが、腕を肩甲骨から動かすべし。先生の説明によると、カチンコチンのアイスをスプーンですくいとるときの動き、なんだそうで。え、そんなんしたら、肘の高さがめっちゃ変化しませんか……? と思ったけど、そこはもちろん物の喩えですね。

 それを心がけつつ、2番3番と弾いたんですが、3番はG線メインの曲で、またもや姿勢が~右腕の高さが~。右腕をあげると、バヨの先が下がる私。右腕も、手首は上げるけど肘は脱力~、と言われ、先生が指で私の肘下を触って、ここに肘載せて、と。言われたらそのときはできるんですが、弾き始めると持ち上がっちゃう(というか上向きに力入っちゃう)。

 あと、先週注意された、弓の返しのときに肘がちょっと下がる癖も、ここ一週間鏡で見ながら気を付けてみて、下げないよう頑張ってたんですが、今日のレッスンでは、先週よりはマシになってるけど、まだ少し下がってると。やっぱ長年(て2年半だけど)の癖は一朝一夕には抜けませんね……。

 最後にアリアもファーストだけですが一回通して弾いて、これも音色だいぶ良くなってると言ってもらいました。このレベルを維持しつつますます精進してください、って、まだ終わらないのか……(いや、友人と合奏するのが最終目標だけどもさ)。まあ自分でも、右手ばっか意識して練習してたので、今度はビブラートがめっちゃおろそかになってるのはわかってます……。

 そういえばもう、ビブラート習って一年になりますね。まともなビブラートかけられるようになるには5年かかる、とかどこかで読んだ覚えがあるので、あと4年か……!w て、この調子じゃ10年かかるわッ!

 

 今日の午後練では、ボウイングと姿勢、肩甲骨をメインに頑張りました。曲への応用はちょっと後回しで、まず体に覚えさせないとね。でも、いい音出てるなと思うと気持ちいいです。

 そうそう、先週から、ここ1年近く使ってた英国製の弓を、スズちゃんと一緒に買ったザイフェルト(ドイツ製)の弓に替えてみました。先生は、弓の毛替えはそんなに頻繁にしなくていいよ~、と言うんですが、日本だと(もちろん使う頻度によりますが)半年~一年で替えろ、って書いてるところが多いです。ザイフェルトも去年、やっと毛替えしてもらって、そのあとほとんど使ってなかったので、持ち替えてみたらやっぱ英国製のよりよく鳴る気がする。弓自体の性能やバランスはほとんど違わないので、やはり英国製のは毛が少し摩耗しちゃってるんだと思います。

 そういえば弦も、張り替えてもうすぐ一年かな? 今使ってるのはちょっと上等なやつ(日本から送ってもらった)なので、一年くらいは大丈夫だろうと思ってるんですが、そろそろ替えたほうがいいんかなあ。次はやっぱりまた無難なドミナントにするか、違うのを使ってみるか、迷いつつも、たぶん今のが切れるまで使い倒すんじゃないかとw でも予備の弦、買うだけは買っといたほうがいいかな。

 でも今、弦を替えると、音が変わったのが弦の交換によるものなのか、自分の技術の変化なのかわからなくなるかな……w