気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

4度目のビブラートレッスン

 今日はレッスン、始めに弦が2本も切れた話をして、ビブラートの爪が原因?と訊いてみましたが、それは考えにくいとのこと。だよねえ。

 実は、ビブラートの練習のために出してきたカール君も、買って割とすぐにドミナントの弦をつけたばっかりなのに、A線のペグ側のナット(駒)部分が……

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 金属の巻きがダメになりかけてる。まあ、この弦を張ったあと、工房に調整に出して、たぶん何度かつけたり外したりされてるし、カール君安物だから、この弦が通る溝がちゃんと削れてなかったりするのかも。

 今のところカール君は弓で弾くことはなくて、左手の練習のみだから、弦も切れずにいますが、弾いたら切れるかもね。ドミナント、品質落ちてるんかな? それとも私の扱いの問題???

 

 替えの弦の話をしてたんですが、先生はドミナントが切れたことはないそうで、一方で、一度エヴァ・ピラッツィ(これも有名な弦)を手に入れてうきうきと使ってみたら、割とすぐダメになってがっかりしたそうで。やはり年じゅう高温多湿なここらの気候には頑丈な?ドミナントがいいみたい。そうかぁ、私もいろいろ物色してたけど、やっぱドミナントが無難なのかなあ。

 メキシコシティとかだとまたぜんぜん気候が違うので、行き来するプロ音楽家は大変だそうで。でしょうねえ、メキシコシティはだいたい乾燥してるから、逆に楽器が渇きすぎてパキパキになりそう……。私も昔、シティと行き来してたころは、シティに行くと髪の毛さらさらお肌ガサガサ、こっちに戻ってくるとお肌しっとり髪の毛ゴワゴワでしたね。

 

 さて、弦はともかく、ビブラート。いや、その前に基礎練もやって、またいっぱい注意されましたが、そこはすっ飛ばして。

 すこーーしマシにはなってるけど、小指はまだまだ、ごくゆっくりとしか動きません。薬指はそれっぽく動くんだけど、指先をもっと自分に向けて!と言われ、無理です!と反論。そしたら、先生がぐにぐにと私の手をいじって、こうすればできるでしょ、と……。うーーーん? そうなのかなあ?

 先日、家で練習してて、一休みしたとき、指先の写真撮ってみましたw

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 弦の跡がくっきりw 人差し指中指は、もうタコががっつりできてるのでほとんど痛くないんですが(でもやりすぎるとちょっと痛い)、薬指もだいぶ鍛えられてるんですが、小指は普通の人と変わらないくらいなので、ちょっとやっただけでも他の(がちがちの)指と同じくらい跡がついて、ひじょーに痛いです。

 こうして見ると、薬指に当たっている弦の角度も、他の指とそんなに違わないように見えるんですけどねえ。それでもやっぱり弦に対してかなり直角に近いので、ビブラートの動きをしても第一関節があんまり揺れないのです。

 

 ですがとにかく、ビブラートするためには指の力を抜いて、自然な感じでゆらゆらと。すみません、同じこと何度も言わせて……😣 言葉としてはわかってても、体ができない。

 あと、ビブラートかけなきゃ!と思うと右腕にまで力入ってる、とこれまた先週も言われたことを繰り返し。だって左手のこと考えたら、右手のことが頭からすっぽ抜けるんですもん、と訴えると、そこは逆にしないと、とのこと。逆って?

 つまり、ビブラートに意識を向けるのではなくて、むしろ右手に意識を持っていって、左手は考えなくてもビブラートかけてるように、とのこと。あーーー、その境地に至るにはまだまだ何ヶ月もかかりそうです……。

 

 だって、今日なんか「妖精の踊り」でビブラートかけさせられたんですよ!? んなことできるかいッ! と思うけど、やるしかない。1秒あるかないかの音にビブラート。最初の、ファッミレッドのファとレにビブラート。

 先生、私やっぱりグノーのアヴェ・マリアがいいです……😭 でもあれも小指ビブラートけっこうあって、きついんですけどねw そもそも弾けない、ってのは別にしてもw

 

 とにかくそんなで、一時間でふらふらになって終了し、片付けてるときに先生が、「まあでも気長にやりましょう、まだ始めて一週間? 二週間?」とおっしゃる……。すいません、もう丸三週間で今日が4回目のビブラートレッスンなんです……😭

 先はまだまだ長い……🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️