ビブラート一週間。とは言っても、時間にしたらそんなに練習はしてません。何しろ地味な練習だし、少しやってると指先、そして頭が痛くなってくる。この「少し」ってのは30秒とか1分とか、そのくらいw せいぜい頑張っても2分くらい? そのたびに休憩して、曲を弾いたり別のこともして、またビブラートちょっとやって、また休んで、ビブラートやって曲弾いて、みたいな。
頭が痛くなるのはなんでだろ、と思ってたんですが、今日のレッスンでわかった、首筋にめっちゃ力入る → 肩凝りから来る頭痛、だったんですね。
さて、レッスン、先生第一声「練習はどう?」ということで、人差し指と中指はたぶん形はできてるけどゆっくりしかできない、薬指はたぶん動き間違ってる気がする、小指はまったく動きません、と訴えるw
まずは基礎練(今日は何週間ぶり?のヘ長調でしかもいきなりマルテレとシュポーアとヴィオッティ!? そんなんもう何ヶ月もやってないわ!w)やってから、ビブラートまたみっちり見てもらいました。
細かいことは、書いても言葉じゃ伝わらないと思うし、まあここを読んでビブラート練習の参考にしようって人もいないだろうから、詳しくは書きませんが、自分のためのメモとして。
左手の力は抜く、ひたすら抜く。今日は先生がずーっと私の手をもみもみしてくれて、そのままコンチェルティーノ弾かされましたw 指の付け根とか、力入ってる!って言われても自分じゃわからなくないですか? 手首とか腕の当たりなら、まだ言われればそうかと思って力抜くとかできる(こともある)んですけどね、指なんて……。自分でもみもみしたらわかるんだろうけど、バヨ持って弓動かしながらだと手が足りないしw
親指はネックから離さない(緩めて!って言われると親指もふわふわとよそへ漂っていっちゃう私)。人差し指付け根は、つけたままでも押し付けないで、皮膚が骨とネックのあいだで動くように。場合によってはネックから離してもオッケー。
手の力を抜くということは、指先を丸めた状態でネックに引っかけ、腕の重さをかけるということ。それすると、今度は顎にすごい力かかります(私の腕が重すぎ太すぎか!?)。歯を食いしばる感じになって、こりゃ頭痛するほど首が凝るわ、と納得。
薬指のビブラートのときも、手の甲を横に動かすのではなくて、前後に、特に手前に動かす。これは今日の午後、家でやってもある程度できるようになってました。一歩前進。
ビブラートのスピードを上げるときは、動きを小さくする。考えたらこれも当たり前なのに、同じ振り幅で速くやろうとしてた。が、頭ではわかっても、なかなかそのとおりには動きません。特に、振りを均等にするのがまだまだ難しい。ひたすら練習あるのみ?
あと、右手とのコーディネートも大事。
家でコンチェの第二楽章にビブラートつける練習してたとき、開放弦はビブラートつけられないのに、頭のなかではつけるつもりになっちゃうので、右手(弓)でつけてたりしましたw それ、ビブラートちゃうしw まあこれは少し練習したら慣れて、やらなくなりましたけどね。
そう言えば、うんと初期、一人でちまちま練習してたころ、メロディの音が下がると弓もダウンにしようとしたり、スラーがついた練習で特に苦労してたなあw 右と左が動きリンクしすぎて、別々の動きができなかったんですね。今思うと、アホみたいな苦労ですw
前に読んだ本で練習後の楽器のクールダウンが大事と知ってから、ちゃんとやるようにしてるんですが(たまに忘れるけど、スズちゃんごめん)、それがいいボウイング練習にもなってます。開放弦でひたすら全弓デタシェ*1の繰り返し。
で、このごろは肩甲骨を動かしてのボウイングがだいぶ自然な感じで出来てきてると思うんですが、今日、気付いたんですよ。私、左手でバヨを軽く持ち上げてました。肩当て、意味なしw いやまあ演奏途中で場合によっては持ち上げる感じになることもあるんだろうと思いますが、私の場合、常に左手で楽器をぶんぶん振り回してる感じだったんですよね。でも今日ビブラートで顎に圧力かけまくった(?)あとだと、バヨだけなんて軽くて軽くて、顎で軽~く動かせるわ! で、そのほうがさらに自然に動くので、音も均等になって、ああ、きっとこうあるべきだったんだろうなあ、と今さらw
バヨって、ものすごく不自然な姿勢で不自然な動きをする楽器だと最初のころ思ってましたが、ちゃんと習ってみるとそうでもなくて、まあ確かに日常でやらない動きをする部分はあるけど、むしろいろんなところに無駄な力入れてたりとか姿勢が悪かったりとかが、修正されていくんだなと実感してます。その意味では、歳いってから習い始めるのも悪くはないなとw
ちなみに還暦過ぎのダンナのピアノも順調に(?)進んでる模様です。楽譜の音符の下に歌詞が書いてあるのがあった!とかに感動したり、そんなレベルですが、それなりに新鮮な感動味わってるんだろうなあw そっちを克明に記録するほうが面白かったりしてw
*1:均等に同じ強さで鳴らす奏法