気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

肩当てと、体力の問題

 今日もレッスン。先生に、肩当てってなんていうんでしたっけ、と訊ねたら、Almohadilla との返事。あ~、そう言えばそんなのもあったな! 「クッション」の縮小辞で、ミニクッションみたいな*1。先生は Hombrera もあるけどあんまり使わないわねえ、と。ですよね。昨日見つけた各種名称を言ったら、先生も笑ってました。腕とか手とかは、やっぱり左腕に関わってくるから、という感じだったけど、足はマジで意味不明と。

 で、先生は私が使ってるKUNは合わないそうです。硬すぎて、と。へえー、そうかな。先生細いから、肩のあたりもあまり(私ほど)お肉のクッションないからかもね。何使ってるんですかと訊いたら、Wolfだとか。あー、私も前持ってたやつかな。メキシコではKUNよりWolfが一般的なのかも。

 

 レッスン、またまた出だしのスケールは音がガタガタ。なんでかなあ、家では出来ててもレッスンで出来ないと、意味がないとまでは言わないが、寂しいw でも先生もだいぶわかってくれてるみたいで、しばらくスケールいろいろやってると(今日はまた久し振りにマルテレとかシュポーアとかヴィオッティとかやらされて、普段やってないのバレバレ)少しずつマシになってくる。

 コンチェ第1楽章、第2楽章、妖精の踊り、ブラームスのワルツと超特急で、細かいところの指示を受けながらやったんだけど、もう妖精のとこで息切れしちゃって。暗譜で左の指はほぼ考えなくても動くはずなのに、ぜんぜんダメ。先生は、私がしばらく弾いてなかったと思ったみたいだけど、実はそこそこ弾いてたんですけどねえ……。たぶん、マスクのせいもあって、酸素が脳に足りてなかったんかな。

 それと関連して、今日言われたことなんだけど、曲の最後の音を、たとえ弓がダウンで終わるとしても、音は下向きじゃなくて、上に向けて引き上げるように弾いて、と言われ……w たぶんそれ、体力の問題で、曲のラストにたどり着いたら、もう「はぁぁぁぁ~~~」って感じで脱力しちゃってるんですw もちろん、やってる曲はそんな大作じゃなくて、せいぜいでも3分くらいなんだけどねえ。

 あと、先週の肩(両肘の位置関係)の使い方も、もっと大げさでいいとのこと。特にアップのとき、両肘をぐっと寄せる感じで。そしてその動きを、意識しなくても自然にできるように。ですね、今はまだ頭で考えながらやってるから、不自然になっちゃうことも多いし、他のことに気を取られてると忘れるし。

 

 しかし今日は、最後に、音はすごくよくなってると誉めていただきました! おおお~、マジか! 家で弾いてるのの半分くらいしか弾けてなかった気がするのに。

 この先生、あんまり積極的に誉めるということはなくて、今までは私が泣き言をいうと(難しい~~、とか、なんで出来ないんかなあ、とか)、いやいや上達してますよ、という感じで言ってくれるけど、すごく誉めて伸ばします!ってタイプの先生ではないです。まあ私も素直におだてられるタイプじゃないんでw、いいんですけどね。

 でもめったに誉めないことの利点は、たまに誉められるとすごく印象に残るってことですかねw そこらへんの加減もうまい先生なのかも。

 

緊張しないためのレッスン

 ところで、ちょっと前になるけど、日本でフルートやってる友人(もう10年も続けててすごい)がお薦めの本を送ってくれて。

 

  これなんですけどね。最初のほうを読んでみたけど、うーん、これはある程度弾ける人が(タイトルも「演奏家のための」だし)緊張で弾けなくなるときにどうすべきか、という本だよね。私はそもそも弾けないんだから、これを読んでもうまくはならないよな、と思ってしばらく本棚に置いてたんですけどね。

 先生との対面レッスンが始まって、オンラインよりもさらに緊張しちゃう気がするので、そろそろ本気で読んでみようかな。

 

遠い目標の曲

 それと、同じ友人が今朝、友人たちと合奏したという録音を送ってくれて、ファイルの名前が「アザラシノクターン」w アザラシ???? と思ったら、アザラシヴィリというジョージアの作曲家だそうでw 

 YouTubeにもけっこうあって、バージョンがいろいろで、バヨとチェロとピアノとか、バヨ2挺とピアノとか、弦楽五重奏とか。でも、ゆったりとしていい曲だなあ。私が特に気に入ったのは、ピアノとヴィオラの二重奏。


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 ヴィオラの落ち着いた音色にすごく似合ってる(なんか動画の映像と音は合ってないけど……)。

 

 オリジナルはどういう編成なんだろうか? この五重奏は楽譜付き。これもいい感じ。


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 こんなアレンジ版もあって、ピアノとチェロとバヨとフルートとソプラノ!


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 ほぼソプラノのがメインだけど、こういうのも好きだなあ。

 

 これ、バヨで弾くにはハイポジションやらビブラートやら必須だから、私にはまだまだ早いけど、いつかやりたい曲のリストに入れておきます。

*1:実際、綿を入れたクッションをバヨの裏にゴムとかで取り付けるのもあるみたいで、スポンジを貼り付けるのとかもあり。でも、そういうのって楽器の響きにかなり影響しそうですけどね