これ、私にはまーだまだ手が届かないレベルの話だけど。
冒頭だけ面白かったので、メモしておこうと。
すごいな、5分30秒くらいからのデモンストレーション演奏、単なる音階2オクターブ弾いてるだけなのに、私も毎日毎日弾いてる音階なのにw、この違い。
理解できた範囲(て、最初のほうしか見てないけど)では、バヨで表現力を付けるのに大事なのは三つ。
- 強弱のバリエーション
- ビブラートのバリエーション
- 音色のバリエーション(前にあったウェーブ練習はこれのためらしい?)
言うは易い。
ビブラートはまだぜーんぜんやってないから置いとくとして、音色もまだまだそれ以前の問題だけど、強弱くらいはできるようになりたいなあ。でも実際、楽譜に書かれた単純なフォルテやピアノの記号に沿って強弱付けようとしても、これがけっこう難しい……。これからのレッスンでは、そこちょっと重点的に教えてもらおうかな。
今までも習ってなかったわけではなくて、耳学問としては、音の強弱をつけるには、
- 弓のスピード
- 弓の圧
- 弦の上での弾く位置(駒寄り=強、指板寄り=弱)
だと思うんだけど(私の勝手な思い込みの可能性あり)、一度レッスン中に先生にチラッと言われたのは、弓の速度ではなく圧力で、とのことだった。これまたロシア派の話だけど(他の流派はわかりません、同じかも)、人差し指でひねり圧をかける。
そういえばスケールを使ってのボウイング各種を少しずつ教えてもらっているんですが、最初はデタシェ(普通に、一定の強さで)、次がマルテレ(以前の記事に書いたやつ)とスタッカート、その次がスフォアSphor*1、そしてヴィオッティViotti。このスフォアとヴィオッティってのは、私は知らなかったんですが、作曲家の名前みたい。で、その名前を冠した練習法? 日本語では探してもヒットしないので、日本ではあまり知られていないのかも。
で、ヴィオッティっていうのが、こんなの。
MuseScoreで作った楽譜ですが、わかりにくくてごめんなさい。ト長調2オクターブで、冒頭のソ以外は2音ずつ弓を同じ方向で、そして2音目にアクセント。
このアクセントをつけるのを、弓の使う量(長さ)でつけちゃうのもありですが、人差し指でひねるような圧力を加えてアクセントつける、という練習らしいです。これももっとマジメにやれば、強弱の練習になり、ひいては表現力を付けることになるのかも? (いや、もしかしたら強弱とアクセントは別物だったりするんかも。今度のレッスンで確認します)
サイモン・フィッシャーの本
それともう一つ、冒頭でクルガノフさんがチラッと言及した、サイモン・フィッシャーって誰?ってのが気になりました。
バヨの教則本はそりゃいっぱいあって、私もいくつかは持ってるし、さらにいくつかは名前を聞いたことあるくらい有名なのがまだまだあるけど、サイモン・フィッシャーって初耳。
調べてみると、オーストラリア生まれ? 何年に生まれたのかちょっとわからない。イギリス人って記述もあり、移住してるのかも? バイオリニストで教育者でもあり、総括的な本をいくつか出しているみたい。
これが、まず百科事典的な(←アマゾンレビューにあった言葉)バヨ練習の総括かな。
Basics (Violin): 300 Excercises and Practice Routines for the Violin
- 作者:Fischer
- 発売日: 1997/12/01
- メディア: ペーパーバック
そしてこれが、ベーシックな練習300、というやつで、これは日本語でも出ている。
それから、実践編。
スケール(音階)の本もあるみたい。
どれも品切れとか、あっても高いし、英語だし、一部試し読みできるサイトもあって見てみたけど、かなーり緻密に説明とか書いてあり、じっくり勉強するにはよさそう、でも今の私がやるかと言ったら、それ以前にやること山積みだろ、となるかな。
とりあえず、こんなのもあるんだ、と覚書で。