気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

音階と基礎練習、指が短い話

 最近あんまりマジメにやってない基礎練習……。ボウイングの練習に時間取られるし(言い訳)。

 でも、日本じゃあんまり知られてないらしいちょっと変わった練習もあるので、少しずつ紹介していこうかな。その前に、今日は愚痴だけw

 

 

 バイオリン、最低音はソなので、いちばんしっくり来る音階はト長調(ファ♯)です。ファーストポジションで、2オクターブ弾けます。

 また話脱線するけど、バヨ始めたとき、弦がすべて完全5度なのに感動しました。開放弦ソレラミ。ギターはミラレソシミで、ほぼ全部4度なんだけど、ソシだけ3度。だから調弦のとき押さえるフレットがそこだけずれる。まあそういうもんだと思ってたけど、バヨはそのずれがない。

 しかも、未だに、〇長調/短調って言われても、シャープやフラットがいくつどこに付くとか覚えてないんですが(愚痴りついでに言うと、ドレミとCDEだけでもややこしいのに、そこにさらにハニホとか、もうなんでやねん!!ってなりませんか?)、バヨを始めたら、最初のG線(開放弦ソ)で始まる音階はト長調でシャープ1個、次のD線(レ)で始まる音階はシャープ2個(ニ長調)、A線(ラ)で始まるのはシャープ3個(イ長調)、E線(ミ)で始まるとシャープ4個(ホ長調)。少なくともこの4つに関しては、取っ掛かりができた! というかなんか美しくて感動しちゃいました。こういう数学っぽい音楽理論はけっこう好きです。すぐ忘れるけどw

 

 で、理論はともかく実践。ト長調スケール2オクターブを下から上へ、そしてまた下がる。

 この音階を使って、いろんな練習します。スラーとか。スラーはバヨの場合、弓を返さずに同じ方向で弾きます。で、2音スラー、4音スラー、8音スラー、16音スラー。最後のだと、2オクターブをワンボウで弾くw ソラシドレミファ♯ソラシドレミファ♯ソー(最後の一音は倍の長さ)。最初のころは、そんなんぜったい無理!とか思ってたけど、やってるとだんだんできるもんですね。最近やってないから、わかんないけどw 音がきれいに出てるかどうかも、まあちょっと置いといてw 

 あと、マルテレとスタッカートとか(別記事にします)、SphorとかViottiとか(これも日本じゃあんまりやらない練習? いつか書きます)、あとアルペジオ(分散和音)三つ分(ソシレ、ソシミ、ソドミ)を単独と3音スラーと6音スラーと、トリルもあるし、とにかく、一通りやるだけで一時間くらいかかる。だから最近だいぶ端折って、半分かそれ以下しかやってない、ヤバい。先生がいつ産休から復活するのかわからないけど、たぶん、ここら全部やらされて、できなくて、やってないのバレバレ、ってコースが目に浮かぶ。先生から連絡が来たら、一週間待ってください!って言って、そのあいだに必死にやれば何とかなるかな???

 

 で、ト長調はだいぶできるようになったから、そろそろ違うのもやりましょうかと先生が次に指定してきたのが、ヘ長調(シ♭)。これは、ファーストポジションでは1オクターブしか弾けないので、ファからファまで。

 これがね……アルペジオは楽なのよ、音数少ないし、指もそんなに難しくない。でも左の人差し指と小指が、ト長調のときより半音分離れる、これが苦しい……。

 

 私の小指、かなり短いです。薬指の第一関節の筋より5mmくらい低い。これでも頑張って(特に弾き始めたばかりの30代前半だったころ)左小指を引っ張ったり、あと指のあいだをストレッチしたりして、少しは伸びたんですよ。右小指はもっと短いw 参考写真、ダンナに撮ってもらいましたw

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 そもそも手全体も小さめ。まあそれでも、ギターのネックに比べればバヨのネックはほっそりしてるしね。小指も頑張って伸ばせば、だいたいは届くようになってました。ト長調ならば。

 バヨの音の位置を図説してみましたw エクセルでやっつけ図なので、わかりにくいですが、縦線4本が弦で、上がバヨの渦巻きね。開放弦は低いほうからソレラミになります。

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 で、ト長調スケールを弾くときは、左上のソから始まり、下のドまで行って、隣のレからまた下へ……の繰り返しで、2オクターブ上のソまで。上がるときは小指使わず、下がるときは開放弦のミラレの代わりに次の弦を小指で押さえたミラレを使う、というのが普通みたいです。

 でね、ヘ長調。シ♭とファ(♮)。これが開放弦から半音の位置に来る、人差し指。この人差し指もけっこうきついんですがト長調では人差し指はすべて開放弦から全音の位置で、これは自然な位置だから押さえやすいんだけど、開放弦から半音となると、人差し指を手の甲に対して後ろにかなりぐいっと反らす。若い人は関節柔らかいから問題ないでしょうが、年寄りは……(>_<、))スケール下がるとき、これを押さえた次の小指が……と、遠いよ~! わずかなことではあるんですが、そのわずかが、そもそもト長調でも小指ぎりぎりの私にはw

 それでも不思議なもんで、毎日練習してると、だんだん届くようにはなってきました。反則技かもしれないけど、スケール上がるときも開放弦使わず小指を使うんです。そうすると、左手のあるべき位置が上がりで整うから*1

 

 ああ、でもヘ長調は、ト長調に輪をかけて最近やってない……。ト長調ボウイング練習にけっこう使うので、それなりに(少なくとも音程は)やってるんだけどねえ……。

 という反省を自分に言い聞かせるための記事でありましたw いや、ト長調だってもろもろの基礎練、やらないといかんのよ……>自分

 

*1:もちろん最初からそうあるべきで、上りと下り(て新幹線みたいだな)で手の位置が変わってはダメよ、と先生にも言われてます