気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

最近の練習

 はぁ~~、今日も直前でレッスンキャンセルになっちゃいました。

 たぶん大学のほうのオンライン授業がどんどん通常授業になってて、先生も時間(特に通勤の)が削られるんだと思うけど、これからどうなるのかなあ……。土曜日もけっこうキチキチみたいだし。

 今日は、レッスン前にもう少し練習しておこうと思って、45分くらいだけど弾いたので、もうそれでいいことにしちゃいました。練習のあと楽譜やタブレット(ピアノ伴奏が入ってる)なども全部出かけるように用意して、着替えて、ダンナも昼休みに会社から帰ってきてくれて、あと少ししたら出かけようと思ってたところにキャンセルの連絡だったのでね……。

 

 で、ブログは前に書こうかなと思ってた、音楽と関係ないこともないネタを今日使おうかと思ったんですが、やっぱり気持ちはバヨに向いてるので、バヨの話で。

左手の指を押さえすぎてはダメという話

 こないだたまたま見たこんな動画。初めて見るチャンネルです。


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 面白かったです。私くらいのレベルだと、音色を作るのはおおむね右手(左手は音程のみ)と思うんですが、左の指の押さえる力加減でもこれだけ音色が変わるんだ!とびっくり。ネット動画でこういう、音色の変化ってのは他にもいくつか見ましたが、正直、こちらのスピーカーの問題とかもあるんでしょうけど、そんなに劇的に違う!と思えるのはほとんどないんですよね。でもこの動画だと、はっきりわかる。

 私の左手の指先、最初のころはガチガチにタコができてました。小さい植物の種をつまんだ写真を見た日本のバヨ先生がそれを見て、最初はしっかり指先を打ち下ろすけど、そのあと力抜いて、とアドバイスをくれ、そうは言われてもなかなかできないことなんですけど、ビブラートとかやらなきゃいけなくなってだいぶ力抜けてました。指先のタコもけっこう柔らかくなってたと思うんですが。

 今度はポジションチェンジを習い始めたら、指先にタコが復活。いかんなあと思っていた矢先に、この動画を見ました。うむ、やっぱりちゃんと力抜かないとねー。……と思ってるだけで、実行はできてませんけどw

 今改めてこの動画を見て、もっと気を付けて弾く練習しないとなー、と反省しました。次のレッスンまで一週間、そのあいだにも頑張ろう~✊

 

初心者向けイスラエル民謡

 もうひとつ、こないだ見つけた動画。


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 いつもお世話になってるマウラー氏です。G線上のアリアもピアノ伴奏、毎日使ってます。が、これはイスラエル民謡とかで、なんか勇ましくてカッコいい~。しかも、簡単。これならほぼ初見で、このテンポでもまあまあ弾ける。

 と思って、楽譜を書き写して弾いてみました。うん、弾ける、けど……なんか違うw マウラー氏の演奏をじっくり聞いて、弓の使い方とか強弱とかも気を付けて弾いてると、だんだんマシになってきました。それと、小指のときの音程とか、勢いよく弾くので、左の指の上げ下げが甘いとすぐ雑音が出るとか、かといって指を大きく上げてると八分音符のところでリズムが乱れたり、簡単に見えてもきっちり弾くのって意外と難しい……。

 というわけで、これも勝手にこっそり、ここ数日練習してます。

 ところで、勇ましいと思ったけど、Kol Dodi、タイトルの意味が英語だとThe Voice of My Beloved??? え、なんかそういう甘い歌なの?w いやそりゃわかんないですけどね、歌うのが女性で恋人が男性かもしれないし、イスラエルの文化ってよく知らないし。

 

 すごい脱線しますけど、ドイツで誰からだったか強烈にお薦めされて買った(でもたぶん挫折した)、キルギスの作家チンギス・アイトマートフの本があります。日本語でも『ジャミーリャ』『ジャミリャー』『絵の中の二人』『この星でいちばん美しい愛の物語』とさまざまなタイトルで出版されてるみたいですが。

 ジャミーリャというのは主人公の女性の名前で、ルイ・アラゴンが「世界でもっとも美しい愛の物語」と絶賛したことで世界的に有名になったようです。私の持ってる本にもアラゴンの評が前書きとして収録されてます。だからたぶん、恋愛小説ですね。キルギスが舞台だと思います。

 で、私が持ってるのはペーパーバックサイズだけどハードカバーで、無地の表紙。

 でも当時、ドイツでもこれは有名だったからか、いろんな出版社から出てて、本屋さんで並べてあって笑っちゃったんですが、

   

 う~~~む……w 左のは、これ、ぜったい違うやろ!? アラゴンの「もっとも美しい愛の物語」しか読まずに装丁作ったやろ!? かといって、右のも……いや、読んでないからわかんないですけど……むしろこっちのほうがマシじゃないかなとは思いますけど。

 とりあえず私のは、ニュートラルな装丁でよかったなあ。いつか読みます。漫画だけど『乙嫁語り』とかで、この辺の生活文化も少しはなじみが出てきてるし。

 

 さて、というわけで、Kol Dodiというイスラエルの歌も、我が恋人の声というタイトルでも右のジャミーリャみたいな感じなのかも……?

 

初心者向けドイツ民謡

 さらについでですが、マウラー氏の動画をリンクしようと思ったら、新しいのがアップされてて、同じく初心者向けの、しかし今度はドイツ民謡? Auf der Mauer, auf der Lauerって聞いたことないけど……


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 と思いながら聞いてみたら、あれ? 知ってる……でも歌詞(=タイトル)が違う……。私が知ってるのはこっちの歌詞です。


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 懐かしいなあ、ドイツの小学校でこういう子供の歌、いっぱい習いました。

 でも同じメロディで違う歌もあるんかーと検索してみたら、


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 こんなんでしたw おもしれぇ~! Wanze(南京虫)とTanzen(踊る)で早口言葉みたいな歌詞で、繰り返すごとに文字が一個ずつ消えていく。たぶんゲームで、うっかり消えたはずの文字を歌っちゃうと負け~、とかやる歌ですねw

 これ、バヨ演奏はさすがに簡単すぎるかもだけど、試しに弾いてみるのは楽しいかな? 明日やってみようっと♬

 

過去曲練習も

 とはいえ、過去曲って練習しないとすぐに弾けなくなっちゃうよねー、そうでなくても乏しいレパートリーが……と思って、毎日一曲でもいいから練習しようと思いまして、リストを作ったんですよ。今まで習った曲の。最初のバッハのメヌエットとかでも、今弾くとけっこうボロボロ。でも当時苦労したところが、今ならなんで~?ってところもあるし、当時は弾けるようになってたはずなのに~なんで弾けないの~!?ってところもあり。

 とにかくまあ少しずつでも復習していこうと思って、そのリストを譜面台の下に貼ってたんですがねw 数日後にはこうなってました。

 まったくよーw でも文字を書いたところは律義にちゃんと残してくれてるのが親切……???

G線上のアリア と 演奏体力をつけるべし?

 最近バヨレッスンにキャンセルが続いてたので、今日もどうなるかとドキドキ。でも大丈夫でした!

 行ってみたら、先生、赤さん抱っこしてて、あれ今日は旦那さんいないのかな、と思ってたら、帰りが少し遅くなったらしくて、私がアリア弾いてるあいだに(たぶん)帰宅して赤さん引き取って行かれました。気が付いたらいなくなってた……w

 

 で、まだ赤さん同席のレッスン開始時、バヨ出して調弦チェックして、先生「じゃあ今日は忘れないうちにアリアからやりましょうか」って、え、基礎練のスケールもなし!!?? 

 でもピアノ伴奏をiPadに入れて持ってきてるんですけど、かけますかって訊いたら、スピーカーが電池切れでケーブル探してこなくちゃ、と先生が赤さん抱いたまま二階に行ったので、その隙に30秒ほどスケールとボウイングの練習!

 そしてやっとスピーカーつながって、演奏始めたんだけど、久し振りに緊張しちゃって……けっこうプルプル震えちゃったりしてw なんででしょ、3週間も練習して、そして初めての披露演奏だからうまく弾けなきゃいけない!みたいなプレッシャーを自分でかけちゃってたのかなあ? でもとにかく集中して必死で弾いてるあいだに旦那さんと赤さんはいなくなってたんですけどね。

 さて、このアリアの構成はAABBで(今まで弾いたバッハはたいていこのパターン)二回ずつ弾くので、一回失敗しても一回はちゃんと弾けたら、先生はいちおう弾けるものとみなしてくれるんですがw このときはBのラストを二回とも失敗してしまった……。やっぱ、苦手なところがてきめんにバレる……。

 ここんとこね、特に最初の32分音符のとこ。いちおう弾けるんですよ、ホントは、ホントに。でも何かおかしくなると、ここでつまずいてしまう。しかも、私が聞きなれているのと微妙にメロディが違う(一音少ない)ような気がして、勝手に作って弾いちゃったりw 

 そこで、ここの特訓?から始まりました。けど、先生にとってはほぼ初めての楽譜(曲は何度も弾いてるだろうけど、それも遠い過去?)。そこで、リズムはこうでしょ、と先生が数えながら歌ってくれるそれ、弾けてない私が言うのもなんですが、ちょっと違うと思います……w ていうのをお互いに何度か繰り返して、どうにか合意に至り、そこだけ弾いたらちゃんと弾けました。

 

 もうひとつの難関は、ここ。

 シラ♯シのとこ、どれも人差し指で押さえるしかなくて、半音分スライドさせるわけですが、私がやるとどうもグリッサンドになっちゃって、気持ち悪い。ここだけ抜き出して練習すると、ちょっとマシになるんだけど、通して弾いてるとまた元通り。

 というのを先生に訴えると、左の指をもっと軽く押さえて、右手の弓もここで一瞬軽く、とのこと。でも弓は一瞬といえども止めるわけではなくて、そのまま弾き続ける(ここの楽譜には表記されてないけど、ラ♯シにはスラーがかかってます)。

 それから、ここのスラーを全体的に変更しました。先生、「今から変えるとややこしくなっちゃうかな?」と、おお~、さすがにもう長い付き合いでわかってくれてる?w でもたぶん大丈夫、と言って、先生がいろいろ弾いて、弾きやすいスラーを考えてくれ、私がそれを書き込み(先週からちゃんとペン*1はバヨケースに入れてました)。

 

 そして、曲全般にもいろいろと指摘。バッハだしバロックではビブラートかけないのが基本だけど、これはかけて良し、最初の長ーーーーーいファ♯は前半かけないで、後半で徐々に大きくしていって。続く16分音符はしっかりと弓を大きく使って(レッスン始めたばっかりのころにも耳タコで言われたImpulsoってのを今日も言われました……)、でも弓を押しつけないで、音と音のあいだを切らずにずっと続けて弾くこと、などなど。

 

 アリア、一回通して弾くと5分強かかります。ふと時計を見たらレッスン終了5分前だったので、先生が「じゃあもう一回通して弾こうか」と言ってそれでおしまいだなと思い、先生と合奏で弾きました。まだまだ改善ポイントはあるけど、まあまあ間違えずに弾けました。

「じゃ、ポジションチェンジの練習曲の最後のやつ」と先生。へっ? まだやるの?w いや、私は嬉しいけど。今日は先週みたいにずっと弾きっぱなしじゃなかったので、まだ気力体力にだいぶ余裕ありましたしね。

 というわけで、マッケイの6番オールド・マドリッドという短い曲を弾きました。けど、ボロボロだったw これはポジションチェンジのせいもあるけど、全体に音程取るのが難しくて、最近、調子がいい日なら割とマシに弾けるかな?くらいのレベル。今日は、先週のレッスン終了時よりはまだまだ元気だったとはいえ、そして先週のレッスンでこの曲を弾いたときよりはマシだったとはいえ、やっぱり音程が~~~。

 実は数日前になぜかこの曲がえらく調子よくて音程もしっかり取れて、お! 今日はどしたん私!? と思いながら録画したんですが、録画しようとすると、またダメになるいつものパターンw とはいえ、前よりはだいぶ良くなってたかなあ、と思ってたんですが……今日はそれよりもダメダメでした。先生も、アリアとまったく違う曲だから、いきなり切り替えても難しかったかしらね~、と苦笑。ちくしょー、こないだ撮った動画を見せたいw

 

 しかし、うーん、もしかして先生が先週から私に教えようとしているのは、「演奏体力をつけろ」ってことなのかしらん??? いくらプロになるつもりはないとはいえ、これからコロナが収束していけば発表会とかもあるかもしれないし、そんなときに、一発で最初からちゃんと弾けないとか、まったく違う曲を続けて弾こうとしたら音程狂うとか、言ってられないですよね。合間に練習してくるので待ってください、って言えないしw

 普段の練習でもそういうことを意識して、時間的にも(練習のときは手が痛くなったりしたらすぐに休んで他のことしてます)曲目についても、もっと続けていろいろ弾けるようになる訓練をすべきなのかも。

 実は先週のボロッボロレッスンのあと、自宅での練習があ~~~なんて楽ちん、って思ってて、いや、だからダメなのか? もっと休憩を短くして体力つけないといかんのか? と思いました。チューナーを(見るかどうかは別として)練習中はつけるように、休憩のときは消すようにして、最後にスクリーンタイムでチューナーの使用時間をチェック、という形で、実質の練習時間を測ってみてるんですが、だいたいいつも午後の4時か4時半から7時までだらだらと練習して、実質バヨを弾いてる時間は1時間20分から長くても40分。つまり時間の半分は違うことしてるわけでw これをせめて、2時間に切り詰めて、そのうち1時間半は演奏してるようにしたい。頑張ります。

 

 今日はレッスンの最後に、G線上のアリアのセカンドバヨも練習したいんで、次のレッスンでスラーなどのボウイングチェックをお願いしますと言っておきました。え、セカンドも弾きたいの?と先生は意外そうでしたが、フルートの友人と合奏が目的なので、フルートもメイン旋律の楽器だし、ファーストとセカンドを交代でやるといいかなと思って、と言うと先生も納得。野心はどんどん膨らみますねえ、とか言ってましたw

 まあ実際、セカンドはちょっと譜読みしてみたんですが、耳慣れたファーストのメイン旋律じゃないので、何が何だかさっぱりわからん、というのが正直なとこw 楽譜ソフトに書き起こしてMIDIで聞いてみたんですが、ファーストと合わせて聞くと、あ、ピアノで聞いてる副旋律のとこだな、とかわかるのに、セカンドだけ単独で聞くとわからなくなる……不思議です。和音とかさっぱりわからないけど、その作用なんだろうか?

 でもこのセカンドを弾けるようになったら、また別の世界が開けそうな気もしてます。ファーストは例のマウラー氏に弾いてもらって、それに合わせてセカンドが弾けたら、どんな感じだろ?と。

 できれば今日、ボウイングチェックしてもらえたらよかったんですが、そうでなくても時間やや延長で(先生、いつもはぴったりに終わるので今日は珍しかった)申し訳ないので、来週まで我慢して、譜読みだけしておこうかな。ファーストもまだまだ練習するところはありますしね。

から復活

*1:楽譜には鉛筆書き込みが鉄則らしいですが、私はそれだと見えなかったりするので、もうずっとフリクションを愛用してます。これなら色もいろいろあるし、消せるし

先生はサディスト!?

 先週金曜のレッスンは聖週間の祝日でキャンセル、そして昨日(金)は2週間ぶりのレッスンだと気合い入れてたらまたもキャンセルの連絡あり、でも先生もさすがに2回すっぽかすのはかわいそうと思ったのか、土曜の11時にならレッスンできるかも、とのことだったので、じゃあそれでお願いします。ということになりました。

 

 この二週間、練習は基礎練はサードポジション入れたアルペジオメインに、そしてマッケイの1番から4番をウォーミングアップにさらっと、そしてまだまだちゃんと弾けない5番と6番をもたもたとやって、あとはぜーーーんぶG線上のアリアに費やしてました。ピアノ伴奏の動画を見つけたのもあって練習はけっこう捗ってた、と思う……。それでも最初のころはリズム取るのが難しくて、ピアノ譜をプリントアウトしてリズム割りしてみたり、それを見ながら演奏を聞いてメロディで覚えようとしてみたり。その譜面を机の上に置いてたら、猫にぐっちゃぐちゃにされたり。

 

 まあ、日本語の本とか、本格的に使ってる楽譜(書き込みいっぱいの)とかじゃないので、ダメージは少ないですけどね。犯ニャンはたいていこの子👇

 

 こういう伴奏動画も見つけました。


www.youtube.com

 

 ピアノ譜も一緒に表示してくれて、今どこかを示すカーソル付き。しかし、パソコンだと画面が低すぎて、椅子に座って演奏しないといけなくて、譜面が見える距離だと弓が机に当たる問題と、自分の見慣れた楽譜じゃないからいろいろわかんなくなっちゃう(今はそんなこともないと思いますが、当初は)って問題があり、じゃあタブレットを譜面台に置いてそこで再生!と思ったら、音量がぜんぜん足りないのと、音質もひどくて……。

 まあ結局前の記事に貼ったマウラー氏の演奏に合わせて練習して、徐々にピアノだけにも合わせられるよう、頑張りました。

 最初の一週間で、ピアノに合わせてまあまあ何とか弾けるかな(二回に一回は失敗するけど)くらいになり、でもレッスンキャンセルになったので、さらに一週間、磨きをかけてほぼ間違うことはなく弾けるように(音色や音程にはまだ問題ありだけど)。でもまた一日延期になったので、いくつか気になってた部分(弓の配分がいまいちでぎりぎりになるとことか、音が汚なくなるとことか)をもう少し頑張りました。

 

 こういう万全の(でもないけど)準備をして臨んだ今日のレッスン。まずはスケールでウォーミングアップ、サードポジ入れたアルペジオ、うんうん、ちゃんと練習しました(の割には出来はいまいちだけど)。

 さて、じゃあマッケイを、と言われて楽譜取り出して、1番から。細かい指摘を受けながら、2番、3番と進んで、4番はいつも自分で練習してたテンポより速めだったので、苦手な部分でつまずいて、ここできない!って思うと緊張しちゃってさらにできなくなるんですよねえ、いつも。それでも何とか5,6回繰り返して、まあまあ合格。さて、問題の5番、ピエロの踊り。

 いや、すでにね、4番の途中からだいぶへばってました。今日は午前だからまだそんなに気温は上がってなかったんだけど(あとで見たら28度くらいだった)、部屋はクーラーなしはいいとして、扇風機もなくて……。マスクしてるから、マスクの中はもう汗びっしょり。

 それと、5番はスピッカートがほとんど全部なんですが、いつも家でやるときは午後なのでクーラーかけます。すると弓の毛が縮んでパンパンに張るので、いつも緩めに張って練習してる。今日もたぶん無意識にそうしてて、でもクーラーかかってないので、弓の毛がゆるゆるでした(スピッカートは弓を跳ねさせるので、緩いとできない)。

 そんなんで、ピエロの踊り弾き始めたら、もうダメダメ。まあ弓は途中で気付いて張り直しましたが、私のほうはネジくるくるッとやってリフレッシュってわけにいかないしねえ……。

 

 そういえば最近読んだ音楽関係の本で、って、どれだったかなあ? もう忘れちゃったけど*1、レッスンの方法のひとつとして、生徒に過剰な課題を与えると頭プッツンしちゃってよけいなこと考えずに弾くからうまく弾けるようになる、って話がありました。それ読んだとき、それは、もともとは弾けるのにいろいろ考えすぎてしまってる人の場合でしょ、と思ったんですけどね。

 今日の先生、もしかしてその方法を私にやろうとしてる!?って思いましたね。ピエロの踊り、マッケイの曲にしては長めなのに(4拍子で24小節)、15回くらい弾いたかも……。しかも、特にどこがどうとかいう指摘もなく(まあ今までさんざんそういう指摘はされてて、でも出来てないから先生ももう言いたくなかったんかも?)、ひたすら、もう一回、もう一回!って……orz いや、考えたらいくつかは指摘されてたかもしれないって気がしてきましたが、もうヘロヘロで頭に入ってないし、入っても出来ないし!

 それがやーーっと終わって、6番やるころにはもう脳みそに酸素もグルコースも不足。弾いてたけど、自分が何弾いてるか、どこ弾いてるかも把握してない感じでした。

 

 6番もぐっちゃぐちゃでもとにかくやっと終わって、先生「はい、じゃあモーツァルトね」。えええええ~~~~!? アリアは!? って思ったんだけど、んで、いやあ~モーツァルトはもうこの二週間ほとんど弾いてなくて、アリアばっかり練習してたし、もう忘れてるかも……とかぼそぼそと言いながら、いやいやモーツァルトの楽譜出しました。

 このときもっとはっきり、それよりアリアやりたい!って言えばよかったのかもですけど、すでにヘロヘロで、アリアもまともに弾ける気がしなかったってのもあって、そのままモーツァルトやりました。この2週間で2,3回は練習したんですけど、レッスンのこの時点で脳みそももう限界値に近かったのもあって、楽譜見ても、えーーーと、どんな曲だっけ? どの指から始めるんだっけ?ってしばらく呆然。

 まあそれでも弾き始めたら、そこそこには指が勝手に動きましたが、ボロボロ。これももう半分以上やけくそで、先生のピアノやバヨに合わせてとにかく弾きました。間違えても強引にリズムだけ合わせて先に行っちゃうとか、それができないところはもう勝手に適当なところからやり直したりとかw ありえん暴挙w これも5回かもっとか、弾いて弾きまくって、終了。

 

 で、レッスン終わりました。えーーーーと、アリアは? もう時間ないですかね? って先生に訊いたら、ないですね、とバッサリ。だよねえ。先生、アリアやってたの忘れてたんだと。

忘れてたんかーーーーーーーいッ!

 次のレッスンのとき言ってね、今度はアリアから始めましょう、って言われました。そうですね、それがいいと思います……。このときの私、ほとんどこんな感じでしたから。

 

 最後に先生が、スピッカートはだいぶ安定してよくなってきてる、マッケイのほう(ピエロの踊り)はいい感じ、モーツァルトのスピッカートはまだ練習に必要ありだけど、こっちはデタシェとの切り替えがあるから云々とか、なんか他にもいろいろ言ってくれてましたけど、ほとんど頭に入らず

 来週はまた金曜で大丈夫ですよ、とのことで、てことは6日しかないし、火曜日はまた隣町の病院に出かける予定なので練習できないし、今日(土)は午後の練習しようかなと思ってましたが、帰宅して(土曜なのでダンナの送り迎えは余裕で、それはよかった)昼ご飯食べて、そのあとぐったり昼寝して、それでもまだ疲れてたのでだらだら動画とか見たりしながら合間に今日のレッスンメモを書き、それからブログ書いて……今日は練習なし! と思ったけど、書いてるあいだに元気回復してきたし、やっぱり今からちょっとだけやろうかなw 

 ということで、ここでブログ書くの中断して、30分だけ、アリア弾きました。こんちくしょーーーー、次のレッスンでは指摘されるとこないくらい完璧に仕上げていっちゃるーーー!(無理w)

 でも間が空くといいことも、実はあります。前回のレッスンで先生がざっと自分で弾いてみながらスラーと指遣いの指示を出してくれてそれを楽譜に書き込んだんですが、この2週間で練習してて、どうしてもうまく弾けないスラーとか、小指でって言われたけど開放弦にしちゃえ!とか、適当に自分でアレンジしちゃったところもあって、でもこれだけ間が空いたら先生も覚えてないだろ、イッヒッヒ😁

 その代わり、すでに今日でもヤバいかもと思ってたんだけど、これだけ長時間自分だけでしっかり練習しちゃうと、次のレッスンでボウイングとか指遣いの変更言われた場合に、直すのがめっちゃ大変。言われないことを祈ります。

チーンなむなむ

 

*1:後日思い出したので追記しておきます。前にも記事にした(って読んだの去年7月か! これを「最近」と思っちゃうのは老化現象だなあw)『演奏家のためのこころのレッスン』でした。記事はこちら https://ensayomx.hatenablog.com/entry/2021/07/29/082219